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2017年06月12日

DEJA VU / Ejected

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ドイツの正統派メタル・バンドの’16年3rd。'08年の2nd以来実に8年ぶりの作品。


ブルース・ディッキンソンからの影響を感じさせる歌唱法と声質のヴォーカルに、硬質な刻みリフと哀愁のフレーズを聴かせるギター、タイトなリズム隊による非常に王道な正統派メタル。'80年代直系の正統派メタル・サウンドながら、そこに'90年代的なクリアな音質とへヴィさを加えたようなサウンド。ほとんどの曲がアップ・テンポ/疾走ナンバーであり、アルバム全体の疾走感は高めです。歌メロはメロディアスさや叙情性は控えめの基本的にはラフな感じで、サビ等一部でキャッチーさのあるメロディが飛び出すようなところもまさに正統派といったところ。


IRON MAIDENを思わせるようなアップ・テンポ・ナンバー、シャッフル・ナンバー等を主体に、ACCEPTやJUDAS PRIESTを思わせる疾走ナンバーや、スラッシーな高速2ビートが飛び出してきて驚くTr.8、これまたスラッシーな超高速刻みリフと2ビートがアツい疾走ナンバーTr.11のような曲もあり、正統派メタルを基本にそこに一部スラッシュ・メタル的な要素も加わっているのが特徴。上記の通りヴォーカルは基本はブルース・ディッキンソン系ながら、JUDAS PRIESTみたいな熱く硬質な疾走ナンバーTr.9ではロブ・ハルフォードみたいなシャウトを聴かせるなど器用さも見せつけてくれます。


演奏的には派手さは無いながら、哀愁のソロやフラッシーな速弾きと安定感のあるガッシリした刻みリフを聴かせるギター等実に王道ですので、正統派メタル好きには是非とも聴いてみてほしい作品です。'80年代正統派メタルを基本に、音質面と軽く演奏面も現代的にアップグレードしたようなものが聴きたい方にオススメ。


ラベル:正統派
posted by メタルエリンギ at 11:17| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | HM/HR C、D、E、F | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

DARKING / Sons of Steel

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イタリアのエピック・メタル・バンドの’10年1st。


'90年代パワー・メタル直系のクリアで厚みのある音質と骨太なリフ、リズムで聴かせる正統派/パワー・メタル・サウンド。ヴォーカルも安定感があり、低〜高音域とかなり声域も広いのが特徴。ただ、サウンドの傾向が勇壮さを押し出してメロディアスさやクサみは控えめにしてあるので、ヴォーカルの声の広さに反して歌メロにはあまり起伏が無くどんよりした雰囲気であるところは好みが分かれるでしょう。かえってクサみが薄めで、勇壮さや神秘的な雰囲気を感じさせるようなサウンドが好きな方にはむしろオススメ。


ミドル・ナンバー、アップ・テンポ・ナンバーがバランス良く収録されていますが、そのほかにも1曲の中でテンポの切り替わりなどの静と動の対比があるドラマティックな展開も特徴的。そしてアルバム全体的に手数多くスピーディなフィル・インを決めまくってくるドラムが非常にウマくて聴きごたえ抜群です。ギターはどんよりした雰囲気のリフや硬質な刻みリフを軸に、ソロでは哀愁のソロを聴かせてくれます。疾走感が強いサウンドではないですが、Tr.5はRUNNING WILDやGRAVE DIGGER辺りを思わせる疾走ナンバーでカッコいいです。


どれかといえばミドル・パート主体にがっしりしたリフで突き進むクサさ控えめの正統派メタルが好きな方にオススメ。


ラベル:正統派
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2017年06月07日

DARK MIRROR / Portrait of Evil

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USの正統派/パワー・メタル・バンドの’09年2nd。


相変わらず音の取り方はラフでありながら、強靭なハイトーン・シャウトを聴かせるヴォーカル、'90年代的なへヴィさも幾分ある硬質な刻みリフに哀愁のメロディを絡めたギターによる哀愁の正統派/パワー・メタル。ヴォーカルは前作は中音域主体に時折ハイトーン・シャウトを絡めるスタイルでしたが、今作はハイトーン歌唱も聴かせるようになっています。ただTr.3等でちょっとラフすぎてヨレヨレだったり、ハイトーン連発すぎてちょっとやかましく感じてしまったりする場面もあります。


一方で、前作はそれほど印象に残らなかったギターがイイ感じにレベル・アップしているのがポイント。Tr.3のサビのバックのドラマティックなメロディに、Tr.4冒頭の激クサな哀愁のメロディなどは正統派/パワー・メタル好きに突き刺さるでしょう。また、アップ・テンポ/疾走系とミドル/スロー系のバランスが良くなっているのもポイントで、アツいシャウトが炸裂する正に正統派メタル!なアップ・テンポ・ナンバーTr.6のようなキラー・チューンも存在します。


ヴォーカルは上記の通りハイトーン歌唱もするようになったので、歌メロがとにかく地味だった前作とは比較にならないくらいメロディアスになっていますし、ギターもよりメロディアスなソロを聴かせてくれるようになって、格段の成長が感じられる仕上がり。前作はあくまでB級以下正統派メタルも全部制覇してやるぜ!くらいの気合の入ったマニアにしかオススメできないような内容でしたが、今作は幅広く正統派/パワー・メタル好きにオススメできる好内容となっています。


ラベル:正統派
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DARK MIRROR / Visions of Pain

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USの正統派/パワー・メタル・バンドの’07年1st。


中音域で地味目なメロディを歌ったり、ハイトーン・シャウトを決めたり、中音域のヴォーカルに部分的に一オクターブ上のハイトーン歌唱を被せてくるヴォーカルが印象的な哀愁の正統派/パワー・メタル。ザクザクしていて適度にへヴィさのあるリフはスラッシュ・メタル的ですが、曲はミドル・ナンバーがメインで、疾走ナンバーはTr.2と7の2曲だけ。基本的には分かりやすい構成をしており、展開も特に変わったところの無い普通なサウンドですが、Tr.9だけはミドルで始まり終盤にスラッシーに疾走する展開があります。ラストの7分のTr.10もシャッフル・ナンバーであるという以外は別段変わった展開も無いです。


Tr.11以降はアルバム曲のデモ音源になっており、デモらしく本編より薄っぺらい音質です。クサみの無い歌メロ、しかしメロディアスな哀愁のソロ、ハイトーン・シャウトといった点ではJUDAS PRIESTを思わせたりもしますが、やはりそれらよりもB級臭が強く、そこにスラッシュ・メタル的なリフの硬質さを加えたような正統派メタルです。あくまでB級以下正統派メタルも全部聴かなきゃ気が済まない!というマニアの方向けの作品。


ラベル:正統派
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2017年04月26日

CRYING STEEL / The Steel Is Back!

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イタリアの正統派メタル・バンドの’07年作にして、20年ぶりの復活の2nd。2016年からはなんとヴォーカルにはあのTony Millsが参加しているそうですが、このアルバムは違う人です。この作品はどうやら'80年代の時と同じメンバーのようです。


完全なる'80年代直送正統派メタル・サウンドが心地よい作品。少し細目の声質ながらも切れのあるハイトーン・ヴォーカル、硬質な刻みリフとフラッシーなソロをガンガン決めるギター、安定感抜群のリズム隊と、さすがに活動歴そのものは長いだけあって実力派のサウンド。また、正統派メタルの中でもIRON MAIDENではなくJUDAS PRIESTタイプのストレートな構成とリズム、キャッチーな歌メロで聴かせるスタイルが特徴。とにかく真っ直ぐで分かりやすい正統派メタルが爽快です。


また、程よくミドル・ナンバーを交えつつもアップ・テンポ・ナンバーと疾走ナンバーが主体で聴いていてかったるさが無く、曲の配置のバランスもいいのがポイント。歌メロは正統派らしくクサすぎない程度の程よい哀愁がかかっており、やっぱりそういった点もJUDAS PRIEST的。Tr.5のように若干哀愁強めでACCEPTを思わせるような曲もあります。ともあれ、IRON MAIDENみたいに曲にひねりのある正統派ではなく、とにかく愚直なまでにストレートなJUDAS PRIEST、ACCEPTタイプの正統派メタルが好きな方にオススメな1枚。綺麗すぎない音質もまた'80年代的でVery Goodです。


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CONQUEST / Frozen Sky

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ウクライナのメロディック・パワー・メタル・バンドの’05年2nd。


今作ではヴォーカルがAlex G.L.に交代。クリアなハイトーンを軸にしたヴォーカルで、より起伏に富んだ歌メロに仕上がっているのが今作の特徴。また、前作はツイン・ギター編成でしたが今作はギタリストは中心人物のW.Angelのみとなり、キーボーディストが新たに加入しており、北の国らしい冷たい空気を運んでくるバッキングを聴かせてくれます。ギタリストは1人になったとはいえ、前作同様力強い硬質な刻みリフは健在で、それがやはりこのバンドの魅力の一つ。


また、前作は全13曲中10曲が疾走という驚異の爆走ぶりでしたが、今作は実質的1曲目Tr.2がシャッフルのアップ・テンポ・ナンバーで、それが示唆するかのように中身も疾走曲だけではないバランスの良い内容に切り替わっているのが特徴。全11曲中、高速疾走が主体の曲は2曲しかなく、部分的に爆走パートがあるのが2曲と、前作の爆走ぶりと比較すると随分と落ち着いてしまったなぁと思ってしまう内容。歌メロこそ前作と変わらないかそれ以上のインパクトがありますが、やはり前作を聴いたあとだとこの疾走感は物足りなさを感じてしまいます。


Tr.7がミドル・ナンバー、Tr.8がバラード、Tr.9が短い泣きのインストと、少々中だるみしてしまう曲の配置もマイナス。とはいえ、前作でもそうであったように、このバンドはそもそもメロディが良いので疾走曲のみならずバラードもいい仕上がりであることには違いは無いです。特に、冷たくメランコリックな空気を運んでくるキーボードと、美しいクリーン・アルペジオが素晴らしい非常にエモーショナルなバラードTr.5は名曲です。


また、終始疾走ではないながらもサビで爆走し、サビとイントロのクサさは非常に強烈なTr.4や、高速の刻みリフがカッコいい部分爆走ナンバーTr.6と、決してメロパワ好きが聴いて損するような内容ではなく、むしろ高速疾走にこだわらなければ非常にメロディックで安定感もあって良い仕上がりの1枚と言えます。ということで、どうしても前作の爆走ぶりのインパクトが残ってしまうこのバンドですが、疾走感は落ちつつもメロディの良さと安定の演奏でしっかりと聴かせるこのアルバムも十分な力作と言えます。


posted by メタルエリンギ at 09:16| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | HM/HR C、D、E、F | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

CONQUEST / Endless Power

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ウクライナのメロディック・パワー・メタル・バンドの’02年1st。↑コレは再発盤のジャケで、オリジナルはもっとダサいですw


当時、DRAGON FORCEがValley of the Damnedで2003年にデビューする前だったので、このテンポでの爆走ぶりはマニア間で話題になりました。今改めて聴いてみてもDRAGON FORCEの初期よりも明らかに安定感のある演奏とヴォーカルで、非常に速いだけでなく確かなクウォリティを持っていた作品であることが確認できます。フォーキッシュなツイン・リード・フレーズが印象的な実質的1曲目Tr.2からメロスピ・ファンなら必聴と言っていい曲。


ヴォーカルはDRAGON FORCEみたいに突き抜けるようなハイトーンではないですが、中〜高音域でウマいことこのヴォーカルに合わせたクサメロを作れているところが実に素晴らしいところ。そして要所で強烈なハイトーン・シャウトを聴かせるヴォーカルも見事。1stアルバムにしてドラムもバタバタせず非常にタイトな演奏を聴かせてくれますし、ギターもスウィープ等のテクニカル・プレイこそ無いながらもメロディアスなフレーズとスリリングな速弾きでじっくり楽しませてくれます。


また、疾走ナンバーがメインではありますが、北欧らしい非常に叙情的なバラードTr.5、9もGood。特にクサみの強いTr.4はメロパワ好き必聴。また、この再発盤のボーナス・トラックTr.14がとにかく激クサです。3〜5分ほどと長さもちょうどよく、トータル60分と満足のボリューム感もポイント。BT含み14曲のうち、実に11曲が疾走ナンバーという疾走感の高さが魅力である反面聴き疲れしそうですが、Tr.5、9とちょうどいいところにバラードがあるため聴き疲れしないところもGood。


メロディの傾向は強烈すぎない程度に哀愁がある感じの曲をメインに、Tr.11のような明るい曲も少々収録。なので、DRAGON FORCEみたいな超絶爽やか系とも、BURNING IN HELLみたいな熱血暑苦し系とも違う感じで聴きやすいバランスでもあるのが魅力的。DRAGON FORCEのような派手さは無いものの、王道のメロパワをより高速にそれでいて安定感抜群に仕上げた傑作。とにかく安心して聴いていられますし、クサメロも充実していて文句無しの仕上がりです。


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CLENCHED FIST / The Gift of Death

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ブラジルのパワー・メタル・バンドの’12年2nd。


篭っている音質、ガシャガシャしたドラムの音がなんだかペイガン・ブラックみたいな質感を醸し出していますが、ヴォーカルは太めの中音域メインの歌唱で演奏は刻みリフ主体の紛れもない正統派メタル・サウンド。そこにジャケから想像できる通りの勇壮なフレーズを盛り込んだパワー・メタル・サウンド。リフこそRUNNING WILDを思わせるような勇壮なメロディアスさがあったり、スウィープを駆使したりするギター・ソロは流麗だったりしますが、歌メロは非常に地味で、GRAVE DIGGERや初期のBLIND GUARDIANを思わせるような感じです。


なんだかんだ疾走/アップ・テンポ系が中心で疾走感は高いのがポイント。そんなにひねった展開も無くストレートなので、疾走曲が変に勢いが落ちたりということもほぼないです。やはり歌メロの地味さと音質のショボさがネックで、特にギターは安定感があってなかなかテクニカルでもあるのに、ソロの音が小さくてもったいないです。また、ドラムとヴォーカルは所々リズム感が怪しい箇所があります。B級で勇壮さのあるパワー・メタルでありつつ、歌メロはクサくないパワー・メタルが好きな方向け。


posted by メタルエリンギ at 09:04| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | HM/HR C、D、E、F | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月04日

FALCONER / Armod

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スウェーデンのフォーク・メロパワ・バンドの’11年7th。


メロディックかつへヴィなガッシリしたリフと低音歌唱メインの朗々としたヴォーカル、フォーキッシュな歌メロとフレーズが印象的な骨太なフォーク・メロパワ。要所で女性ヴォーカルをゲスト起用しており、それがいいアクセントになっています。また、Grime vs. Grandeurから参加しているリード・ギタリスト、Jimmy Hedlundのメロディアスで泣きも見事なギター・ソロが実に素晴らしく大きな聴きどころとなっています。


民族楽器は派手にフィーチュアされているわけではありませんが、フィドル、チェロ、フルートがゲスト参加してフォーキッシュな彩を加えています。哀愁のミドル・ナンバーがメインの作品ですが、部分的にブラスト・ビートを聴かせるTr.3のような曲もあり。そういったアグレッシヴな要素がありつつも、デス声は使わないので、デス声が苦手な方も安心して聴けます。


疾走感よりもフォーキッシュな哀愁のメロディと、泣き要素強めのメロディアスなギター・ソロが聴けるフォーク・メロパワが聴きたい方にオススメ。
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ETERNAL NIGHT / Heavens' Kingdom Will Be Yours

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スペインのメロディック・パワー・メタル・バンドの’98年1stにして唯一の作品。


パワーこそ劣るものの、熱血系のガナりヴォーカルがBLIND GUARDIANのハンズィを思わせる熱いメロディック・パワー・メタル・サウンド。ザクザク刻まれるギター・リフに、暑苦しくかぶさるヴォーカル・コーラス、クサすぎない程度に暑苦しくクサい歌メロもやっぱり4th辺りのブラガを思わせます。ギター・ソロやリード・ギターのトーンもブラガのアンドレを思わせるところがありますが、そこにクラシカル・エッセンスが所々加わったり、全体的にフォーキッシュさはあまり無いところがブラガとの違いと言えます。


とにかく疾走感の強い作品で、イントロであるTr.1、アウトロであるTr.10、そして勇壮なミドル・ナンバーのTr.9を除いて、なんとあと8曲全てが疾走ナンバー!Tr.2は途中から疾走、Tr.6はバラード風に始まりながらも結局疾走するという徹底ぶりw どの曲も疾走パートがある…というようなレベルではなく、ハッキリと「疾走曲」と言える曲がズラリと並んでいるのが最大の魅力です。弱いところと言えば、上記の少しパワー不足なヴォーカルと、サウンド・プロダクションが薄っぺらいところくらい。


B級でありつつもBLIND GUARDIANぽい熱血系サウンドで、しかも疾走感抜群なメロパワをお探しの方はぜひ!アルバムがコレ1枚で終わってしまったのがちょっと寂しく感じることでしょう。


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ETERNAL FLAME / Desire

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ドイツのハード・ロック・バンドの’99年1st。


強烈なハイトーン・シャウトを聴かせる実力派ヴォーカルに、クラシカルなフレーズを軸に流麗なソロを聴かせるギターが印象的な様式美系のハード・ロック・サウンド。RAINBOW辺りを思わせるTr.2はキャッチーなサビメロが印象的。スローなハード・バラード系のTr.3も哀愁の歌メロと泣きのギター・ソロが秀逸。トータルではミドル/スローの哀愁のナンバーが多めとなっており、どれかといえばメロディアス・ハードが好きな方にオススメ。ただ、Tr.1、9など疾走系の様式美メタル・ナンバーもあるので、それらはメロハー好きな方にはしっくりこないかも。RAINBOWのミドル・ナンバーとか好きな方には是非とも聴いてみてほしい、哀愁のハード・ロック。


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EPIDEMIA(Эпидемия) / The Elven Manuscript(略)(Эльфийская рукопись(略))

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ロシアのメロディック・パワー・メタル・バンドの’07年4th。


まず、太めの声質でありつつクリアなハイトーン・ヴォーカルがとても魅力的。そのヴォーカルが歌う哀愁というよりは少し切なげな歌メロがまた素晴らしい作品。疾走曲や疾走パートは少な目ながらも、アップ・テンポ・ナンバーが多めなので疾走感もそこそこです。また、サビや間奏など曲の途中で疾走する展開を持った曲も多く、そういったドラマティックな展開もウリの一つ。8分程度の長尺曲Tr.7や、途中でデス・メタルっぽいパートも一瞬入る13分の大作Tr.11などでそのドラマティックさがよく味わえます。


ギター・ソロの流麗さも特筆もので、しっかりとクサいフレーズを奏でつつテクニカルなプレイを聴かせてくれます。キーボードはキラキラしたバッキングがメインであまり表には出ませんが、たまに高速のフレーズも聴かせてくれます。疾走感はほどほどでいいので、クサいメロパワが聴きたいという方にはオススメ。ヴォーカルも演奏も充実している1枚。
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ENOLA GAY / Pressure

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ドイツのパワー・メタル・バンドの’96年2nd。


スラッシュ・メタル的なザクザクした刻みリフに、哀愁の歌メロを歌うハスキーでパワフルなヴォーカルが印象的なパワー・メタル。ミドル・ナンバーが主体で疾走感はありませんが、16分で刻んだり、8分で刻んだりと変化のある刻みギター・リフに、メロディアスさはほどほどに流麗な速弾きを聴かせるソロ、抜けの良いドラムの音、硬い音がカッコいいベースと聴きごたえは十分。


歌メロのメロディアスさもほどほどなので、哀愁が強すぎるのは苦手という硬派な正統派メタル/パワー・メタルが好きな方にオススメ。その中にうまくTr.4、9のようなちょっと叙情的で、変拍子も駆使したちょっとテクニカルな曲も披露しているところがGood。また、Tr.8はなぜかメタル・バンドによくカヴァーされているTHE BEATLESの「Eleanor Rigby」のカヴァー。骨太な正統派メタル・カヴァーでコレはコレでなかなかのカッコよさです。こんな暑苦しいBEATLESもアリではないかとw


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ENCORE / Free in Chaos

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ex:JACKALのメンバーによるデンマークのハード・ロック・バンドの’97年1st。


哀愁のメロディのハード・ロック・サウンドと温もりのある声質のヴォーカルを軸にしつつも、タムやリム・ショットを駆使したリズム・パターンに、印象に残るフィル・インを多数聴かせるドラム、時にファンキーに時にミステリアスなコード・カッティングにアルペジオ等の多彩なバッキングにメロディアスなソロを聴かせるギター、時折主張を強めるグルーヴィなベースと表現力豊かな演奏が素晴らしい作品。


ギターのバッキングにどこか気怠さが漂っている部分が多いのが特徴で、そこはちょっぴりKING'S X辺りを思わせたりもします。哀愁のミドル・ナンバーがメインですが、Tr.7のように5拍子でちょっぴりサイケデリックな雰囲気を醸し出す曲などもあって、聴きごたえは抜群。プログレッシヴというほど難解ではないながら、ちょっと個性的で演奏も充実したなハード・ロックが聴きたい方にオススメ。


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ELVENKING / The Scythe

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イタリアのフォーク・メロパワ・バンドの’07年4th。キーボードとヴィオラ、ヴァイオリンを兼任するメンバーがいるのが特徴。


かつての作品はもうちょっと「メロパワ!」といった感じでしたが、今作ではガッシリした正統派メタル寄りなリフが軸となり、所々デス声を入れたり、モダン・へヴィなリフを駆使したりするモダン・メロパワ的なサウンドに変化。そこに上記のキーボードとヴァイオリン兼任のメンバーによるフォーキッシュなメロディが要所で入る、薄らフォーキッシュなモダン・メロパワ・サウンド。


歌メロにはほとんどフォーキッシュな要素は無いですが、それでも哀愁があってかなりキャッチーで聴きやすい叙情メロディの数々は十分に魅力的。うまくトリッキーなフレーズを盛り込んだメロディアスなギター・ソロも聴きごたえ十分です。ミドル・ナンバーが多めながらも途中で疾走パートが入る展開があったり、ドラマティックに練りこまれた展開の8分ほどの長尺曲も2曲ほどあったりと、かなり曲そのものな練られているところがGood。


クサ疾走メロパワが好きな方や、フォーキッシュなメロディがガンガン響くフォーク・メロパワが好きな方にはあまりオススメではないですが、モダンな要素のある叙情的なメロパワに、ほんのりフォーキッシュな要素が加わったものが聴きたい方にオススメ。


posted by メタルエリンギ at 23:11| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | HM/HR C、D、E、F | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする