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2018年10月08日

ANGRA / Aqua

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ブラジルのメロディック・パワー・メタル・バンドの’10年7th。


(Ds)Aquiles Priesterが抜け、ANGRA初期に参加、かつSHAMANのメンバーでもある(Ds)Ricardo Confessoriが復帰。サウンド・プロダクションが非常にクリアで分厚く良好だった前作、前々作と比較するとちょっと薄っぺらい感じがするのが難点ではありますし、徐々に喉の調子を悪くしてしまっている(Vo)Edu Falaschiの元気がさらに無くなっているのも引っかかるところで、ライヴでもあまりいいパフォーマンスができず、それが原因でANGRAから遠ざかってしまった方もいらっしゃることと思います。


しかしながらこの作品、曲自体は非常に粒揃い。Edu節炸裂の王道クサ疾走ナンバーTr.2、ブラジルの民族音楽要素が加わった軽やかな疾走ナンバーTr.3、ANGRAお得意のメタル色薄めで跳ねるリズミカルなピアノが印象的かつ、ラストの盛り上がりが感動的なTr.4、アルバム中最もドラマティックなメロディを持つ疾走ナンバーで、トリッキーなギター・ソロも素晴らしいTr.5、前々作の「Sprouts of Time」に並ぶくらいに柔らかく優しい感動的なメロディを持ったTr.6と前半だけでもこれだけ魅力的な曲がズラリと並んでいます。


後半も、テクニカルなリズムと明るいメロディで疾走するサビが素晴らしいTr.7他、実に充実した内容。アルバム通して言えることは、前作よりはメロディがとっつきやすいという点と、サンバ等のブラジルの民族音楽要素がかなり強めに入っているという点。2nd、Holy Landほどプログレッシヴ・ロック色は強くはないですが、メロパワ的な疾走リズムにパーカッシヴな民族要素を加えたリズム面に、リズミカルかついつも以上にトリッキーなギターのフレーズが印象的です。


ANGRAではHoly Landが好きな私ですが、個人的にはそれに並ぶくらいの名盤ですし、リリースから数年経った今となっては一番聴いているアルバムはもはやコレかもしれません。冒頭の通りEduの声にはかつてのような元気は無くて苦しそうなところも正直あります。しかし、エモーショナルなヴォーカルはそれでも十分に感動的。音質面もなんだか軽いけど、曲の良さの前には無意味なことです。Tr.5、6だけでもファンは十分聴く価値があると思いますので是非聴いてみてください。


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ANGRA / Aurora Consurgens

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ブラジルのメロディック/シンフォニック・パワー・メタル・バンドの’06年6th!


前作はコンセプト・アルバムで、プログレッシヴさも強めな一枚でしたが、今作も引き続きそちら方面にシフトした作品です。ブラジルのリズムもふんだんに盛り込まれており、2nd並にブラジリアンな要素の強い作品でもあります。ストレートな疾走曲は少ない反面、やはり(G)キコ・ルーレイロのギター・ソロの複雑なフレーズが印象的!(Ds)アキレスの複雑な叩きっぷりも相変わらずで、テクニカル・メタル好きにこそ聴いてほしい作品です。


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ANGRA / Temple Of Shadows

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ブラジルのメロディック・パワー・メタル・バンドの'04年5th。


今作はコンセプト・アルバムですが肩ひじ張らずに1曲1曲普通に楽しめるのが特徴で、言われなければコンセプト・アルバムとは分からないでしょう。疾走曲が少ないという点で不満を感じる方もいらっしゃるかと思いますが、Spread Your Fire」に、Kai Hansen」がゲスト参加した当時ANGRA最速とバンド自身が言っていた「The Temple of Hate」の2曲はバンドの疾走曲の中でも突出した内容になっており、聴かないと損レベルの内容ですのでこの2曲だけでもぜひ聴いてみて欲しいです。


スネア裏打ち疾走がメインでは無いもののテンポが速い「Angels and Demons」、叙情的なメロディが美しい「Waiting Silence」、穏やかで爽やかなメロディが素晴らしい「Wishing Well」、複雑な構成とテクニカルなリズム、叙情的なメロディと民族要素が絡み合うプログレッシヴな「The Shadow Hunter」、メタル色は薄めながらも明るくも切ないメロディが素晴らしすぎる「Sprouts of Time」等々、疾走にこだわらない人にとっては名曲多数の作品。


個人的にはとにかく「Sprouts of Time」が大好きで、Fire Worksに収録されていた「Fire Works」や「Gentle Change」、BTの「Rainy Days」、Aquaに収録されている「Spirit of The Air」のようなANGRAのメタルっぽさが希薄な曲が好きな方にはぜひとも聴いてみてほしい超絶名曲です。この曲はメタルを聴かない方でもすんなり聴ける普遍的な良さを持っていると言えます。


音質面もクリアでバンド史上でも非常に良好な部類に入ります。総合的に見てクウォリティの非常に高い名盤。Eduもまだまだ力強い歌唱を聴かせてくれます。


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ANGRA / Rebirth

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ブラジルのメロディック・パワー・メタル・バンドの'01年4th。リズム隊の脱退とAndreの脱退によりピンチに陥っていたANGRAですが、新たに名ヴォーカル、Edu Falaschi、超絶リズム隊、(B)Felipe Andreoli、(Ds)Aquiles Priesterを加入させて放った作品。


6th以降少々喉の調子が悪くなりパフォーマンスが劣化してしまうEduですが、この作品ではパワフルそのもの。これが本来のEduだ!と言わんばかりの素晴らしい歌唱が聴けます。前任者よりさらに主張が強くテクニカルなベースに、独立した手と足の動きが化け物級のドラムもすさまじいの一言。曲の方も疾走感溢れる「Nova Era」、重厚かつテクニカルな「Acid Rain」、美麗なスロー・ナンバー「Heroes of Sand」等々、疾走感が高めでありつつもミドル/スロー・ナンバーもバランス良く収録されており人気の高さがよく分かる1枚。


また、「Silence And Distance」みたいな「Millennium Sun」、「Carolina IV」のようなTr.6「Unholy Wars」、「Evil Warning」のような「Running Alone」と今までのアルバムに収録されていた曲に近い雰囲気の曲が収録されているのも特徴。そこで若干の今までのアルバムの焼き直し感を感じてしまう方もいるかと思いますが、「Millennium Sun」の解放感ある展開は実に素晴らしいですし、「Unholy Wars」も疾走感と緊張感あってやはり聴きごたえ十分です。


ANGRAの中では比較的ストレートな曲も多く最初に聴くにもオススメしやすい1枚です。


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ANGRA / Freedom Call

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ブラジルのメロディック・パワー・メタル・バンドの'96年EP。

アルバム未収録曲はTr.1と3。Tr.1「Freedom Call」は「Nothing to Say」に近い雰囲気で、美しいバラード・ナンバーTr.3「Reaching Horizons」は「Holy land」、「Make Believe」、「Deep Blue」などが好きな方必聴の曲。JUDAS PRIESTの「Painkiller」のカヴァーは骨太さが本家より劣るので好みが分かれるところですが、ギター・ソロの流麗さはさすがの一言。Tr.3はほんとに美しいのでANGRAのバラード系ナンバーが好きな方はぜひ。

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ANGRA / Fireworks

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ブラジルのメロディック・パワー・メタル・バンドの'98年3rd。

当時の(Vo)Andre Matosが参加した最後の作品。今までの作品はプログレッシヴ・メタル色が強く、構成が入り組んでいたり変拍子が多めだったり、民族的な要素が濃かったりといった内容が印象的でした。また、オーケストラ・サウンドやクラシカルなフレーズをフィーチュアしたシンフォニック・メタル的なサウンドであったことも大きな特徴です。今作にももちろんそういった要素は窺えるものの、だいぶ希薄になっているのが特徴。

というより、ANGRAの作品群の中でも最もオーソドックスなメロディック・メタルなアルバムと言っていい内容です。正統派メタル寄りになったイカつさのある骨太なギター・リフのサウンドと、ずっしりくるドラムのサウンドもそれを物語ります。ただし、存分にメロディアスであることに違いは無く、リフそのものは動きが多くてテクニカルなところは変わらず。

Tr.1「Wings of Reality」は今までの作品を踏襲したような路線の非常にドラマティックな疾走曲なので、ファンはコレだけでも聴く価値あり。IRON MAIDENを思わせる要素がありつつ、哀愁のメロディとギター・サウンドが美しいアップ・テンポなTr.2「Petrified Eyes」も名曲。異国の夕暮れ時を思わせるTr.3「Lisbon」は渋み溢れるナンバー。

また、このアルバムではメタル色が薄めの曲が素晴らしいのがポイント。花火をイメージしたTr.7「Fireworks」は陽気なメロディと一瞬の切なげなメロディが入れ替わる展開が素晴らしいし、バンド史上でも最も優しい曲の一つTr.9「Gentle Change」のメロディは実に美しくて感動的。「Sprouts of Time」や「Spirit of the Air」が好きな方には絶対にこの2曲は聴いてみてほしいです。日本盤ボーナスの「Rainy Nights」も切ないメロディが素晴らしいです。

ということで、シンフォニック要素が減ってよりバンド・サウンド重視な骨太サウンドになりつつも、メロディアスさやキャッチーさはそのままに、曲構成が今までの2枚よりも若干ストレートになって聴きやすくなった1枚。ファンであれば1度は聴いてほしい内容。個人的にはメタル色薄めのメロディアスなTr.7、9だけでも元が取れるアルバムです(笑)。1st、2ndと路線は違えどコレも名盤。


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ANGRA / Holy Land

デビュー作、「Angel's Cry」でシンフォニックメタルの雛形を提示してみせたブラジルのメロパワバンドの1996年の2nd!


この作品ではそのシンフォニックさに加えて地元ブラジルの民族音楽、民族楽器を大胆に取り入れた作風となっております。疾走度の高いAngel's CryとRebirthに人気が集中しがちですが、この作品は、ANGRA史上で最も民族要素が濃厚な作品で、彼等の後輩にあたるブラジルのバンドのほとんどがこの手法を取り入れていることを考えると実はかなり重要な作品のハズ!疾走度は中程度ですが、リフのリズムに捻りがあって面白いです。10分程度の大作、「CAROLLINA W」の展開は見事!バラードでのマトスのボーカルも感動的!ちょいプログレなパワーメタル好きにオススメ。


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ANGRA / Angels Cry

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ブラジルのメロディック・パワー・メタルの代表にして、シンフォニック・メタル勢への影響も大きい重要な1枚。

当時のヴォーカル、アンドレ・マトスによる、クラシックからの影響を押し出したメロディー使いや、オーケストラ・サウンドをフィーチュアしたサウンドに、疾走感溢れるメロディック・パワー・メタル・サウンドが見事に融合した作品です。ギター・ヒーロー、キコ・ルーレイロのテクニカルなプレイも早速炸裂しています。

ただし、プログレッシヴな要素も比較的多いのも特徴で、曲構成も割と入り組んでいます。疾走パートこそ多いものの、代表曲Tr.2「Carry On」のように全編疾走する曲は稀。なので、初めて聴く方には意外と聴きづらいかもしれません。ただ、バンドの代表曲である「Evil Warning」、ミドル・テンポのメロディアスな名曲「Time」などなど名曲多数収録ですので、とにかく1度は聴いてみてほしい1枚。

なお、ドラマーは本来のメンバーが収録に参加できず、SIEGES EVENのメンバーであり、後にRHAPSODYでその名を知らしめることになる、アレックス・ホルツワースが代わりに叩いています。

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2017年04月16日

ANTHEM / Domestic Booty

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日本の正統派メタル・バンドの’92年7th。'00年に復活する前のラスト・アルバム。


硬質で骨太なリフとリズム、森川のパワフルなヴォーカルによる実にANTHEMらしいTr.1からファンは必聴。今作より参加、再始動後も引き続き活躍している(G)清水による歌心のあるメロディアスな速弾きギター・ソロが大きな聴きどころ。キーボードにDon Aireyがゲスト参加しているのもポイントで、Tr.6、7等でキーボード・プレイを聴かせてくれます。ANTHEMにしてはミドル・ナンバーが多いなあという印象もありますが、逆を言えばアップ・テンポ/疾走系と、ミドル/バラード等のナンバーのバランスがいい作品とも言えます。


Hunting Timeのようなスピーディな曲中心の内容を期待すると微妙かもしれませんし、歌メロの盛り上がりというかメロディアスさに欠けるというのも少々気になるところ。そんな中、キャッチーな哀愁のサビを持つTr.3、なかなか動きの多いバッキングが印象的なTr.4、泣きのギター・ソロが素晴らしいTr.11等が聴きどころです。最初に聴くにはオススメではないですが、前作No Smoke Without Fireが好きな方にはオススメ。

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ALICE COOPER / The Alice Cooper Show

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USのハード・ロック・アーティストによる’77年Live盤。


ストレートなUS系R&RナンバーTr.1のような曲もあれば、Tr.2のように哀愁とシアトリカルで壮大な雰囲気のUKハード・ロック的なナンバー、Tr.3のように起伏のあるプログレッシヴ・ロック的ナンバーも披露。全体的にはやはり初期のAliceらしくストレートな曲よりもアヴァンギャルドさやプログレッシヴさ、サイケデリックさが感じられるUKハード・ロック色が強めの曲中心のセット・リストになっています。完成度の高いライヴ演奏はさすがの一言。当時の空気を感じられつつ演奏がしっかりとクリアに録られている録音状態もGood。少しひねりのあるハード・ロック・ライヴが聴きたい方にオススメ。

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ALICE COOPER / Trash

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USのハード・ロック・アーティストの’89年作。(G)John McCurry、(B)Hugh McDonald、(Ds)Bobby Chouinardがメインでサポートをし、ゲストでKip Winger、Jon Bon Joviら著名人が多数参加。


USハード・ロックらしいキャッチーな歌メロを持ったミドル・ナンバーが主体の作品。'89年のハード・ロック作品とはにわかに信じがたいような非常にクリアで音圧のある'90年代以降のような優れたサウンド・プロダクションがとても印象的。Aliceのダーティなヴォーカルに、ゲスト・ヴォーカルのコーラスが幾重にも重ねられたサビがとても印象的で、L.A.メタルのようなパーティ感覚も抜群です。サポート・メンバーの演奏の安定感も素晴らしく、Alice Cooperという稀代のアーティストを実力派が支えるスタイル。


Alice Cooperを知らない方であっても、R&R的なストレートなノリのハード・ロックを主体に、穏やかで明るいバラードを混ぜたスタイルは、Girls, Girls, Girls以降のMOTLEY CRUEや、SKID ROW、RATTなどのキャッチーなUSメタル勢が好きであれば聴いてみてほしい作品。もしくはLORDIのような北欧のR&R系メロディック・メタル・バンドが好きな方にもオススメです。恐らくジャケットからくるイメージよりも随分とハード・ロック/メタルな音で驚くのではないでしょうか。


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ALDO NOVA / Blood on the Bricks

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カナダのマルチ・ミュージシャンによるハード・ロック'91年4th。


R&R下地のストレートなリズムとブルージーさや起伏のあるメロディによる、WHITESNAKE等のUKハード・ロックを思わせる曲や、よりストレートでR&R色の強いFIREHOUSE等のUSメタルを思わせるような曲、さらにキャッチーで爽やかな歌メロによるメロディアス・ハード系ナンバーを収録したハード・ロック作品。ハスキーでエモーショナルなヴォーカル、泣きに、アーミングを駆使したり音程差のあるフレーズの速弾きを聴かせたりするトリッキーなギター・ソロが印象的。


穏やかで明るいなバラードTr.4、8、ストレートなリズムと爽やかな歌メロのTr.5、9等メロハー好きにオススメの曲もありますが、アルバム全体がこうではないので微妙なところ。どちらかというとUK、USハード・ロックが好きで、そこにメロハー的な曲を数曲混ぜたようなものが好きな方にオススメ。長めの流麗な速弾きソロが炸裂するTr.10が聴きどころです。


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AIRTIME / Liberty Manifesto

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TRIUMPHのRik Emmett、VON GROOVEのMichael Shottonらによるカナダのハード・ロック・バンドの’07年作。


Rikがヴォーカル、ギター、ベース、Michaelがドラム、キーボードを担当。エモーショナルな熱唱、速弾き系のフレーズを駆使したスリリングなリフに泣きと速弾きのギター・ソロ、メロディックなフレーズも聴かせるベースと、Rikが実に目覚ましく活躍しているハード・ロック作品。メロディアス・ハード的な曲もありますが、速弾き系のフレーズを駆使したリフのTr.1、USメタル的なR&R色のあるグルーヴィなTr.2、7、叙情的でありつつ少しリズム面がひねってあるTr.3、ファンキーなTr.8等曲の幅は少し広めでありつつ、正統派のハード・ロック/メタル的な曲の方がメインになっています。


泣きのギター・ソロもありの哀愁のアップ・テンポ・ナンバーTr.5、変拍子も駆使しつつ切なく爽やかでキャッチーなサビを持つTr.6、非常に叙情的なスロ・バラードTr.10はメロディアス・ハード・ファンにもオススメ。Rik Emmettのファンであれば必聴と言える作品ですし、RikやTRIUMPHのことはよく知らんという方であってもギターの聴きどころが多いハード・ロックが好きな方、泣きギター好きにはとてもオススメな名作。多彩なギター・プレイが実に素晴らしいですし、泣きのフレーズがバッキングにソロに多めに聴けるのがオイシイです。


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2017年04月05日

BACKWATER / Take Extreme Forms

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一時期TAI PANや、X-RAYなどというバンド名でも活動していた'81年結成のドイツの超ベテラン・バンド。'86年の2ndフル以来、活動休止期間も挿んで実に27年ぶりの2013年3rdフル。


BLIND GUARDIANのハンズィやRAGEのピーヴィ系の荒々しくシャウトするダミ声ヴォーカルに、骨太なギター・リフによるパワー・メタル・サウンド。歌メロのメロディアスさはほどほどに、安定感がありつつワイルドなサウンドの演奏で聴かせる作品。Tr.1のようにハードコア的な疾走を聴かせるところが'80年代的ではありますが、ガッシリした音作りは'80年代直送系ではなく、とても現代的にアップ・デイトされており、今の若いバンドの作品と言われても分からないでしょう。


ミドル・ナンバー主体でメロディアスさ控えめのガッシリしたパワー・メタルが好きな方にオススメ。


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2017年04月03日

BLOOD OF KINGS / Starvation

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USのへヴィ・メタル・バンドの’13年1stにして唯一のスタジオ・フル。メンバーのNick Paulは、2003年〜2004年の間、WOLVES IN THE THRONE ROOMに在籍していたらしいです。


Vince Neilみたいな声質ながら、歌うというよりはラフに歌メロを叫ぶヴォーカル、キャッチーなギター・リフ、メロディアスなツイン・リード・ギター、軽快に疾走するドラムによる、NWOBHM直系な正統派メタル・サウンド。ハードコア的な疾走パートはMOTORHEADやTANK等のスピード・メタル勢のようだし、テンポを切り替える展開は初期IRON MAIDEN的でなかなかスリリングでアツいです。勢い重視の速弾きを聴かせるギター・ソロもバッチリ'80年代的。


歌メロはラフにシャウトするような感じで、ソロとかリードとかでメロディアスさや哀愁を醸し出すようなNWOBHMっぽい正統派メタル、それでいて疾走感のあるスピード・メタル系のサウンドが好きな方にとてもオススメ。何も知らずに聴けば「ん?'80年代のバンドの再発盤か何か?」と思ってしまうような'80年代的なサウンド。


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