★メタルCD専門ネット通販ショップ「メタルの宮殿」★
新宮殿ロゴデフォルト2018年9月改訂(中古無し).JPG
メタルの宮殿はコチラ。

2018年05月12日

KIMAERA / Solitary Impact

KIMAERa1.jpg
レバノンのゴシック・メタル・バンドの’10年2nd。ヴァイオリン奏者入りの6人編成。

悲しみと耽美さを押し出したサウンドが基本ですが、より悲しくフューネラル要素が強かったり、デス・メタル的な疾走感と邪悪さがあったり、中東的なミステリアスさを感じさせたり、ヘヴィでドゥーム色が感じられたりと曲によって様々な表情を見せつけるところが特徴的。デス、ブラック、ドゥームそれぞれの要素が感じられますが、総合的には実験的なサウンドだったあの'90年代初頭のゴシック・メタルのようなサウンドと言えます。

5〜8分と少々長めの曲が多く、スローなパートが主体ながらもその中でテンポを切り替えたり、ヘヴィなギター中心の動のパートとギターとドラム無しでヴァイオリンとキーボードが主体の静のパートを切り替えたりといった起伏のある展開で聴かせる曲がズラリと並んでいます。元来、'90年代初頭のゴシック・メタルはプログレッシヴな要素が強いですが、コレもそういった要素は強いです。そうでありつつも一本芯の通った非常に耽美で悲しげなサウンドが魅力的です。

ヴォーカルはガテラル・ヴォイスをメインに囁くような低音掠れデス声からグロウルまでこなす実力派で、そこにゲストの女性ソプラノ・ヴォーカルが絡んで美と醜の見事な対比を演じてくれます。また、Tr.5ではキーボーディストがクリーン歌唱を聴かせてくれますが、これがとんでもなくメランコリックでVery Good。ギターはドゥーミーな質感のヘヴィなリフを中心に、トレモロ・リフも使用してきます。

スローなパートが主体ながらもスリリングな高速金物刻みを聴かせたり、複雑な2バス連打を聴かせたり、曲によってはブラスト・ビートも聴かせたりと器用なプレイを聴かせるドラムも聴きどころ。やはりこのアルバムで重要な役割を担っているのがヴァイオリンとキーボードで、悲しいメロディはもちろん、妖しげなメロディも聴かせることで様々なゴシック・サウンドを演出してくれます。

デス・メタル的な2ビートの疾走パートから急激にクリーン・ギターの静のパートに突入し、その後も静と動を繰り返しメロディアスなギター・ソロも聴けるドラマティックなTr.8、上記の通りキーボーディストがクリーン歌唱を聴かせる絶望的なレベルで悲しいTr.5、これまたレクイエム感全開で尋常じゃない悲しみを誇るラストTr.10が大きな聴きどころ。全体的に聴きどころの多い名盤!

ラベル:オススメタル
posted by メタルの宮殿 at 16:17| 千葉 ☁| Comment(0) | ゴシック/メランコリック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]