★メタルCD専門ネット通販ショップ「メタルの宮殿」★
新宮殿ロゴデフォルト2017年4月改訂(送料半額).JPG
メタルの宮殿はコチラ。

2017年11月17日

DREAMHUNTER / Roll Back

dreamhunterrollback.jpg
イタリアのメロディック・メタル・バンドの’11年2nd。


前作は英国ハード・ロックを基本にしたような哀愁のメロディック・メタルに、ところどころ変拍子やひねりのあるリズム、かる〜くテンポ・チェンジなどを取り入れた「プログレッシヴ/テクニカル系というにはちと物足りないな〜」といった内容でしたが、今作はそのテクニカル要素を押し出して明確にテクニカル・メタル化した作品!全編ゴリッゴリに変拍子や速弾きだらけ、ユニゾンだらけみたいなバカテク路線ではないですが、明らかに多めになった変拍子の量に、テンポ・チェンジ等のギミック、英国っぽさも残しつつ、いかにもイタリア産らしい陰が感じられるメロディの数々が印象的な作品へと進化。


そして前作でも素晴らしかったパワフルなクリア・ハイトーン・ヴォーカルは今作も当然素晴らしく、さらによりエモーショナルになっていますし、歌心の感じられるメロディ重視のギター・ソロも健在。速弾き連発、スウィープやタッピングだらけみたいなのを期待してはちょっと違いますが、メロディアスな泣き系のソロが好きな方にはとてもオススメです。曲によってはちょっと爽やかな感じのソロも聴かせてくれるのがまたGood。


叙情的な静のパートではアルペジオやメロディックなベース、金物の高速刻み等を聴かせるドラム、そして動のパートではへヴィなリフを聴かせるギターとスネアやシンバルを連打するドラムと、楽器隊全員の押し引きを心得たプレイも素晴らしく、曲の起伏やドラマティックさをしっかりと表現してくれています。曲の長さは6分前後と少々長めですが、極端に長いのも無くて聴きづらさも無しです。


ヴォーカルや歌メロ、安定感ある楽器隊のプレイと前作も良いところは多かったものの、ただ曲の路線だけが中途半端な印象がありました。今作はそういった中途半端さを大幅に払拭した叙情テクニカル・メタルの佳作!テクニカルすぎずメロディがしっかりとしたテクニカル・メタルが聴きたい方にオススメ。


ラベル:オススメタル
posted by メタルエリンギ at 23:17| 千葉 ☁| Comment(0) | テクニカル/プログレッシヴ&ソロ・プレイヤー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

DREAMHUNTER / The Hunt Is On

dreamhunterthehuntison.jpg
イタリアのちょいテク・メロディック・メタル・バンドの’06年1st。


DREAMとつくバンドはなんとな〜くプログレッシヴなイメージが湧きますが、このバンドもTr.1の冒頭から変拍子が出てくるので「お、そっち系か?」と思わせますが、実際のところはそういう要素はそんなに無い基本的には分かりやすいサウンド。英国ハード・ロックからの影響を感じさせるような哀愁のメロディに、パワフルでキリッとしたクリア・ハイトーン・ヴォーカル、そして歌心のあるギター・ソロが素晴らしい作品。


Tr.3のように展開多めで7分弱のプログレ・ハード的なナンバーもありますが、他はミドルと疾走がちょっぴり切り替わったり、少しだけひねりのあるリズムが出てきたりという程度で、ほんのりテクニカルな演奏を交えつつあくまでメロディ重視で聴かせてくれる作品です。起伏のある7分のラストTr.8は歌メロもカッコよくて素晴らしい1曲。音質は少々薄いですが、確かな演奏力と優れた歌唱力によるほんのりテクニカルな哀愁のハード・ロック/メタルが聴きたい方にオススメ。なお、次作ではテクニカルな側面を強め、ハッキリとテクニカル・メタル化します。


posted by メタルエリンギ at 23:14| 千葉 ☁| Comment(0) | テクニカル/プログレッシヴ&ソロ・プレイヤー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月11日

VARGTON PROJEKT / Progxyprimetal

vargtonprojektprogxyprimetal.jpg
スウェーデンのテクニカル・フュージョン/メタル・バンドの’11年1st。


MATS / MORGAN BAND、KAIPAの(Ds)Morgan Agren、BFHの(G)Mats Hedberg、TEARS OF ANGER、ex:BEYOND TWILIGHT、RIDE THE SKY他の(Vo)Bjorn Janssonによるバンド。ベースやキーボードはゲストがプレイ。Lars Eric Mattssonもゲスト参加し、数曲でリード・ギターを披露しています。


Tr.1からとんでもなくテクニカルな高速速弾きソロや高速ユニゾンが大炸裂し、変拍子だらけの非常にテクニカルな曲が楽しめます。MatsのシタールやEbowを駆使したプレイも大きな聴きどころとなっており、テクニカルな演奏に異国情緒を感じさせるようなフレーズを混ぜてくるのが特徴的なフュージョン・メタル・サウンドです。メンバー的にはプログレ界隈な感じですが、へヴィなリフも出てくるし速弾きソロも強烈なのでむしろメタラー向け。Bjornのエモーショナルな熱唱もやはり素晴らしく、変拍子の上を舞うちょっぴり不思議な歌メロも印象的。


Tr.1、3のような5〜8分の曲と、超絶なシタールが聴けるTr.4、パーカッションとへヴィなリフ、妖しげなスキャットが印象的なTr.5等のような3分未満の異国情緒溢れる小曲を織り交ぜたアルバム構成も特徴的で、どの曲も超絶技巧や妖しげな雰囲気が大炸裂しており聴きごたえは抜群。特に手数全開変拍子ドラムと超絶な速弾きが大量に聴ける9分弱のTr.7、とんでもない手数のドラムが凄すぎるTr.11はテクニカル派必聴の曲!


また、ハイテンションなテクニカル・ナンバーがメインですが、Tr.8のように瑞々しいアコギとピアノで聴かせる穏やかな曲や、歌心溢れる叙情的な泣きのギターが素晴らしい、STEVE VAIのギター・バラード系ナンバーを思わせるようなほぼインストのTr.9、爽やかな朝を思わせるようなアコギ主体の明るいナンバーTr.10のような曲などなど多彩に収録されており、それらの曲でもやはり要所で鋭いテクニックが炸裂していて聴きごたえ抜群。


さらに、歌心あるギター・フレーズと超絶技巧なドラムが合わさったフュージョン・メタル・インスト・ナンバーTr.15のような曲もあります。そして全18曲75分半のCD1枚ギリギリの超ボリュームもインパクトあります。アルバム中の8割は変拍子なんじゃないかというくらい変拍子ばかりの作品なので、変拍子好きにとてもオススメ。また、ヴォーカルはいるものの楽器演奏重視な作風なので、インスト好きにも十分オススメできる内容です。テクニカル派必聴の大名盤!!


posted by メタルエリンギ at 15:30| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | テクニカル/プログレッシヴ&ソロ・プレイヤー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

TONY HERNANDO / Actual Events

tonyhernandoactualevents.jpg
スペインのテクニカル・ギタリストの’09年4th。(B)にはSARATOGAのNiko del Hierro、(Ds)には前作に引き続きMike Terranaが参加。(Key)も前作と同様Victor Diezなる人物が参加。


前作はギターが伸びやかに歌うのをメインに、ソロでテクニカルなプレイを聴かせる哀愁のミドル・ナンバーがメインの内容でした。また、クラシカルなフレーズを駆使しつつも曲自体はそこまでクラシカルさは無く、普通に哀愁のメタルといった感じが特徴でした。今作はそういった路線の曲が相変わらず多めでありつつも、もっとクラシカルさと速弾きを押し出したYngwie Malmsteenみたいな曲が増えているのが特徴。前作が好きな方にも十分オススメできる内容ですが、Tr.1、2の冒頭がクラシカル弾きまくり系なので聴き始めは「ん?」と思うかもしれません。


やはり全体的にはギターが伸びやかに哀愁のメロディを歌う系の、Tony MacAlpineやVinnie Mooreのようなギタリストのソロ作品が好きな方にオススメ。Mike Terranaは相変わらずいい働きをしています。


posted by メタルエリンギ at 15:26| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | テクニカル/プログレッシヴ&ソロ・プレイヤー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

TONY HERNANDO / III

tonyhernandoiii.jpg
スペインのテクニカル・ギタリストの’04年3rd。(Ds)にはMike Terranaが参加。


ギターが伸びやかに歌う哀愁のミドル・ナンバーが中心となっており、歌うようなメロディアスなパートとソロ・パートがハッキリと分かれていてとても分かりやすい作風。なかなかクサみのあるメロディもGoodで、そういったところからもTony MacAlpineのソロを思わせるような質感が強いです。ソロ・プレイに関してはTony MacAlpineとは全然違った感じですし、泣きに関しては強烈さは無いですが、フル・ピッキングのソロを主体にレガート系も織り交ぜたテクニカルかつメロディアスなソロでじっくり聴かせてくれます。


哀愁のミドル・ナンバー、泣きのナンバーがメインとなる一方で、落ち着いたトーンで聴かせる叙情的な静と、骨太なリフで聴かせる動の展開があるドラマティックなTr.3、珍しくフュージョン・タッチの明るい曲Tr.8、アルバム中最長の9:31の尺で展開も変拍子も多い緊張感の高いリフ・メインのプログレッシヴ・メタル的ナンバーTr.9のような曲も収録しており聴きどころは満載。また、Tr.8では極一時期BARON ROJOやOBUS、MEDINA AZAHARAに在籍していたらしいPepe Baoという人物がベースで参加しており、スラッピングも交えた非常にグルーヴィなベースを聴かせてくれます。とてもウマい人物です。


また、全体的に手数多く、ここぞというところで印象的なリズム・パターンを繰り出すMikeのドラミングはさすがの一言。Tony MacAlpineのソロ作でもよく叩いていましたが、ああいった感じのドラミングを今作でも楽しめます。ということで、哀愁の分かりやすいメロディをギターが歌うのをメインに、メロディアスな速弾きソロも聴かせるタイプのインストが好きな方にススメ。Tony MacAlpineのEvolution辺りが好きな方にオススメです。


posted by メタルエリンギ at 15:24| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | テクニカル/プログレッシヴ&ソロ・プレイヤー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

THORBJORN ENGLUND / Influences

thorbjornenglundinfluences.jpg
STAR QUEENやWINTERLONGで知られるスウェーデンのマルチ・プレイヤーによる’06年1st。一時期SABATONにも参加していました。今作は全ての楽器を本人が担当したインスト作品で、見事なマルチ・プレイぶりを発揮しています。


WINTERLONGでも聴かせてくれたようなクラシカルで流麗なギターが入った哀愁のメタル・ナンバーを主体に、ドラムレスのロック色の無い静かで厳かな雰囲気の曲も収録。ギターもキーボードも非常に流麗ですし、Tr.4ではベースの高速ソロまでも披露。ただし2分程度の曲がメインで、1分程度の小曲も挿んだ内容で、曲自体があっさり終わってしまうという欠点があります。あれ、盛り上がってきたのにソロ・パートとか無しで終わりっすか?みたいなアッサリ感です。長くても3〜5分程度です。


クラシカルでテクニカル、それでいてメロディアスな高速ソロ・プレイが堪能できつつ、曲が2分程度でコンパクトなものが聴きたい方にオススメ。あっさりしていますけど、そのあっさり感が逆にイイという方もいるかもしれません。16曲収録していますが、上記の通り曲があっさりと短い曲中心なのでボリューム感は普通です。また、ドラムが入っていないロック色の無い静かなインスト曲も7曲くらい収録されています。メロディやギター・プレイがいいだけにもっと1曲を長く聴かせてほしかったな〜と思わせる1枚。


posted by メタルエリンギ at 15:21| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | テクニカル/プログレッシヴ&ソロ・プレイヤー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

STRINGS 24 / Strings 24

strings24strings24.jpg
ARACHNESのFranco Caruso、TIME MACHINE、ex:ARKHE'のGianluca Ferro、Stefano Xottaの3人のギタリストが8弦ギターを使ったイタリアのプロジェクトの'09年1st。8かける3で、ストリングス24です。(Ds)にはイタリアのTHE CAGEのRoberto Gualdi、(Key)にEDGE OF FOREVER他のAlessandro Del Vecchioが参加。(B)にはゲストとしてVARGTON PROJECT、BFH等のLorenzo Feliciatiが参加。


各人のソロや8弦ギターを活かしたへヴィ・リフはもちろん、ギタリストが複数いることを活かしたハモり等もガンガン取り入れて聴かせる分厚いサウンドのインスト。さてそう言われると、「え?へヴィなのはちょっと…」と思われるかもしれませんが、実際のところ必要以上にガッシリ、ズッシリとへヴィにはなっておらず、全く聴きづらさの無い程よいへヴィさです。いってみればTony MacAlpineの近年の作品みたいなへヴィさです。


そしてリフのへヴィさよりもギターのメロディに重きが置かれているサウンドで、ドラマティックなハモりで聴かせるアップ・テンポなTr.2のような曲、歌うようなフレーズで叙情的に聴かせるMarty Freedmanがやりそうな非常にメロディアスなミドル・ナンバーTr.3のような曲、疾走パートありの緩急付いたTr.4、激泣きスロー・ナンバーTr.5等々いずれも非常に魅力的。メロディの面では明るく爽やか、ちょっぴり切ないといったものが中心。


硬質でメタルらしいリフのカッコよさも光っていますし、ソロもトリッキーなタッピング等で十分にテクニカルでありつつもフレージングに歌心が感じられて、決してテクニック偏重な弾きまくりソロに終始していないのが素晴らしいです。総合的にはギターがメロディアスに歌う構築感に溢れるタイプのギター・インストが好きな方にオススメ。メロディの良さとテクニカルなソロのバランスが非常に良いギター・インストの名盤です。


posted by メタルエリンギ at 15:18| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | テクニカル/プログレッシヴ&ソロ・プレイヤー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

SIMONE FIORLETTA / When Reality Is Nothing

simonefiorlettawhenrealityisnothing.jpg
イタリアのテクニカル・メタル・バンド、MOONLIGHT COMEDYのギタリストの’09年4th。(key)には後にNO GRAVITYで共演し、SHADOWS OF STEELでも知られるAndrea de Paoliが参加。(Ds)にもNO GRAVITYに参加することになるMarco Aielloが参加。


爽やかで明るい曲を下地にSimoneのギターが存分に暴れまわるインスト。歌うようなフレーズも出てくるものの、基本的にはアドリブと高速のソロで形成されている作品で、メロディアスで爽やかな泣きのフレーズと、スウィープやタッピング、フル・ピッキングでド派手に弾きまくるソロが堪能できます。全8曲ながらもどの曲もとにかく爽やか!その中で、アトモスフェリックなパートが印象的なTr.1、アップ・テンポなTr.2、4、明るくも切なげなTr.5等々、少しずつ違った表情の曲で楽しませてくれます。


爽やかな曲に合わせてテクニックをフル稼働して弾きまくるTr.3や、爆走しながらスウィープ等の速弾きを連発するカントリー風味のぶっ飛んだナンバーTr.7のように、より派手に弾きまくる曲もあります。伸びやかで爽やかな泣きのフレーズは多くのリスナーに素直にオススメできるものの、ソロでの手数全開で弾きまくるスタイルはやはり好みが分かれると言わざるを得ないです。その点は彼が所属するバンド、MOONLIGHT COMEDYでのプレイと同じ傾向であると言えます。派手ではあるものの、フレージングのバリエーションやキャッチーさに欠ける点があるので、あまり弾きまくるのはちょっと…という方にはオススメできません。


とにかく全体的に湿った空気が全くなく、爽やかなところがウリなので、爽やかでありつつテクニカルな速弾きもガンガン連発するようなインストが聴きたい方にオススメ。


posted by メタルエリンギ at 15:15| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | テクニカル/プログレッシヴ&ソロ・プレイヤー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

PATRIK CARLSSON / Melodic Travel

patrikcarlssonmelodictravel.jpg
スウェーデンのテクニカル・ギタリスト。


ギター・プレイそのものはメロディアスでありつつも、構築感のあるギターが歌うようなスタイルではなく、あくまでもインプロヴィゼーション主体のギター・インスト。リフやドラムのリズムにもハード・ロック的な重さはほぼなく、ロック/フュージョン的な内容のインストです。しかしながら随所で炸裂するタッピング等のハイテクなソロはメタル・ギター好きにも十分アピールできるレベルなので、メタル的なハイテク・ギターでありつつ、バックはハード・ロック/メタルじゃないようなインストが聴きたい方にオススメ。


どんよりしてちょっぴりサイケな前半から明るくメロディックな後半に展開するTr.1、山の上の遺跡みたいな雰囲気の幾分民族的な雰囲気なTr.2、穏やかでメロディアスなTr.3、ひたすらトリッキーな速弾きを聴かせるTr.4、泣きのTr.5、ポップなTr.6、10、フラメンコ系Tr.7、都会的雰囲気のAOR的曲Tr.8、ファンキーなTr.9、ファンシーでポップなTr.13、クラシカルなTr.15と、全16曲の大ボリュームでありつつ非常にカラフルにバラエティに富んだ内容になっています。


曲の雰囲気はいずれも落ち着いたものになっており、曲のジャンルは違えどもあまり違和感無くアルバムに溶け込んでいるのが特徴。ジャンルが絞れていない作品が苦手な方にはオススメできませんが、一つのアルバムで多彩な曲を聴かせてくれるインストが聴きたい方にはオススメ。そういう幅広さも含めて「フュージョン・ギター・インスト」といった感じです。アルバム・タイトル通り、多彩な音の旅に出るような作品です。


posted by メタルエリンギ at 15:12| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | テクニカル/プログレッシヴ&ソロ・プレイヤー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

MILAN POLAK / Murphy's Law

milanpolakmurphyslaw.jpg
オーストリアのテクニカル・ギタリストの’09年作。


'03年のDreamscapesではメロディアスなインストを、'07年のStraightではヴォーカル入りのアメリカン・ハード・ロック/メロハー的な曲を披露してきたMilan。今作はStaright同様にパワフルなヴォーカル入りでありながら、ダウン・チューニングのへヴィな曲がズラリと並んでいて、よりメタル然とした内容になっているのが特徴。とにかくガッシリズッシリとしたリフのミドル/スロー・ナンバーばかりですが、そのリフのアグレッシヴさが象徴するかのように、ソロも前作よりも派手に弾きまくっているのが特徴です。


へヴィでグルーヴィな曲を中心としつつも歌メロはほんのりアンニュイで分かりやすいので、特別聴きづらさは無いです。また、へヴィでありつつメランコリックで変拍子パートもあるTr.4や、へヴィなリフで疾走するTr.7、珍しくへヴィさ控えめで前作に通じるところがある、泣きのソロも聴かせる穏やかなバラード系Tr.8、ちょっとした展開のある6分半と他の曲より少し長めのTr.11と様々な曲を収録。


Dreamscapesが好きな方や、Straightが好きな方に必ずしもオススメとは言えない作風なので、単純にテクニカルなソロが入ったへヴィなリフのグルーヴィなメタルが好きな方向けの作品。


posted by メタルエリンギ at 15:09| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | テクニカル/プログレッシヴ&ソロ・プレイヤー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

MILAN POLAK / Straight

milanpolakstraight.jpg
オーストリアのテクニカル・ギタリストの’07年作。


今作はヴォーカル入りでインスト曲は無し。アメリカン・ハード・ロックのような明快なノリとキャッチーな歌メロが軸になった曲がメインです。ファンキーな曲や、渋いブルース・ナンバー、VAN HALENのような疾走ナンバーTr.9のような曲もありますが、どちらかというと明るく穏やかなメロディアス・ハード寄りなミドル/スロー・ナンバーが多め。ハスキーで安定感抜群のヴォーカルが素晴らしいです。そしてギター・ソロは短めのものが多いながら、持ち前のテクニックで派手なソロを聴かせてくれます。ただ、ソロが無い曲もあります。


前インスト作品とは路線が大きく異なるので、前作が好きであっても必ずしもオススメとは言えない作品。アメリカン・ハード・ロック/メロハー的な作品で、ギター・ソロがテクニカルなものが聴きたい方にオススメ。


posted by メタルエリンギ at 15:06| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | テクニカル/プログレッシヴ&ソロ・プレイヤー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

MICHAEL HARRIS / Ego Decimation Profile

michaelharrisegodecimationprofile.jpg
USのテクニカル・ギタリスト’96年2nd。(B)にはDavid Harbour、(Ds)にはMatt Thompson、Rob Stankiewiczらが参加。各々手数多いプレイで彩を添えており、Michaelのギターはもちろん全体的にこのドラムのサウンドが実に心地よいのが大きなポイントになっています。


Tr.1が荘厳なクラシカル・ナンバーなので、アルバム全体もクラシカル路線かと思いきや意外とそうでもないのが特徴。普通に叙情的なメロディック・メタルが下地になっており、独特の粘っこいトーンで歌心のある分かりやすいフレーズをガンガン紡ぎながら、グルーヴィなリフとスリリングな速弾きソロを決めるインスト作品。ミドル/スロー・ナンバーがメインで疾走ナンバーはTr.2しかないですが、手数多いドラムと表現力豊かなギターによって退屈さは一切ありません。


メロディや泣きのプレイ重視のTr.3、6、7、10のような曲もあれば、ジャジィなパートをウマく挿入しスリリングなフレーズ主体のテクニカルさ重視のTr.4のような曲もあり。Tr.6は激泣きナンバーと言える曲で、サビに当たる部分のメロディがとても感動的な名曲です。間奏では少しスピードを増してスリリングなソロを聴かせる展開もGood。また、サビでウマくクサいメロディを絡めてドラマティックに聴かせるTr.7ではヴァイオリン奏法やアーミングを駆使したトリッキーなフレーズが印象的です。


ギターのフレーズのみならず曲の構成も比較的分かりやすいし、リズムも変拍子は要所に限り基本的にストレートで分かりやすく、ソロ等でテクニカルさを存分に発揮しつつも基本的にメロディアスで聴きやすいというのがポイントです。クラシカル全開なものや、変拍子全開のものが好きな方にはあまりオススメでは無いですが、ギターが歌うようなインストが好きな方にも、スリリングな速弾きテクが堪能できるインストが好きな方にもオススメなスグレモノです。


posted by メタルエリンギ at 15:04| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | テクニカル/プログレッシヴ&ソロ・プレイヤー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月09日

MATTSSON / Tango

mattssontango.jpg
フィンランドのテクニカル・ギタリストの’10年12th。


哀愁のメロディにミステリアスな雰囲気を絡ませ、変拍子多めのテクニカルなリズムと多めの展開で聴かせるプログレッシヴ・メタル・ナンバーがメインの内容。流麗なギターとキーボードの速弾きももちろん満載されています。曲の尺は6〜7分と少々長めで構成やリズムが凝ったものをメインに、3、4分程度で歌をメインにしたものがあります。クセの無い女性ヴォーカルがメインの曲と、ハスキーでちょっと暑苦しい男性ヴォーカルがメインの曲があるのも特徴的。今作は歌モノがメインですが、8分弱のTr.10はインストになっており、Larsのテクニカルな演奏が満喫できます。


Aメロがレゲエ調で、ギター・ソロにはブルース・パートもあるTr.1からかなり奇抜な展開でじっくり聴かせてくれます。それでいて哀愁のある歌メロはかなり分かりやすいのが魅力的。全体的にミステリアスな雰囲気の曲が多めで、LarsのプロジェクトCONDITION REDに通じるところがありますが、あちらほどダークな雰囲気ではなく、哀愁の分かりやすいメロディも多めで決して聴きづらくはないです。


他にもシタール入りで間奏がかなりテクニカルな叙情ナンバーTr.2、哀愁の歌モノ・タンゴのTr.3、アルバム最長で展開も多い11分弱のドラマティックなTr.4、叙情バラードTr.5等々聴きどころは満載。ラストTr.11はなぜか男性ヴォーカルのブルース・ナンバーですが、緊張感のあるテクニカルなインストTr.10の後とあって、アルバム全体を落ち着かせるエンディングとして効果的に働いている印象です。


同じくプログレッシヴ・メタル路線のPower Gamesとも少々違った路線で、女性ヴォーカルが多めのプログレッシヴ・メタルなので、女性ヴォーカル・プログレッシヴ・メタルが好きな方や、CONDITION REDが好きな方にオススメしたい内容。Larsの流麗なギターとキーボードが好きな方は今作も必聴です。Lars節とも言える独特な速弾きフレーズの数々は今作もやはり魅力的です。


posted by メタルエリンギ at 11:31| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | テクニカル/プログレッシヴ&ソロ・プレイヤー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

MATTSSON / Power Games

mattssonpowergames.jpg
フィンランドのテクニカル・ギタリストの'03年7th。いつも通りほとんどの演奏はLars本人が担当。ヴォーカルにはLance Kingが参加。ドラムには1st、Eternityに参加し、その後もCONDITION RED等で活躍したEddie Sledgehammerが参加しています。


前作が4分前後の尺でまとめられたストレートな歌モノ・ネオクラシカル・メタルだったのに対し、今作はTr.1から7分半、他にも8分の曲や17分の曲も収録された展開多め、リズムもテクニカルな叙情プログレッシヴ・メタルがメインになっているのが大きな特徴。Tr.1冒頭から高速のキーボードとギター・ソロが大炸裂し、Larsのマルチ・プレイの強烈さが早速楽しめます。また、Lanceのクリアでパワフルなヴォーカルに、Eddieの図太くこれまたパワフルなドラム・サウンドもとても魅力的。


疾走、変拍子とリズムを切り替えながら突き進むTr.1から聴きごたえは抜群。一方で、Tr.2のように4分程度のストレートなネオクラシカル・メタル系ナンバーも収録されており、今までのLarsの作品が好きな方にも十分にオススメできる内容になっています。


また、アルバム最長17分のTr.7はなんと「Beyond the Horizon (Guitar Concerto, No. 1)」のタイトル通りの長大なインスト・ナンバー!ドラム入りで変拍子や疾走パートにテクニカルな速弾きメインで聴かせる動のパートを序盤と終盤に設け、圧巻は中盤、5分辺りから11分半くらいまでのドラムレスの静のパート!なんとずっと激泣きギターを披露しており、まさに泣きギター好き必聴の内容となっています。動のパートでも流麗な速弾きに泣きを絡めた非常にメロディアスなものになっていますし、とにかく17分ほぼギター弾きっぱなしのLars劇場!圧巻のギター・インストです!数多あるLarsの曲の中でも最もそのギター・プレイを存分に堪能できる曲と言える大名曲!


その長大なインストの後に比較的ストレートなリズムとキャッチーな哀愁のサビメロのミドル・ナンバーTr.8で締めるというアルバム構成もGood。テクニカルなスリリングさと、充実のギター・プレイ、叙情メロディの美しさがいずれも高水準で収録された名盤。Larsの作品の中でも最も聴きごたえのある1枚と言えるでしょう。ギター好きはTr.7だけのために入手しても損無しと言える作品です。


posted by メタルエリンギ at 11:28| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | テクニカル/プログレッシヴ&ソロ・プレイヤー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

MATTSSON / Another Dimension

mattssonanotherdimension.jpg
フィンランドのテクニカル・ギタリストの'00年6th。MATTSSON名義の作品で今作はヴォーカル入り。基本的には独りで制作し、Erik Norlander、Patrick Rondat、Rob Johnsonなどの実力者がゲストで参加。ヴォーカルも無名ながらゲストが担当し。ハスキーで暑苦しいタイプです。


Visionを思わせるような哀愁のミドル・ナンバーや、シリアスで重苦しいネオクラシカル・ナンバー、哀愁の疾走ナンバー、テクニカルなインストとバランス良く収録。Tr.2、13、14等一部の曲は歌メロにキャッチーさがあって分かりやすいですが、ほとんどの曲はちょっと歌メロが地味なところが難点。ただ、変拍子を要所で繰り出すリズム面や、非常に流麗なギターとキーボードのソロは聴きごたえ十分。Visionの頃よりも北欧的な透明感や哀愁のメロディの充実ぶりは劣りつつ、テクニカルさが幾分上がっているといったようなバランスの作品。


クラシカルな要素が強い哀愁のメロディック・メタルを軸に、非常に流麗なソロが聴けるものが好きな方にオススメ。


posted by メタルエリンギ at 11:24| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | テクニカル/プログレッシヴ&ソロ・プレイヤー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする