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2013年03月09日

RATA BLANCA / Guerrero del Arco Iris

RATA BLANCA  Guerrero del Arco Iris.jpg
アルゼンチンのRAINBOWと言われる、正統派/様式美メタル・バンドの'91年3rd!


Tr.1から、「Long Live Rock N' Roll」ですか〜!?と思ってしまうイントロがw さすがアルゼンチンのRAINBOW。Tr.4も「Spotlight Kid」、「Fire Dance」などを思わせる感じです。



ただし、ヴォーカルの声質は歴代のRAINBOWのヴォーカルのどれとも違った、より強く哀愁が漂った感じの声質であるのが特徴。アルゼンチン辺りのヴォーカルはクセがあってB級臭を感じさせるものも少なくないですが、このバンドは実に伸びやかなハイトーン・ヴォーカルを聴かせてくれる実力派!若干鼻にかかっているもののクリアな声質をしています。



ギタリストもリッチー・ブラックモアの影響がありありと感じ取れるプレイで、アグレッシヴな曲での激しいアーミングとか、バラード・ナンバーでの渋みの溢れた泣きなどはそのいい例。ただし、さすがに年代が違うだけあり、速弾きテクニックなどは新世代らしい安定感と速さを誇っています。



しかし、あくまでリッチーっぽさを感じさせるプレイが前提にあるため、技巧を押し出しているような感じは無いです。ただ、RAINBOWというよりは、スペイン産のメロハーなどに近い印象の明るいメロディアス・ハード・ナンバーTr.7での速弾きは強烈!



いわゆる様式美系ハード・ロックが好きな方であれば必聴と言っていいタイトル。アルゼンチン・・・バカにできませんよ〜!



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2013年01月25日

ROYAL HUNT / Paper Blood

ROYAL HUNT Paper Blood.jpg
デンマークのクラシカル・メロディック・メタル・バンドの'05年8th。


とにかく聴いて驚くのがそのアグレッシヴさ。ROYAL HUNT史上最もアグレッシヴなタイトルです。



Tr.1から「ヴィタリ・クープリか!?」と思ってしまうくらいにヴィタリ風の電子音で弾きまくるアンドレに驚きます。普段はそこまで速弾きはしないアンドレですが、このタイトルでは正に、ヴィタリ・クープリ、リチャード・アンダーソンばりの鬼気迫る超高速速弾きを披露しています。



能ある鷹は爪を隠す、なんだかそんな印象すら受けてしまうくらいの凄まじさです。アンドレってこんな凄まじい速弾きできる人だったのか…といった感じの。爪を剥き出しにしたアンドレは実に凶暴です。それくらいにアンドレのこのアルバムでのプレイは衝撃的です。



さらに、ギタリストは1stからバンドを支え続けたヤコブ・キエールが脱退しており、新ギタリスト、マーカス・イデルにチェンジしております。このマーカスが、ヤコブとは違ったスタイルの持ち主で、泣きのスタイルだったヤコブに比べてアグレッシヴな速弾きを得意としています。Tr.1からアンドレと揃って強烈な速弾きを披露しています。



Tr.2になっても勢いは全く衰えず、イントロからアンドレが弾きまくりです。続くインストTr.3もそれは同じ。インストであるTr.6の弾きまくりぶりはマジで凄い…1:47からのソロの速さは異常です…。病み上がりのジョンを気遣ってか?インスト曲が3曲と多いのも特徴。



それに伴い、楽曲そのものも疾走感が強く、普段は疾走メロパワ好きにはオススメできないこのバンドですが、このタイトルだけは話が別。実にメロディック・パワー・メタル然としていますし、速弾き満載なのでオススメです。逆に、いつものメロディアスで優雅なROYAL HUNTが好きな方は、「キーボード弾きすぎ!」「ちょっと、コレはうるさいな〜」と思ってしまうかもしれません。



そんな中、「Last Goodbye」タイプのROYAL HUNTの王道アップ・テンポ・チューンと言える、アルバム・タイトル曲Tr.8「Paper Blood」は今までのファンにも聴いてほしい曲。



また、心配されたのが、この作品が出る2年くらい前に喉に病を患い、'04年のARTENSIONの「Future World」では本領とはほど遠い力無い歌唱を披露していたジョン・ウェストの調子。しかし、出来上がったものを聴いてみると、「あぁ、なんとか喉は回復したんだな」と思わせる順調な歌いぶりで安心でした。ただ、病気にかかる前よりはやはりパワーと艶が落ちているかなという印象は否めません。



というわけで、後にも先にもこんなにアグレッシヴなROYAL HUNTもとい、こんなアグレッシヴなアンドレは聴けません。そういった意味では貴重な1枚。


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2012年12月09日

REQUIEM / Requiem Forever

REQUIEMRequiem Forever.jpg
フィンランドのメロディック・メタル・バンドの'05年3rd。


SONATA ARCTICAで活躍している(Key)ヘンリク・クリンゲンベリが在籍していたバンドですが、そのサウンドはソナタとは大きく異なります。



ヘンリクが在籍していたことからも想像が付くように、キーボードの活躍する場が割と多いのが特徴で、なかなか派手な速弾きプレイを聴かせてくれます。全体的なサウンドとしては、正統派メタルにモダンなキャッチーさを加えた感じで、それはメロディック・パワー・メタルというよりも、言ってみればLORDIなんかに近いモダンな北欧メロディック・メタルといった感じ。



本当にバンド名などから想像できるようなクサメタルといった感じではないです。確かにサビなんかでは結構クサみを帯びたものがありますし、後半にかけてメロパワ度が増してはくるのですが、スネア裏打ちの疾走も日本盤ボーナス・トラック以外には無いも同然なので、メロパワ・ファンに「コレは聴いた方がいい!」とはお世辞にも言えないタイトル。



クサメタラーには哀愁があってクサいアップ・テンポ・ナンバーTr.3とか、ラストに疾走パートがあるTr.10をせいぜいオススメできるくらい。ただ、演奏力はしっかりしており、キーボードに負けない派手な速弾きを聴かせるギターに、時折スリリングな16分連打の高速フレーズを聴かせるベースもなかなか。ヴォーカルはクリアでありつつ艶も感じられる声質ですが、ちょっと歌い方にクセがあるので、好みは分かれるでしょう。



疾走感はそんなに無くても、演奏とヴォーカルがまともでメロディーがそこそこクサければ…という方であれば楽しめる曲もあるでしょう。


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2012年11月29日

RATA BLANCA / The Forgotten Kingdom

RATA BLANCAThe Forgotten Kingdom.jpg
アルゼンチンのハード・ロック・バンド『RATA BLANCA』の'09年作「The Forgotten Kingdom」を聴きました!



アルゼンチンのRAINBOWとか言われているバンドですが、まさにそのとおりのサウンド。リッチー・ブラックモアを彷彿とさせるギター・プレイに、レトロさを醸しだすバックのオルガンの音、ブルージーさにクラシカルさを加えたようなサウンドはまさにそれです。



さらに今作では、ゲストではあるもののリッチーのバンドでも歌っていたドゥギー・ホワイトがヴォーカルとして参加。なおさらその色合いが強まっています。



そのドゥギーですが、個人的にはRitchie Blackmore's RAINBOWのStranger In Us Allでの歌唱くらいしか好きではなく、他の作品ではどうにも煮え切らない感じが好きでは無かったのですが、この作品ではドゥギーの声生きに合った実に安定した良い歌唱を聴かせてくれます。これこそまさにその、Stranger In Us Allの時のような歌唱で、まずそこが素晴らしい。ハスキーかつエモーショナルなドゥギーの歌唱は、今作で充実しているTr.2、Tr.4、Tr.9などの哀愁のナンバーで非常によく映えます。



哀愁のナンバーではギターの泣き具合も凄まじく、低〜中音域を主体に渋い泣きのプレイを聴かせてくれます。特にTr.4はイントロから泣きのフレーズが入り、歌メロも哀愁全開で、ソロとエンディングの泣きのギターも強烈な名曲!さらに、Tr.7は超泣きまくりの哀愁のスロー・インスト・バラードとなっており、ここでもイントロからもう泣き具合が凄い凄い。素晴らしいインストです。ちょうどリッチーと、マイケル・シェンカーを足して割ったような印象もあります。



一方で、アップ・テンポ、疾走系も分かりやすいメロディーが充実していますし、リッチー風の速弾きを絡めたソロもカッコいい。Tr.5のソロの展開や、クラシカルな疾走曲のTr.8などが聴きどころです。終盤にもアップ・テンポな曲が用意されていて、勢いのある曲と、哀愁の泣きのナンバーとのバランスが実に素晴らしいタイトル。コレ実はかなりの良作ですよ。リッチー・ブラックモアっぽいギターが好きな方、いわゆる様式美と言われているものが好きな方、ドゥギー・ホワイト好きな方にとてもオススメ。



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2012年11月16日

RIDE THE SKY / New Protection

RIDE THE SKYNew Protection.jpg
GAMMRA RAY、MEKONG DELTAなどで活動、さらには(G)ローランド・グラポウと共に、HELLOWEENの一時期を支えた名ドラマー、ウリ・カッシュによるメロディック・パワー・メタル・バンド『RIDE THE SKY』の'07年1st「New Protection」を聴きました!


私のイメージでは、ウリがHELLOWEENで作曲したような、ああいうものを想像していたのですが、想像とは全く違うストレートで王道なメロディック・メタルでした。Tr.2辺りではHELLOWEEN臭もするものの、多くはスウェーデン産のバンドなどに近い雰囲気のメロディック・メタル。リフは割とヘヴィで、モダンさも感じさせます。



ミドル・テンポのメロディアスな曲主体で、メロパワ・ファンにオススメできるような疾走曲が2,3曲程度しかないのが難点。不気味な電子音キーボードと、キャッチーなサビ、さらにキーボード・ソロがカッコいいTr.4、王道のメロパワといえるTr.8などは恐らく多くのファンが期待していたであろう路線だと思いますが、それでもこれくらいしかないです。



ギタリストは、複雑に組み立てたタッピングによるソロなど聴き応えのある部分がありますし、たぶんこの人弾こうと思えばもっと弾けるんだろうなと思わせる余裕のあるプレイが魅力。そして意外とキーボードの活躍の場が多く、曲の雰囲気作りはもちろん、数曲で見事な速弾きソロを聴かせてくれます。



ただ、個人的に残念に思ったのが、ウリのドラミングが活かされている感じがしないこと。ウリといえば、HELLOWEEN時代に「Wake Up the Mountain」、「Mr.Torture」、「Revelation」などの、リズム面がスリリングな曲を数曲作曲。それらはマイケル・ヴァイカートや、アンディ・デリスが作った曲とは違った魅力を放っていたものでした。実際今挙げた3曲はいずれも名曲です。



それらの曲ではまさにウリのドラミングが非常に活き活きとしており、そういった曲があればいいなぁと思っていたのです。しかし、聴いてみると何やら当たり障りの無い王道のメロディック・メタル。可もなく不可もないヴォーカル、あと一歩感の強い歌メロなども気になるところ。



というわけで、メロパワ・ファンにも無理にオススメしてもしょうもないなという感じの内容。メロディアスなものが好きであれば、余裕がある時にどうぞといった感じです。



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ラベル:メロパワ
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PISSING RAZORS / Cast Down The Plague

PISSING RAZORS Cast Down The Plague.jpg
USのメタル・バンド『PISSING RAZORS』の'99年3rd「Cast Down The Plague」を聴きました!


サウンドの傾向としては、PANTERAなどを思わせるリフがゴリゴリした、モダン・ヘヴィネスと言えるサウンド。さらに、スラッシーでスピーディなパートと、速さを落としてヘヴィさを押し出すパートを切り替える緩急のついたリズム展開は、時にハードコア・パンクを思わせるし、かなりのヘヴィさを誇っているのでメタルコア好きにもオススメできるサウンド。



ヴォーカルもPANTERAのフィル・アンセルモのような咆哮スタイル。ギター・ソロこそほとんど無いものの、変化に富んだ鋭角的で様々なヘヴィ・リフは実にこの手のサウンドが好きな人のツボにハマるだろうし、変にヘヴィさのみを追求しないで曲の展開でもきっちり聴かせる術を持っているところがこの作品の持っている強みです。



Tr.13のように、どことなくトライバルさを感じさせるリズムで、ちょっとSEPULTURAやSOULFLYを思わせるところもあります。ですので、PANTERAはもちろん、初期のスラッシュ時代でないSEPULTURAや、SOULFLYのようにゴリゴリとヘヴィなリフ主体のメタルが好きな方にオススメの作品。まぁ、コレらのバンドはギター・ソロも大きな魅力になっているので、そこが物足りないかも知れませんが、ソロなんかいらんっていう方にはちょうどいいハズ。



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2012年11月15日

OPUS ATLANTICA / Opus Atlantica

OPUS ATLANTICAOpus Atlantica.jpg
THE FLOWER KINGSのベーシストとして知られる、ヨナス・レインゴールドらによるバンド『OPUS ATLANTICA』の'02年1st「Opus Atlantica」を聴きました!


他のメンバーも実力者揃いで、まず(Vo)にはMIDNIGHT SUNなどで知られるピート・サンドベリ、(G)にはANDROMEDAのギタリスト、ヨハン・レインホルツ、(Ds)にはピートと同じくMIDNIGHT SUNやLAST TRIBEで知られるジェイミー・サラザーです。ヨナス自身はベースとキーボードを担当。



さて、このメンツから想像できるのは、なんとなくテクニカルそうなメタルやっていそうだなということです。ところが実際に聴いてみて非常に驚きました!



なんと、クラシカルなメロディーを満載した、疾走クサメタルの嵐!!なんです!



Tr.1、2、3とクサ疾走ナンバーが続き、Tr.4で泣きのバラードが入ったかと思えば、Tr.5、6、7とまたしてもクラシカル・クサ疾走チューンの連続!コレは下手にメロパワ・バンド漁るよりもまずこっちを聴いてくれ!と言いたくなるサウンドです。



何より、ピートの歌唱の安定感はさすがだし、ヨナスにしてもヨハンにしてもテクニカル系のバンドでその優れた技巧を披露し続けていますので、演奏も実に素晴らしい。ヨナスの手数多いベースに、ヨハンもクラシカル&メロディアスな初期のANDROMEDAを思わせるようなプレイを聴かせてくれます。さらに、Tr.4では素晴らしい泣きのギターも披露。さすがです。



さらに、サビでは女性コーラスなども参加した合唱も飛び出し、シンフォニック・メタル級のクサみを放っています。コレらのことから、バランス的には同じくクラシカル系のMAJESTICとか、AT VANCEよりもメロパワ寄りで、初期のDARK MOOREからバックのオーケストラを取り除いたような印象さえ感じさせる作品です。



曲ごとに見てみると、サビの合唱とクサメロ、さらに高速疾走がインパクト大なTr.2、イントロのチェンバロが印象的なTr.3、ギター、ベース、キーボードの高速ユニゾンが聴けるTr.5、サビ裏のギターのオブリガートがかなりクサいTr.6と聴きどころは満載。また、前述のバラードも良質ですし、キャッチーなシャッフル・ナンバーTr.8も聴きやすいです。



とにかく全体的にメロディアス&キャッチネスに溢れた作品で、クラシカルなメロディーも多めの良質クサメタル。本当にコレはイメージと大きく違って驚きました。クサメタラーの皆さんにオススメです。


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2012年10月27日

PARAGON / Law of the Blade

PARAGONLaw of the Blade.jpg
ドイツのパワー・メタル・バンド『PARAGON』の'02年5th「Law of the Blade」を聴きました!


コレはなんとも王道なジャーマン・パワー・メタル!!GRAVE DIGGER辺りをもうちょっとメロディックにしたような、メロディアス過ぎない正統派臭の漂った硬派なリフを持ったパワー・メタル・サウンドです。GRAVE DIGGER、BLIND GUARDIANよろしく若干暑苦しいヴォーカルもジャーマンらしいw ただ、このヴォーカルはクセはそれほどなく、結構安定感がありますので、安心して聴いていられます。



全体的には言ってみれば、STORMWARRIOR、STORMHUNTER辺りが近いサウンド。ただ、STORMWARRIORは疾走チューンがメインですが、このタイトルは疾走系とミドルがバランス良いのが特徴。



さらに魅力的なのが、ほとんどの曲で感じられる歌メロのキャッチーさ。演奏的には王道過ぎてそれほど「コレだ!!」と言ったところが無いのですが、完成されたギター・ソロのフレーズに、サビメロのキャッチーさはなかなかのものがあります。



また、歌メロはクサいと言えるほどメロディアスでない正統派寄りのメロディーですが、それでもサビにはキャッチーさがありますので、メロパワ好きでも聴けそうなサウンド。クサ過ぎないパワー・メタルが好きな方にオススメのサウンド。


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2012年09月16日

POWER QUEST / Blood Alliance

powerquestbloodalliance.jpg
UKのメロディック・パワー・メタル・バンド『POWER QUEST』による'11年5th「Blood Alliance」を久しぶりに聴いたのでご紹介いたします。


いや〜、改めてなかなかいいアルバムっすね!



まずヴォーカルが実力者チティ・ソマパラに替わっています。そのチティの太くマイルドな低〜中音域の声は正直爽やかなパワクエ・サウンドには合わないんですが、それでもさすがの安定感。



しかしメロディーはそのままいつもの明るく爽やかなパワクエ節だし、80年代AOR、メロハーを思わせるようなキャッチーで爽快なキーボード・ワークももちろん健在!実にこのバンドらしい内容に仕上がっているなという感じ。



曲ごとに見ると、疾走するインストTr.1から幕を開け、Tr.2も引き続き疾走。Tr.3ではDRAGON FORCEばりのテンポで疾走。DRAGONLANDの「Contact」を思わせるような爽快な疾走曲です。次のTr.4はミドル・テンポの爽やかなメロハー的な曲。コレがまたいい位置にあるんですよw 



そしてTr.5が「きた!コレぞパワクエ!!」と言いたくなるような、キャッチーなキーボードによるイントロと、その後の突き抜けるように明るいメロディーを纏っての高速疾走がなんとも爽快!名曲です。



そして後半に入りますが、ここからがちょっと問題。



疾走曲が固まっていて爽快だった前半とは打って変わって、展開のあるミドル・テンポ主体の曲が増えてきます。Tr.6、8はメロハー・チューンで、Tr.7、9、10がミドル・テンポ主体に展開のある曲となっています。狙ってそうしたのかどうかは分かりませんが、この後半で一気に勢いが無くなり聴きづらくなってしまうのがちょっと残念なところ。



個人的にはTr.7くらいまでの流れは文句なしに良かったので、あと一歩!曲の配置を変えるとか、疾走チューンを後半に1つ増やすとかしてくれれば、非常にいい作品になったんじゃないかと思います。



そんなわけで、後半にダレるおそれはありますが、決してメロディーや演奏面などは悪くはないので、後は配置のバランスの問題ですね。かなりいい作品ですので、爽やかメロパワ好きはぜひとも聴いてみてください!特にアルバム全体の曲の配置とかは気にせず、曲さえ良ければいいや〜という方ならかなり気に入るかと思います。


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ラベル:メロパワ 爽やか
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2012年09月12日

ROYAL HUNT / Eyewitness

royalhunteyewit.jpg
デンマークのクラシカル・メロディック・メタル・バンド『ROYAL HUNT』の'03年作「Eyewitness」を聴きました!



ちょうど(Vo)は名ヴォーカル、ジョン・ウェスト。ARTENSIONと掛け持ちしていた時期ですね。この頃のジョンはまだ病気で喉を痛めてしまう前でしたので、そのソウルフルな声質の力強い圧倒的な歌唱は健在です。同じような時期にリリースされたARTENSIONの「New Discovery」では、作風に合わせてかかなりマイルドな歌唱になっていましたが、この作品で聴ける歌唱はまさに「Sacred Pathways」辺りで聴けたようなとても熱い歌唱です。



で、ギタリストはまだヤコブ・キエールが在籍していた頃の作品で、ヤコブの参加はこの作品がラストとなります。また、今作ではドラマーは正式メンバーではなく、セッション参加のアラン・チカーヤ氏。ヤコブのテクニックよりもフィーリング、フレージングを重視したソロも変わらず。



全体の作風としては、シンプルな曲構成とリズムで、割と「Moving Target」辺りを思わせるような内容。優雅さこそ「Moving Target」が上回りますが、次作'05年の「Paper Blood」に通じるようなアグレッシヴさも確認できます。T



r.1からお得意のクラシカルなアップ・テンポ・ナンバーで、(Key)アンドレ・アンダーセンの熱いキーボード・ソロも早速炸裂。Tr.5も同様な曲で、前作で言えば「Surrender」とか好きな方は気に入るであろう曲。Tr.7もクラシカルなアップ・テンポ・ナンバーながら、こちらはインスト。スリリングなアンドレの速弾きと、泣きを絡めたヤコブのギター・ソロがカッコいい曲。印象的なのはR&BっぽいTr.6。ROYAL HUNTにこんな優しい感じの曲あったか?と思わせる新鮮な曲です。それも歌い手がソウルフルな声質のジョンだからこそ合うのかもしれませんね。



しかし、全体的に気になる部分もあります。それは、このバンドの最大の武器であるところのメロディーが弱いというところ。歌メロこそそこそこ印象に残るものの、キャッチーなリフがあるわけでもなければ、各曲でのキーボード、ギターのメロディーも印象に残るものがあまりありません。



さらにそれは、ミドル/スローの曲での退屈さにも結びついてしまっています。例えば、過去の作品で言えば、「Crown In The Mirror」収録の「Ten To Life」や、「Crown In The Mirror」はメロディーが素晴らしく、リフも印象に残るミドル/スロー・ナンバーでした。そういう曲が今回は無いです。ラストのバラードももう一歩印象に残らず。ジ



ョン・ウェストの歌唱は実に素晴らしいし、アップ・テンポ・ナンバーがこのバンドにしては多めであるのは魅力的だし、収録曲のバランスも悪くないのですが、メロディーの弱さが勿体無く感じられてしまう作品でした。


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2012年09月06日

PRAYING MANTIS / Nowhere To Hide

PRAYING MANTIS nowhere to hide.jpg
英国の叙情ハード・ロック・バンド『PRAYING MANTIS』の'00年6th「Nowhere To Hide」を聴きました!


ついにメンバー・チェンジ無しで制作され、バンドの結束も高まっていたであろう時期の一枚!個人的には前作よりも悲しいメロディーの曲が増えたなという印象。哀愁を通り越して、もはや悲しみを感じさせるくらいの曲が増えています。



哀愁全開なのがPRAYING MANTISらしさであり、この作品もそうであることには間違いないのですが、人によっては「ちょっとここまでくると暗すぎる!」と思われるかもしれません。トニー・オーホラの歌唱は相変わらず素晴らしいです。



全体的にはどことなくパンチに欠ける印象で、それはどこかスッキリしないサウンド・プロダクションも影響していると思います。何度か聴きましたが、やっぱり前作や3rdのような強烈なインパクトが残らない。すぐに文章が浮かんでこない感じです。



曲ごとに見ていくと、哀愁に溢れた実にPRAING MANTISらしいTr.1、構築性に溢れた泣きのギター・ソロが強力なtr.3、暗くもキャッチーなサビのあるTr.4は間奏でスピード・アップする展開が秀逸ですし、Tr.5はファン必聴といっていい叙情アップ・テンポ・ナンバーで、得意のクサクサなツイン・リードも聴きどころ。


悲しみに満ち溢れたスロー・バラードのTr.6は、PRAYING MANTISの曲の中でもトップクラスの悲しみが感じられます。



また、間奏でのアイリッシュっぽい勇壮さのあるフレーズが印象的なミドル・テンポのシャッフル・ナンバーTr.8に、続くTr.9もTr.8に通じるところのある勇ましさのある曲。バンドとしては新機軸です。



で、個人的には哀愁に満ち溢れたTr.2が好きで、Tr.3、5などインパクトに残る曲もありますが、他の曲はそこまで印象が強いわけではありません。どうも暗い雰囲気が強く、ここ3rd、5thと比較すると、ドラマティックな起伏に欠ける部分があるという印象です。



収録曲のバランスは今回もよくできていますが、得意の哀愁のツイン・リードの割合も少なめなのもインパクトが弱いかなと思ってしまうところ。前作が好きであれば今作もとりあえず聴いてみてほしいですが、個人的には手放しで絶賛できるタイトルではないかな〜といったところです。最初に聴くならやっぱり3rdか、前作5thをオススメいたします!


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2012年09月04日

PRAYING MANTIS / Forever In Time

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英国の叙情ハード・ロック・バンド『PRAYING MANTIS』の'98年5th「Forever In Time」を聴きました!


実は4thはまだ持っていないので前作がどうなのかは分かりませんが、このタイトルもまた3rdに負けず劣らずの名盤!まず大きなところでは、ヴォーカルにトニー・オーホラが加入しています。この方がまた、3rdで歌っていたコリン・ピールに負けないくらい素晴らしいんです。コリンと比較すると柔らかく温かい声質で、コリン同様安定感もエモーショナルさも抜群!PRAYING MANTISで歌うために存在するんじゃないかと思ってしまうくらいの見事なハマりぶりです。



全体的に見ても3rdのように哀愁全開、メロディアスな泣きギター・ソロ、クサクサなツイン・リード全開のまさにPRAYING MANTISらしいタイトル。



曲ごとに見ていくと、哀愁のアップ・テンポ・ナンバーTr.1からツインリードのクサさにやられますw 哀愁を感じせつつも中近東風フレーズのあるTr.2や、どことなくROYAL HUNTにも通じるようなTr.6は新機軸。



ミドル/スロー・ナンバーでもその哀愁の美旋律は健在で、泣きのツイン・リードが強烈なTr.4、超エモーショナルなバラードTr.8なども実に素晴らしい。また、疾走曲といってもいいTr.9はどことなくSONATA ARCTICAを思わせる感じで(ソナタ登場以前ですけどね)、メロパワ好きにもオススメしたい曲。



そしてやはり特筆すべきはキャッチー&激クサなツイン・リードが炸裂するTr.3「Best Years」コレ、私がメタルを聴き始めたばかりの10年くらい前に、一回有線放送で聴いたことがあって、ずっとインパクトに残っていたのですが、その後今日までPRAYING MANTISを手にする機会がなく、ようやく数年ぶりに出会えた曲なのでした。バンド史上でも最強クラスの泣きのツイン・リードに、キャッチーな歌メロも加わって、PRAYING MANTISの曲の中でも屈指の名曲といっていいでしょう!



同じく哀愁全開のアップ・テンポ・ナンバーTr.7もキラー・チューンといっていい内容。



てなわけで、哀愁のメタル/ハード・ロックをお求めの方は避けては通れない一枚といっていいでしょう。実に素晴らしいです。3rdと同じく、収録曲のバランス、配置もとても良くできているのも好印象。


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2012年09月03日

PRAYING MANTIS / A Cry For The New World

PRAYING MANTISA Cry For The New World.jpg
英国の叙情ハード・ロック・バンド『PRAYING MANTIS』の'93年3rd「A Cry For The New World」を聴きました!


前作2ndが'91年リリースで、それが1stアルバムからは実に10年ぶりの新作だったわけですが、その内容はPRAYING MANTISらしい叙情的なものと、なんだか違うぞ?と思ってしまうような曲半々くらいに分かれているのでした。そして、この3rdですがまず最初に言ってしまいましょう。



コレは名盤です



全編通して叙情的なメロディーに彩られており、当時のことは分かりませんが、これこそまさにファンが待ち望んだPRAYING MANTISの姿だったのではないでしょうか?キーボードの使用も前作よりは抑えられ、よりハード・ロック/メタル然とした仕上がり。



メンバーにも変化があり、専任ヴォーカルとしてコリン・ピールなる人物が加入しています。そしてこのコリンの安定感ある歌唱がまたアルバムのクオリティを上げているわけです。



では収録曲の内容を確認していきましょう。まずTr.1、Tr.4、Tr.6は彼らの王道とも言えるアップ・テンポな哀愁のハードロック。メロディーも素晴らしく、実にこのバンドらしいです。アルバム・タイトル曲であるTr.2は叙情的なミドル・チューン。キャッチーなサビも、泣きのギターも素晴らしい名曲。



泣きのメロディーが強力なバラード、Tr.3、9に、泣きのスロー・ナンバーTr.8などは哀愁のメロハーが好きな方にオススメ。



また、収録曲の中で特筆しておきたいのが、他の曲と比較して若干長尺なTr.10「Journeyman」。アップ・テンポな部分が中心ながら、ドラマティックな展開もある聴き応えのある曲。哀愁の歌メロに、泣きのギター・ソロもあるPRAYING MANTISらしさが詰まった超名曲です。この曲、歌詞にもストーリーがありますが、悲しい物語です。そしてアウトロであるTr.11にそのまま続き、アルバムは終了します。



このように、全編に亘り叙情ハード・ロックが貫かれたタイトルなのです。やはり全体を聴いて改めて思うのが、上でも語っている通りコリン・ピールの歌唱の素晴らしさ。叙情ハード・ロックの歌い手として実に素晴らしい資質を持った方で、1st、2ndのPRAYING MANTISに足りなかったものを見事に補っています。



まぁ、コアなファンには「あの煮え切らないけど温かいヴォーカルがいいんじゃないか!」という方もいそうですが、私にはこのコリン・ピールの歌唱は実に素晴らしく感じられました。



収録曲のバランスも良く、順番も良いですね。なんというか、「メロハー」というにはなんとなくもっとメタリックな感じがするし、かといってメロディック・メタルというにはやわらかな感じのする絶妙なバランスのバンドですが、叙情メロディーの満載されたハード・ロック/メタルを求めている方にはぜひとも聴いていただきた名盤です。これは本当にアルバム全体の統一感が素晴らしい!


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2012年09月02日

PRAYING MANTIS / Predator In Disguise

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英国の叙情ハード・ロック・バンド『PRAYING MANTIS』の'91年2nd「Predator In Disguise」を聴きました!


前回1stを紹介しましたが、そう、コレが10年ぶりの復活2ndです。それも、N.W.O.B.H.M.10周年記念コンサートというのが日本で開催されたそうなのですが、そこで再結成、新作リリースという運びになったそうなのです。後追いだとこういうドラマティックな話があったのか・・・と興味深く感じられますね。



で、メンバーですが、ティノ&クリスのトロイ兄弟にプラスして、ex:IRON MAIDEN、LIONHEARTのデニス・ストラットン、ex:STATEROOPERのブルース・ビスランドが参加しての四人編成です。



さて、10年ぶりに披露されたそのサウンドはというと・・・?やはり変化があります。10年経過すれば、さすがに音作りにも新たな部分が導入されるわけで、特に印象的なのがキーボードの使用。キーボードが前面に出ている曲がかなり多いです。Tr.1こそモダンにアップデイトされた叙情ハード・ロック・チューンが炸裂し、「お、プレマン帰ってきたね!」と思わせてくれる曲で、後半になるにつれて叙情的な曲が増えてきますが、ちょっと驚くのは前半のTr.2、3、4。



Tr.2ではいきなりVAN HALENとかを思わせるアメリカン・メタル・チューンが炸裂し、さらにTr.3もポップ化したプログレ・バンドのような、妙にふわふわとした曲。そしてTr.4も'80年代メロハー、AORのようなキーボードが前面に出たポップな曲。この3曲で当時のファンがどう思ったのかが興味深いところです。個人的にはTr.4なんかは単純にメロディーが良くていい曲だと思いますが、バンドらしさという点でいうと、「う〜〜〜ん?」となるのも事実。



さらに細かく曲ごとに見ていくと、1stの面影を感じさせる叙情ハード・ロック・チューンTr.5、Tr.1のようにキーボードの入った叙情ハード・ロックTr.7、3連リズムによる哀愁のインストTr.8などは非常にPRAYING MANTISらしいし、Tr.9はとにかくメロディーが良い非常に感動的なバラード・ナンバー。泣きのギター・ソロも沁みます。キャッチーなサビを持ったTr.10も印象的。



ただ、やはりキーボードが多用されている叙情的なバラード系ナンバーTr.6は'80年代メロハーっぽいですし、哀愁の漂うスロー・チューンTr.11も微妙に違和感あり。



といった具合に、10年ぶりの復活作となったものの、それが果たして当時のファンが望むプレマン節だったのか?というと、そうでもなかったんだろうなぁと思ったのが私の素直な感想。でも10年ぶりなら新作出してくれただけで嬉しかったんだろうなぁとも思いますが。



とはいえ、半分近くは「らしい」曲がありますし、後追いのファンでもTr.1の激クサ・ツイン・リードにはグッとくるハズ!哀愁メタル/ハード・ロック好きに手放しではオススメできませんが、少しでも多くの叙情ハード・ロックを聴きたい!という方は余裕がある時にぜひとも。


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posted by メタルの小屋 at 01:21| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | HM/HR O、P、Q、R | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月01日

PRAYING MANTIS / Time Tells No Lies

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英国の叙情派ハード・ロック・バンド『PRAYING MANTIS』の'81年発表1st「Time Tells No Lies」を聴きました!カマキリがかわええのうw


冒頭で叙情派ハード・ロックと記載しましたが、そもそもこのバンドは、IRON MAINDENらとほぼ同期のいわゆるN.W.O.B.H.M.(ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル)のバンドの1つです。もしかしたらIRON MAIDENよりも先にデビューしていた可能性もあったようですが、まぁ色々と苦労のあったバンドのようです。



活動そのものもなかなか軌道に乗らず、2ndを発表するのが10年ほど先になってしまいます。ティノ・トロイと、クリス・トロイのトロイ兄弟が中心のバンドです。このトロイ兄弟がなかなかのイケメンなのであるw メンバーは、このトロイ兄弟と、(G,Vo)でスティーヴ・キャロル、(Ds)にデイヴ・ポッツという4人編成です。



で、サウンドですが、90年代入って以降の作品を聴くととにかく叙情的な、あるいはクサメタル・バンドもびっくりな激クサなツイン・リードが目立つ哀愁のメロディアス・ハードとでもいうべきサウンドですが、この1stで聴ける音は、哀愁のあるブリティッシュ・ハード・ロックといった感じ。当時のIRON MAIDENと比較すると、確実に哀愁が強めに漂っていますし、歌メロが比較的ラフなIRON MAIDENに比べて、こちらはもっと明確で、しっかりと歌われています。



ただ、そのヴォーカルのインパクトというのが弱いという部分はどうしても感じられます。スピード感重視のIRON MAIDEN、メロディー重視のPRAYING MANTISっていうイメージですね。また、当時のJUDAS PRIESTと比較すると、あちらほどガツガツしたリフではなく、やはり叙情性が重視されています。



個人的に思ったのが、このバランスは初期のRIOTに通じるものがあるなということです。RIOTはUSのバンドですが、英国的な湿り気を帯びた歌メロのある曲が初期からありましたし、リード・ギターの哀愁具合も近いものが感じられます。ただ、RIOTの方がよりテクニカルに聴かせようという部分が感じられるのが違いで、やっぱりPRAYING MANTISはメロディー重視という印象。そのRIOTに近い雰囲気がよく感じられるのがTr.6辺り。



しかし、後の作品ほど哀愁全開ではなく、あくまでN.W.O.B.H.M.の中の叙情派という雰囲気が全体的に漂っているところからも、そのロックな部分と哀愁のバランスが初期RIOTを思わせるわけです。



曲ごとに見ていくと、その叙情性が最も際立ち、後の作品に真っ直ぐ繋がると感じられるのはTr.5。PINK FLOYDやKING CRIMSON辺りを思わせる叙情性たっぷりの歌メロに、途中でスピード・アップしながらメロディアスなリード・ギターが炸裂する展開を持つ名曲です。そしてアップ・テンポな哀愁ハード・ロックTr.9、10もこのバンドらしさを感じさせる曲です。一方でTr.8のように明るくポップなロック・チューンもあり、当時はまだ「叙情」だけでは語れない正統派寄りのハード・ロックだったんだなというのが確認できます。



ということで、叙情性が顕著になる3rd以降の作品から入った方には、「あれ〜?思ったよりもクサくない!」っていう部分があるでしょうし、「あんまメロハーっぽくないな。」と感じられることでしょう。逆に、「プレマンってもっと叙情メロハーっぽいって聞いていたんだけどなぁ」とこの作品だけ聴いて思った方には、3rd、5th、6thなどを試しに聴いてみることをオススメいたします。あちらはマジでクサいと言っていいほどのツイン・リードが炸裂しています。このタイトルはやはり、「叙情派のN.W.O.B.H.M.」と捉えるのが妥当なのではないでしょうか。個人的には彼らは復活後こそ本領を発揮しはじめたと言えるのではないかと思います。


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posted by メタルの小屋 at 23:35| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | HM/HR O、P、Q、R | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする