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2017年04月07日

ARS MANIFESTIA / The Red Behind

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イタリアの独りブラックの’09年2nd。


生気の薄い掠れデス声ヴォーカル、多重録音された寒々しいトレモロ・リフが絡み合うブラスト・パートと、ノイジーなアルペジオのスロー・パートを切り替える起伏のある展開で聴かせる薄メロ・プリミティヴ・ブラック。曲の尺が長いのが特徴的で、Tr.1から9分、9分半、8分弱、13分弱、3分、8分、20分と、短いのは3分のTr.5のみであとは長尺曲および大作という大作主義な作品。


ノイズ成分を程よく含蓄しつつも基本的には楽器の演奏はクリアに聴こえる良すぎず悪すぎずの音質がGood。トレモロ・リフが陰鬱とか悲しいとか邪悪とかそういった感じではなく、ほんのり明るさもあって、それにより虚無感のようなものを与えてくる無感情な質感であるのが特徴的で、不穏でありながらも少し浮遊感も感じさせるメロディが印象的です。20分のラストTr.7には例外的にメロディアスなギター・ソロもあります。


静と動が急激に切り替わる展開を持つTr.3をはじめ、独りブラックならではのこだわりが感じられる作風なので、独りブラックの中でも単調でRawな感じのものではなく、アーティスティックなこだわりを感じさせるものが好きな方にオススメ。それでいて薄らメロディックなトレモロ・リフ主体の薄メロ・プリブラならなお良いという方にはとてもオススメ。


また、作りこまれておりながらもブラック・メタル外の例えばメロデスや正統派といったような要素は一切感じさせずにブラック・メタルの範疇で作りこまれたサウンドというところも大きなポイントです。


posted by メタルエリンギ at 13:38| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ARKENSTONE / Hymns to Our Fatherland

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ポルトガルのプリミティヴ・ブラック・メタル・バンドの’06年2nd。


ジャケットからはなんだかクサそうな雰囲気が漂ってきますが、再生してビックリ。薄っぺらく奥に引っ込んだドラム、ノイズ塗れで何を言ってるのかさっぱりなヴォーカル、不安定でノイズに埋もれたトレモロ・リフのギターによる、プリミティヴ・ブラック・メタル・サウンド。Tr.1、6等ディプレッシヴ要素がある曲も。とにかく音はペラッペラだし、ノイズ塗れのヴォーカルとギターとドラムが耳当たりの悪い音で突き刺さってくる作品。演奏の不安定さも聴き手に不安感を与えてきます。


歌詞を読めばジャケのペイガンぽい雰囲気が伝わってくるのかもしれませんが、音を聴く限りはそんなことは微塵も感じさせないペラッペラ・プリミティヴ・ブラック。リフやリズムがシンプルな割に曲が5〜8分と無駄に長いところも特徴的。さらに曲によって音量レベルが違うのも聴き手によっては嫌な要素となるでしょう。また、起伏のあるTr.1のような曲、Tr.2のようにスロー・パートがメインの曲、Tr.3のように微妙に明るいリフが空虚な雰囲気を醸し出す軽やかな疾走ナンバーもありと曲により表情も様々。


ほんのちょっとだけギターとドラムの音に厚みがありつつ、シンプルでノイジーで全然メロディックじゃないトレモロ・リフでバタバタ爆走するTr.4はDARKTHRONEみたいでカッコよく、コレはプリブラ的に名曲。続くTr.5もプリブラ的にGood。ということで、ジャケのクサメタル、ペイガン系ぽいジャケに惑わされず、プリブラ好きにこそ聴いてみてほしい作品。しょぼくれたノイジーなトレモロ・リフとバタバタしたドラムで疾走するTr.4、5は聴いて損は無いです(ただしホントにプリブラ好き限定)。


ラベル:プリミティヴ
posted by メタルエリンギ at 13:35| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ARGATH / Societatis Draconistrarum

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フィンランドの2人組ブラック・メタル・バンドの’05年1st。ドラムは打ち込みのようです。


ギターとキーボードのみが前面に押し出され、ヴォーカル、ドラムは奥に引っ込んでいるバランスの悪い音作りが印象的な作品。その前面に出たギターは曲によっては刻みリフをメインに、曲によってはトレモロ・リフをメインに、はたまた曲によってはメロディアスなフレーズを軸にしてもいます。キーボードは不穏な雰囲気を強める役割が多め。そして曲も疾走するものもあれば、スローで邪悪なもの、さらにはフューネラル・ドゥームみたいな曲もありで、バラエティに富んでいます。


よく言えば多彩、悪く言えばサウンドに一貫性が無い作品。モヤモヤ気味の音質の中で少し楽器間のバランスが悪い音作りで、ブラック・メタルを軸に色々な暗黒サウンドを出している作品が聴きたい方向け。


posted by メタルエリンギ at 13:32| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ARCKANUM / PPPPPPPPPPP

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スウェーデンのブラック・メタル・バンドの’09年5th。PPPPPPPPPPPというタイトルがとても謎です。なお、スウェーデンの伝説的バンド、GROTESQUEに一時期参加していたというドラマー、Shamaataeによる独りプロジェクトです。


地声成分の残ったスラッシュ・メタル的なシャウト、寒々しさと薄ら叙情性を感じさせるトレモロ・リフ主体のギター、バタバタ疾走するドラムによるプリミティヴ・ブラック。Tr.1のように叙情性が無い曲もありますが、基本的にはTr.2、3のように薄メロ・プリブラ路線で薄ら叙情的なトレモロ・リフを纏ってバタバタ疾走する曲がメイン。Tr.4のイントロなどはかなりメロいので、やはり薄メロ・プリブラ好きの方にオススメの作品。


Tr.7のような邪悪なインストに、前半がディプレッシヴ・ブラックみたいなTr.8のような曲もいいアクセントになっています。


ラベル:プリミティヴ
posted by メタルエリンギ at 13:30| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ANCIENT SKIN / Nobis Quoque Peccatoribus...

ancientskinnobisquoquepeccatoribus.jpg
後にHOUR OF PENANCEのSeditionで超絶なドラミングを聴かせてくれることになるSimone PirasがArconda名義でやっているイタリアのブラック・メタル・バンドの'08年1st。キーボード入りの4人編成。


Arcondaのタイトな高速ドラムが炸裂するファストなブラック・メタルでありながらも、音質が篭っていて広がりのあるブラック・メタルらしいサウンド・プロダクションになっているのが特徴的。そしてふわ〜っとしたキーボードが不穏な音で膜のように全体を覆い、寒々しいトレモロ・リフが冷たく響き渡るブラック・メタル・サウンド。Tr.2のファストかつ寒冷なサウンドは実に魅力的です。


Arcondaのドラムをクリアに聴きたい方にはこの音質はちょっともどかしいかもしれませんが、奥から聴こえてくるテクニカルで繊細な金物の刻みにタイトなブラスト、高速の2バス連打はやはり超人的。Tr.3等でメロディックなラインを聴かせるベースも聴きどころで全体的に演奏面の聴きどころが多い優れたブラック・メタル・アルバム。掠れデス声ヴォーカルも邪悪で文句無し。


邪悪さと寒々しさに徹しつつ、トレモロ・リフやベースから微かに叙情性が漂うファスト・ブラックが聴きたい方や、高速ドラム好きにオススメ。さすがにHOUR OF PENANCEの時ほどブルータルに徹していませんが、やはりドラムがとてもカッコいいです。Tr.5のドラミングは圧巻。ちょっぴりRawなサウンド・プロダクションも含めてブラック・メタルとしても非常に高品質な名盤!


posted by メタルエリンギ at 13:16| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする