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2017年03月08日

MENTAL APRAXIA / Cinical - Hypocritical Existence

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コロンビアのデス・メタル・バンドの’06年1st。


少々ドラムの音がデカくて全体の音のバランスが悪いのが気になる、初期CRYPTOPSYタイプのオールド・スクール・デス・メタル。高速でウネリまくったり、妖しいメロディのリフを決めたり、ピッキング・ハーモニクスを決めたりと色々ギターもやっているのですが、ドラムの音がいかんせんデカいw 


ただ、かなりの高速ブラストを聴かせるドラムはそれはそれで実力派。何を言っているのか分からないタイプのガテラル・ヴォーカルもGood。言ってみればCRYPTOPSYの1stをさらにRawにしてバランスを悪くしたような感じ。高速ブラストとスラム・パートの緩急付いた展開もGood。音のバランスが悪かろうが、そこそこテクニカルな展開があって、綺麗さのカケラも無いデス・メタルなら大好きだぜ!っていう方には非常にオススメ。


posted by メタルエリンギ at 19:07| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | デス/メタルコア A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

PANACEA / Pray

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ドイツのスラッシュ・メタル・バンドの’95年1stにして唯一のスタジオ・フル。


地声成分が残った咆哮スタイルがメインでガナリながら歌唱する場面もあるMETALLICAのジェイムズみたいなヴォーカル、疾走とミドル、スローを切り替える展開や叙情的な曲もあるあたり、やっぱりMETALLICAを思わせるところが多いスラッシュ・メタル。OVER KILLみたいなギンギンしたベースの音がカッコいいです。ギター・ソロはメロディアスさ控えめの速弾きスタイル。スロー/ミドル・パートは完全にグルーヴ・メタル的なノリですが、なんだかんだ疾走パートもそこそこあるのが魅力的。METALLICAよりは疾走してますw


一つ言えることは、ドイツ出身だけれどもサウンドはUSです。ジャーマン・スラッシュ的な粗暴な疾走感というものはありません。


posted by メタルエリンギ at 19:05| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | スラッシュ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

OVERKILL / Under The Influence

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USのスラッシュ・メタル・バンドの’88年3rd。


OVERKILLらしいアップ・テンポなパート主体にザクザクのギター・リフと、ギンギンした主張の強い音と動きの激しいベースで聴かせるスラッシュ・メタル。シャウトというよりは抑揚の少ないメロディをハイトーンで歌うスタイルのヴォーカルが特徴的で、曲によっては正統派メタル寄りだったり、サビがメロディアスだったりするのが特徴。かといって全体的には別にメロディアスというわけではなく、実にスラッシュ・メタルらしいメロディアスさ控えめの内容です。


さらに、クレイジーに高速で弾きまくるギター・ソロも印象的。勢い重視の破壊的なギター・ソロは曲に実にフィットしています。ただ、アルバム中最もメロディアスなTr.7はギター・ソロもメロディアスです。Tr.1こそ超高速の爆走パートがありますが、基本的には2ビートでの高速疾走はほとんどないので、ベイエリア・スラッシュくらいの疾走感のスラッシュ・メタルが好きな方にオススメ。


posted by メタルエリンギ at 19:02| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | スラッシュ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

MEGADETH / Super Collider

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USのスラッシュ・メタル・バンドの’13年作。メンバー・チェンジの多いバンドですが、今作は前作と同じメンバーで制作。


リズムにちょっぴり捻りのあるミドル・ナンバーが主体の作品。今作は疾走ナンバーと言えるものは無いので、Endgameにあったような疾走曲が聴きたい方にはオススメではないです。相変わらずギタリスト、Chris Broderickの流麗なソロが強烈ですし、切れ味鋭いギター・リフもいつも通り。Tr.2、Tr.9、10は歌重視の曲になっており、特にTr.9、10はMEGADETH流メロディアス・ハードとでも言いたくないような内容。ほんのり切ないメロディと歌心のあるメロディアスなギター・ソロが印象的なTr.9はこのバンドでは珍しいタイプの曲です。


また、5分弱の長さながらも数度にわたり展開していくドラマティックなTr.6は初期のMEDADETHファンも納得の1曲と言えるでしょう。


posted by メタルエリンギ at 19:00| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | スラッシュ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

NADJA / Skin Turns To Glass (re-recorded)

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カナダのドローン・ドゥーム系バンドの2ndの再録盤らしい’08年作。全4曲入りながら、Tr.1から14:24、17:58、19:00、28:33の超大作。


変化の少ない引き摺るような重低音のドローン・ドゥーム・サウンドにノイズ、アンビエント・サウンドが絡んでいくNADJAらしい実験的サウンド。エクスペリメンタル・アンビエント・ドローン・ドゥームとでも言うべきか、そういった感じの実に個性的な重低音サウンドです。重低音リフが反復しつつ、バックでけたたましくノイズが響き渡るTr.1の後半はかなり不気味。


フューネラル・ドゥームやディプレッシヴ・ブラックみたいな悲しく陰鬱な激スロー・へヴィ・サウンドとささやくような掠れデス声の上をギラギラしたノイズが飛び交うTr.2、同じリフが延々とスローなリズムの上を反復し、ジリジリしたノイズが飛び交う不穏なTr.3の後半も強烈。ラストTr.4は終盤まで非常に小さな音のアンビエント・サウンドが響き渡るのみですが、終盤でブルータルにノイズとリズムが爆発するこれまた強烈な曲。


とにかく全編強烈なインパクトを持ったサウンドですので、ノイズ/アヴァンギャルド系が好きな方、ドローン・ドゥーム的な変化の極めて少ないへヴィでスローなリフとリズムにアンビエント・サウンドやノイズが絡み、徐々に変化していくようなものが好きな方に非常にオススメ。普通じゃないものが好きな方にしかオススメできないディープな1枚です。


posted by メタルエリンギ at 18:57| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ドゥーム/ストーナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

NAAM / Naam

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USのサイケデリック・ストーナー・ロック・バンドの’09年1st。


Tr.1から16分半程度の大作で、4分くらいまで非常に静かでサイケデリックな雰囲気の音が流れ続けますが、その後へヴィで埃臭いストーナー・ロックらしいリフが炸裂。モヤモヤしたサウンド・プロダクションが音に広がりを与えており、ブルージーなリフやインド、中東っぽい雰囲気のフレーズやシタールの音色がミステリアスな雰囲気も生み出しているサイケデリック・ストーナー・ロック・サウンド。


非常にスローなパートから、ミドル・パートまでを切り替えて突き進む展開のあるサウンドは聴きごたえ十分。抑揚のない歌メロやバッキングでふわ〜っと漂いつつや時折主張してくるオルガンのフレーズがまた呪術的で不気味な雰囲気を醸し出してきます。また、リズムだけの儀式的なTr.2、アトモスフェリックなTr.5、7など小曲を所々挿んだ構成がまたミステリアスな雰囲気を強めています。ブルージーな雰囲気のTr.3のような曲や、ラストのTr.10はブラスト・ビートを決めるところもあります。


へヴィでサイケデリックなストーナー・ロック/ドゥーム・メタルが好きな方に非常にオススメ。アルバム通してモヤモヤしたサイケデリックさが充満した作品です。


posted by メタルエリンギ at 18:54| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ドゥーム/ストーナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

MINSK / The Ritual Fires of Abandonment

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USのアトモスフェリック・スラッジ・バンドの’07年2nd。


全6曲ながら、15分前後の大作が3曲収録されている作品で、全ての曲が繋がっているのが特徴のコンセプチュアルなものを感じさせる作品。全体的に儀式的な雰囲気が漂っているのが特徴で、アトモスフェリックな静のパートと引き摺るようにへヴィな動のスロー・パートを切り替えながら突き進むサウンド。ゆっくりながらも数回にわたり展開する大作は聴きごたえ十分で、Tr.4、6等サックスが入って神秘的な雰囲気のソロが聴けるのもポイント。


ヴォーカルは基本的にはガナるスタイルであまりメロディらしいメロディは歌いませんが、Tr.2等一部でメランコリックなクリーン歌唱も聴かせてくれます。儀式的、呪術的な雰囲気で長くて展開もあるアトモスフェリックかつへヴィなスラッジ・ドゥームが聴きたい方にオススメ。
posted by メタルエリンギ at 18:52| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ドゥーム/ストーナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

PAIN / Dancing With The Dead

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スウェーデンのバンド、HYPOCRISYの首領Peterによるゴシック・メタル・プロジェクトの’05年4th。


ゴシック・メタルの中でもエレクトロ/インダストリアル・ゴシック系のサウンドが特徴。HYPOCRISYみたいにへヴィでガシガシザクザクした鋭利な感触のリフの曲と、へヴィさよりもエレクトロ・サウンドによる耽美さや儚さ、メランコリックなメロディが際立っている曲をバランス良く収録。デス・メタル的なブルータリティや疾走感はもちろんなく、スロー/ミドル・ナンバーばかりの内容ですが、HYPOCRISYでも聴けるようなゴシカルで叙情的かつダークな曲やPeterのノーマル歌唱が好きで、もっとゴシック/メランコリック・メタル的にしたようなものが聴きたい方にはとてもオススメ。


posted by メタルエリンギ at 18:50| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ゴシック/メランコリック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

NOX ARCANA / Carnival Of Lost Souls

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USのアンビエント・ゴシック・バンドの’06年作。


ジャケットからすると、クサメタル?ペイガン?メロブラ?とか思ってしまいますが、実際に聴いてみるとメタル要素はおろかロック要素すらないアンビエント・ゴシック・サウンド。悲しく儚げな単音のキラキラした電子音にピアノ、キーボード・オーケストレーション、さらにコーラスが被さったり鐘の音が加わったり子供の笑い声が加わったりする、不気味でありつつも耽美で神秘的なサウンドが魅力的。他にも魔女の囁きみたいなTr.5、ちょっぴり勇壮なTr.6、おっさんの不気味な笑い声が続くTr.8等々、中世暗黒世界というものがそのまま浮かんでくるようなサウンドです。
posted by メタルエリンギ at 18:48| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ゴシック/メランコリック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

MONKEY HEAD / Monkeyhead

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USのR&R/メロディアス・ハード・ロック・バンドの’03年1st。


ちょっとハスキーなハイトーン・ヴォーカルに、バッキング中の随所でハーモニクスを決めたり音程差のあるソロを聴かせたりするトリッキーなギターが印象的なアメリカン・メタル/メロハー・サウンド。RATTやMOTLEY CRUEを思わせるようなにぎやかなR&R系ナンバーや、アップ・テンポ・ナンバーのUSメタル的な曲と、爽やかでメロディアスな曲とアコースティック・バラードのメロディアス・ハード的ナンバーをバランス良く収録した内容。


バッキングでもコードを掻き鳴らしたり刻んだりするのみならず多彩なプレイを聴かせてくれるギターが聴きごたえあります。堅実なプレイに時折スラッピングを交えてくるベースやパワフルな音のドラムもGood。メロディアス・ハード好きには半分ほどイマイチな曲があるかもしれませんが、メロハーもUS R&R系メタルも好きだという方にはとてもオススメな1枚。


posted by メタルエリンギ at 18:46| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | メロディアスハード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

PLUTONIUM ORANGE / Volume

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フィンランドのハード・ロック/R&Rバンドの作品。


ハード・ロックと言っても’70年代ハード・ロック的なレイドバックした感じではなく、あくまで現代的な質感でありつつ、ロックというにはハードだしメタルというにはそこまでへヴィじゃないなといった感じのバランス。ジャケからはあんまり哀愁とかメランコリックな感じは漂ってきませんが、歌メロにはやっぱり北欧らしい哀愁やメランコリックさが漂っているのが特徴です。歌メロも分かりやすく聴きやすい作品。Tr.8は例外的にストーナー・ロックみたいなへヴィさとノリを持った曲になっています。


コード・ストロークを主体でノリ重視のバッキングに、儚げなクリーン・アルペジオも聴かせるギターに、手数がそこそこあるドラムが聴きどころ。エモーショナルでクリアなヴォーカルもGood。ギター・ソロも曲によってはあり、Tr.5のメロディアスな速弾きギター・ソロが聴きどころ。どれかといえばR&R系のバンドが好きな方にオススメの作品です。


posted by メタルエリンギ at 18:39| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | HM/HR O、P、Q、R | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

PANGEA / The First

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デンマークのメロディック・メタル・バンドの’98年作。


作品によってはメロディック・メタルといった方が妥当な雰囲気ですが、このアルバムはファンキーなハード・ロック・ナンバーとUSメタル的なミドル・ナンバーを含みつつも、歌重視の爽やかなミドル・ナンバーとバラードが多めの作品であり、総合的にはメロディアス・ハードと言っていいような内容。温もりのあるハスキー・ヴォーカルに、歌心がありつつトリッキーさも兼ね備えたギター、躍動感あるベースと聴きごたえのある内容です。爽やかな曲が多いので、爽やかなメロハーが好きな方にオススメ。


posted by メタルエリンギ at 18:37| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | HM/HR O、P、Q、R | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

OZZY OSBOURNE / Bark at the Moon(月に吠える)

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BLACK SABBATHのヴォーカルが率いる自身のバンドの'83年3rd。


様々なギター・ヒーローが活躍することで知られるOzzyのバンドですが、今作にはJake E. Leeが参加。手数が多くキャッチーなリフに、構築感のある速弾きソロが実にカッコいいです。Tr.2、6で聴けるようなエモーショナルな泣きのプレイも素晴らしく、決して速弾きだけではないということが分かります。


ミドル・ナンバーがメインながらも多彩な曲が収録されているのがポイントで、リフがカッコいいTr.1はもちろん、キャッチーなサビを持ち、泣きと速弾きが一体になったソロが素晴らしいTr.4、チャーチ・オルガンによる荘厳なイントロからアップテンポなメタルに展開し、バッキングにソロにJakeが大活躍のTr.5、キーボードが美しい穏やかなバラードTr.6、ベースが特にカッコいいノリが良くキャッチーな3連ナンバーTr.7と聴きどころは満載です。


前任者Randy Rhoadsのようなクラシカルなフレーズを軸にしたプレイとは一味違った魅力を放つJakeのプレイはやはり大きな聴きどころ。ギター好きはぜひご一聴を。


posted by メタルエリンギ at 18:36| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | HM/HR O、P、Q、R | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

NOCTURNAL RITES / Tales of Mystery and Imagination(エンド・オヴ・ザ・ワールド)

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スウェーデンのメロディック・パワー・メタル・バンドの'97年2nd。


日本盤には収録曲、「End of the World」からエンド・オヴ・ザ・ワールドという放題がアルバム自体につけられており、かつジャケットも違うため、Tales of Mystery and Imaginationとは全くの別物に見えてしまいますが、同じタイトルですのですでに持っている方はご注意ください。
※というのも私がかつてダブり買いしてしまったからです(笑)。


この頃のヴォーカルは日本人的にはインパクト絶大な名前のアンダース・ザックリソン。パワーこそ特筆すべきところはないものの、アンダースのマイルドでエモーショナルなクリア・ハイトーン・ヴォーカルはなかなかに魅力的。ニルス・ノーベリのテクニカルで構築感のあるフレーズの速弾きソロ魅力的。また、余計なイントロダクションが無くTr.1からいきなりクサ疾走曲というのも魅力的です。


また、後の作品では正統派メタル寄りになって疾走感が控えめになっていく彼らですが(それでもメロディは充実していますが)、このアルバムは疾走感がとにかく強く、それでいてメロパワ感も非常に強いです。全12曲中、Tr.1、4、5、8、9、10、12と実に7曲が疾走ナンバーで、HELLOWEEN的な明るいものもあれば、ネオクラ寄りなシリアスなものに、正統派寄りなものとバラエティに富んでいます。中でも明るい疾走曲でサビがキャッチーなTr.10はメロパワ・ファン必聴のキラー・チューンです。


そして他に、IRON MAIDEN丸出しな3連アップ・テンポ・ナンバーTr.2、アンダースのエモーショナルなヴォーカルが絶品な哀愁のミドルTr.3、HELLOWEENぽい明るい3連ナンバーTr.6などなどをバランス良く配置した素晴らしいメロディック・パワー・メタル作品。強いていうなら音質が多少薄っぺらいと感じるところもありますが、それでも総合的にはメロパワ・ファンであれば1度は聴いておきたいと言える充実の内容です。
posted by メタルエリンギ at 18:31| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | HM/HR K、L、M、N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

MINSTREL(吟游家) / Departure for Daydream Orbit

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台湾のメロディック・パワー・メタル・バンドの’13年1st。


全体的にとにかく日本のメロパワ・バンド、GALNERYUSのYAMA-B時代のサウンドを意識しているのがよく分かるサウンド。Syuのようにワウを効かせつつ泣かせまくり、かつ流麗な速弾きもガンガン決めるギター、YAMA-Bっぽい歌いまわしのヴォーカル、Yuhkiっぽい音色のキーボード、さらには歌メロはもちろんのこと、疾走しつつテクニカルなリズムを随所にぶちこみたがるところまで見事にGALNERYUSフォロワーなサウンドです。


ただ、音質が薄っぺらいのが難点。メロディのクサさやギター、キーボードのソロの音、ソロのクサさを伝える分には全く問題の無いクリアな音ですが、弱々しく軽いドラムや刻みリフの音はメタル的アグレッシヴさやハードさが全く伝わってこないレベルです。さらに、ヴォーカルも低〜中音域はYAMA-Bとそんなに変わらない感じで歌えていても、高音域になると一気にか細くそれこそファビオ・ドッゾみたいになってしまうのが残念なところw 高さも中途半端です。安定感十分のギターやキーボードに比べ、ドラムが少し不安定な個所があるのも難点。


曲はもうGALNERYUS好きならば「いいねぇ〜、YAMA-B時代のガルネリみたいな音出すバンドが出てきたか!」と楽しめるか、「いやいや、ガルネリの劣化コピーでしょ。」と拒否反応を示すか二つに一つでしょう。実際、Tr.5は「Shining Moment」みたいな歌メロで、展開やフレーズが「Everlasting」といった感じだし、Tr.8も「The Awakening」を思わせるような展開をします。また、起伏のある展開の曲がほとんどで、終始疾走している曲が無く、部分疾走がほとんどなところも好みが分かれるでしょう。


そんな中、インストTr.7はクサメタラー必聴なほどの激クサなギターが大炸裂する曲で、もしかしたらコレがハイライトかも…と思える内容。スロー・パートが主体ながらも疾走ありの起伏のある展開は実にドラマティックですし、高音で哀愁全開のメロディで泣きまくるギターはとにかく強烈。全9曲でTr.1がイントロ、Tr.9がアウトロですが、それぞれの曲がそれなりに長いのでボリューム不足感はあまりないところは魅力的。


とにかくB級なGALNERYUSといった感じで粗削りなクサメタルですが、クサいのが好きな方は聴いてみて損の無い内容ですし、ギターやキーボードは十分なレベルと言えます。GALNERYUSみたいな激クサなメタルが聴きたい方にはオススメ。
posted by メタルエリンギ at 18:28| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | HM/HR K、L、M、N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ANGELO PERLEPES' MYSTERY / Mystery

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ギリシャのネオクラシカル・メタル・バンドの’91年1st。(G)Angelo Perlepesが率いるバンドです。


Tr.1はRIOTみたいな哀愁の正統派メタル疾走ナンバーで、ソロにクラシカルなフレーズが出てくる程度で、Tr.2は分かりやすいメロディの叙情的なミドル・ナンバーですが、ネオクラシカル・メタル調の3連ミドルTr.3からはネオクラシカル・メタル色が一気に強まります。ソロは一層クラシカルなフレーズがメインとなり、インギーのスロー・ナンバーみたいなTr.6、クラシカルなフレーズが満載のインストのラストTr.7などは完全にネオクラシカル・メタル。


ギタリストのスタイルはネオクラシカル・スタイルで、曲そのもののクラシカル色が薄い曲でも豪快な高速ピッキングにスウィープを交えたクラシカルなフレーズのソロをガンガン決めてきます。しかもソロは長めですw 曲数は7曲と少なめですが、疾走、ミドル、アップ・テンポ、スロー、インストとバランス良く収録されていて、アナログ盤時代であればこんなボリュームだろうなと思える内容です。


難点は歌メロの弱さ。サビが、「え?今のサビ?」といった感じのインパクトに残りづらいものが大半。また、ヴォーカルはドゥギー・ホワイトを思わせるような感じで、シャウトこそパワフルだけれどもなんだか今一つパワーが足りないところもドゥギーっぽいため、可もなく不可もなしといったところです。音質面も少々薄っぺらいですが、この当時であればこんなもんかなと思ったりも。


ネオクラシカルなギターが好きな方は、豪快な速弾きにメロディアスな泣きも交えたソロで十分に楽しめるでしょうし、Tr.1やTr.7は王道でありつつも素直にカッコいいと言える仕上がりです。ネオクラシカル・メタル好きにオススメ。
タグ:クラシカル
posted by メタルエリンギ at 18:25| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | テクニカル/プログレッシヴ&ソロ・プレイヤー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

OUBLIETTE / Apparitions

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USのメロディック・ブラック・メタル・バンドの’14年1st。


女性ヴォーカルらしいのですが、聴いていてもあまりそれとは分からない気合の入った掠れデス声が実にカッコいいです。また、Tr.5ではクリーン歌唱も部分的に聴かせてくれます。メロディック・ブラックの中でも特殊なタイプで、正統派メタル、メロディック・デス的なメロディアスさではなく、ポスト・ブラック寄りな儚げなフレーズを主体としているのが特徴の、メランコリック・ブラックだとか、叙情ブラックだとか言いたくなる内容。


静と動の切り替わりのあるドラマティックに展開する練られた曲構成が素晴らしく、それでいて疾走パートも多めで疾走感もしっかりあるのが魅力的。どの曲も素晴らしいですが、特にFALLOCHの1stの曲にも匹敵するTr.4は凄まじい名曲。ゲストのDAYLIGHT DIESのヴォーカルの美声がいいスパイスになっています。儚いイントロのフレーズと叙情的で瑞々しいトレモロ・リフがたまらない1曲です。終盤のメロディアスなギター・ソロのインパクトも強烈。


大体6、7分と少々長めですが、とにかく儚く叙情的なフレーズに満ち溢れた名作。多くのポスト・ブラックほどフワフワしておらず、アグレッシヴさがしっかりとあるところが魅力的です。メロディック・ブラックの中でもクサメロ系、正統派メタル寄り系、メロデス寄り系とは一味違ったものが聴きたい方や、FENやFALLOCH辺りのポスト・ブラックが好きな方にもオススメです。
posted by メタルエリンギ at 18:23| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラック O〜Z | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

MUTALA / Carnivorous Disposition

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イタリアのテクニカル・デス・メタル・バンドの’01年1st。


2ビートとブラスト・ビートの高速疾走パートを主体に、曲中で頻繁に切り替わるビートに、変拍子も交えたテクニカルなリズム、そして多めの展開に、メロディアスさを抑えつつスウィープやタッピングなどのテクニカル・プレイを聴かせる流麗なギター・ソロによるテクニカル・デス・メタル。ヴォーカルは邪悪なガテラル・ヴォーカルで、リフは動きが多くテクニカルであるものの、要所でメロディックさなフレーズを使うくらいで全体的には邪悪さが強いサウンド。


テクニカル・デスというと、よくメロディック・デスみたいなサウンドのものもありますが、この作品は初期のPESTILENCE辺りを思わせるようなあくまでデス/スラッシュ・メタルが下地のメロディックさは控えめのテクニカル・デスであるところがポイントです。また、展開が多いのが特徴であるものの複雑すぎないのもポイントで、「次はブラスト・パート、次は変拍子〜」とカッチリとした構成をしているのが特徴です。


5〜7分程度の少し長めの曲がメインで、多彩に展開しつつも疾走感とブルータリティがきちんとあるのがやはり魅力的。3分程度のTr.7のような曲も聴きどころで、キラキラ星で始まったかと思ったら1分手前くらいでいきなり爆走し、変拍子パートも挿む展開が面白いです。他にもアルバムの真ん中にあたるTr.5はインストで、不気味なアンビエント・サウンドから荘厳に展開し、その後叙情的なアコギが加わる耽美なナンバーでGoodです。


音質面は多少薄っぺらく、演奏面もそんなにカッチリしておらず荒々しいですが、疾走感があってテクニカルな展開満載のテクニカル・デスが好きな方に非常にオススメ。また、メロディアスになるギリギリ手前くらいの感じでテクニカルなソロを決めるギタリストのセンスにも注目です。
posted by メタルエリンギ at 18:20| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | デス/メタルコア A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

CALLISTO / True Nature Unfolds

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フィンランドのプログレッシヴ・ドゥーム・メタル・バンドの’04年1st。


重低音のリフとスローなテンポ、リズム主体のドゥーム・メタルが基本と思われるサウンドながら、そのリフには悲壮感が漂っているものが大半であるところがまず特徴。儚げなトレモロ・リフや、陰鬱なアルペジオはブラック・メタル的でもあります。そして若干長めの尺の中で静のパートと動のパートが切り替わり、静のパートはかなり静か。動のパートでのへヴィ・リフと、手数多く叩くドラムが印象的です。変拍子などテクニカルなリズムをさりげなく用いたパートもあります。


ヴォーカルはハードコア寄りなスクリームとグロウルを駆使したスタイルで、そこはどことなくTHE OCEANを思わせたりもしますし、曲から部分的に漂うサイケデリックな雰囲気は6thの頃くらいのENSLAVEDを思わせたりもします。なかなか一言では語ることのできないサウンドで、聴く人によっては個性的なドゥームに聴こえたり、個性的なブラック・メタルに聴こえたりもするでしょう。そういった感じの、ブラック・メタル要素を幾分交えて悲壮感のあるスロー・パート主体で聴かせる個性派のドゥーム・メタルが聴いてみたい方にオススメ。
posted by メタルエリンギ at 18:15| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ドゥーム/ストーナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする