VIATIVEという名前に改名したらしい、ハンガリーのゴシック・メタル・バンドの’03年1st。このRELIKVIA名義でのフル・アルバムはこの1枚のみ。
ディプレッシヴ・ブラック寄りな陰鬱なアルペジオに、沈み込むような低音ヴォーカルが陰鬱な空気を醸し出してきたり、浮遊感のあるアルペジオがポスト・ブラック的なアトモスフェリックな雰囲気を醸し出したりしてくる個性的なゴシック・メタル。ヴォーカルはグロウルも併用するスタイルですが、絶望的な雰囲気が強めです。
ギターは上記の通りアルペジオに、ゴシック・メタルらしい中音域のどろどろしたフレーズ、動きが少し多めでテクニカルさのあるフレーズも聴かせてくれて聴きごたえ抜群です。図太くパワフルなサウンドと手数多く時に複雑なプレイも聴かせるドラムも聴きごたえ抜群。
アルペジオ主体の静のパートと、へヴィなリフの動のパートを切り替える展開が印象的なTr.1は8分あり、他も6〜9分程度の曲が数曲並んでいて尺は若干長め。その長さからもうかがえるとおり、緩急ついた展開が魅力的な作品。ダークで耽美な序盤からアグレッシヴに展開する中盤、神秘的な間奏といった流れを持つTr.2など特にカッコいいです。
神秘的なアンビエント系インストTr.3、5のクウォリティも素晴らしく、このバンドのディプレッシヴかつアトモスフェリックな要素が遺憾なく発揮されています。女性ヴォーカルをメインにしたTr.4は他より歌メロがメロディアスで聴きやすいですが、バックの演奏からはやはり絶望感が滲み出ています。
絶望的で儚くも耽美で緩急ついた展開で聴かせる'90年代サウンド継承型ゴシック・メタルが好きな方にオススメ。プログレッシヴ系が好きな方にもオススメです。
ディプレッシヴ・ブラック寄りな陰鬱なアルペジオに、沈み込むような低音ヴォーカルが陰鬱な空気を醸し出してきたり、浮遊感のあるアルペジオがポスト・ブラック的なアトモスフェリックな雰囲気を醸し出したりしてくる個性的なゴシック・メタル。ヴォーカルはグロウルも併用するスタイルですが、絶望的な雰囲気が強めです。
ギターは上記の通りアルペジオに、ゴシック・メタルらしい中音域のどろどろしたフレーズ、動きが少し多めでテクニカルさのあるフレーズも聴かせてくれて聴きごたえ抜群です。図太くパワフルなサウンドと手数多く時に複雑なプレイも聴かせるドラムも聴きごたえ抜群。
アルペジオ主体の静のパートと、へヴィなリフの動のパートを切り替える展開が印象的なTr.1は8分あり、他も6〜9分程度の曲が数曲並んでいて尺は若干長め。その長さからもうかがえるとおり、緩急ついた展開が魅力的な作品。ダークで耽美な序盤からアグレッシヴに展開する中盤、神秘的な間奏といった流れを持つTr.2など特にカッコいいです。
神秘的なアンビエント系インストTr.3、5のクウォリティも素晴らしく、このバンドのディプレッシヴかつアトモスフェリックな要素が遺憾なく発揮されています。女性ヴォーカルをメインにしたTr.4は他より歌メロがメロディアスで聴きやすいですが、バックの演奏からはやはり絶望感が滲み出ています。
絶望的で儚くも耽美で緩急ついた展開で聴かせる'90年代サウンド継承型ゴシック・メタルが好きな方にオススメ。プログレッシヴ系が好きな方にもオススメです。
ラベル:オススメタル