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2018年01月19日

MOROWE / S

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ポーランドのダーク・プログレッシヴ・メタル・バンドの’14年2nd。FURIAやMASSEMORDに参加しているNihil、DECAPITATEDにも参加しているMlody(Ds)らによるバンド。


不穏なアルペジオとコードはブラック・メタル的ながら、低音のへヴィ・リフも多くドゥーム寄りなサウンド。展開は多めで、アトモスフェリックなパートがある曲もあれば、サイケデリックなパートがある曲もありの多彩でプログレッシヴなサウンド。ギターはクリーン・アルペジオを駆使する場面も多いのが特徴で、クリーンでありつつも音は不穏というのが特徴。変拍子主体でテンポ・チェンジ等もあるTr.5や、グルーヴィなベースが印象的で呪術的な低音歌唱も駆使したTr.6等が聴きどころ。


静と動の対比を活かしたへヴィでダークなプログレッシヴ・メタル、ドゥーム/ブラック要素の強めなプログレッシヴ・メタルが聴きたい方にオススメ。


ラベル:テクニカル
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GREY SKIES FALLEN / The Many Sides Of Truth

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USのプログレッシヴ・メタル・バンドの’14年4th。


ドゥーミーでありつつメランコリックなへヴィ・リフに、これまたメランコリックなオルガンやピアノを絡め、スロー・パート主体に進むドゥーム寄りなプログレッシヴ・メタル。6〜7分の曲を主体に、ドラムレスのフワフワした3分程度のアトモスフェリックなインストを絡めた内容。やはり展開が多めで、へヴィ・リフや変拍子を駆使したパート、メランコリックなメロディでガナリ歌唱するパート、グロウルを決めるパート、そして小曲に見られるようなアトモスフェリックなパートと、静と動を巧みに切り替えるサウンドで進みます。


Tr.1こそ途中にブラスト・パートがありますが、基本的にはスローなパート主体で作られた作品ですので、どれかといえばゴシック・ドゥームやメランコリック・ドゥーム、アトモスフェリック・ドゥーム等が好きな方にオススメ。そういったサウンドを下地に、もうちょっと色々な要素を組み合わせたようなプログレッシヴ・メタルが聴きたい方にオススメです。ソロは基本的に無いので、メランコリックなギターとキーボードのリフや、エモーショナルなヴォーカルを楽しむような内容です。
ラベル:個性派メタル
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2018年01月17日

THE SEAN BAKER ORCHESTRA / Baker's Dozen

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USのテクニカル・ギタリストによるバンドの'09年作。


主役はギタリストのSean Bakerで、高速フル・ピッキングによる豪快なソロに、スウィープやタッピング等も交えた非常にスリリングでテクニカルなソロと、ギタリストをもう一人迎えてのツイン・ギター編成でのガッシリとヘヴィなリフやツイン・リードでメタリックなインストを聴かせてくれます。また、メタル界隈で目立った活躍はないものの、(Ds)Lawrence Wilsonの手数全開のスピーディなプレイはかなり強烈で、ギターのみならずドラムも聴きごたえがあります。


ダークでずっしりしたヘヴィなリフを軸にしつつ、哀愁のクサメロを多めに聴かせるスタイルは、Theodore Ziras辺りに通じるものがあります。ただ、Theodoreと比較するとあちらの方が歌心のあるフレーズが多めでこちらは速弾きが多めといった感じです。クラシカルなフレーズを軸にした曲もチラホラあり、Joe Stumpをゲストに迎えたTr,4は「Neo-Classical Gas」というタイトルからして直球のネオクラシカル・ギター・インストです。Joeの豪快な超速ピッキングが楽しめます。


他にも、瑞々しく美しいアコギによる穏やかなインストTr.5、サビのドラマティックなフレーズが印象的なTr.8、フラメンコ・ギターの速弾きを取り入れた異国情緒の感じられるナンバーTr.10、ロックマンとかのゲームに使われそうなストレートなクサメロ・アップ・テンポ・ナンバーTr,11、スリリングな速弾きとクサメロがどちらも楽しめるTr.12と聴きどころは多いです。


また、Tr.9はDEEP PURPLEの「Highway Star」をインストにした曲であり、歌メロを忠実に再現した歌うようなギター・プレイに、Jonのオルガン・ソロもギターで再現していますし、ギター・ソロも大きな捻りの無い妙に再現度の高いアレンジになっています。リフが本家より若干がっしりしているところと、ドラムの音が現代的に太くてパワフルなところが違いです。また全体的に展開は多少多めですが、変拍子などの難しいリズムはほとんど使用しておらず、リズム面がストレートなところもポイント。


ともあれ、ちょっぴりダークでヘヴィでありつつ、メロディアスな速弾きを満載してクサメロも聴けるようなギター・インストが好きな方には是非とも聴いてみてほしい作品。豪快な速弾きの数々とヘヴィなリフの数々でかなり攻撃的に仕上がっているインスト作品です。良くも悪くもジャケからは全く想像の付かないサウンドですw


posted by メタルの宮殿 at 20:25| 千葉 ☔| Comment(0) | テクニカル/プログレッシヴ&ソロ・プレイヤー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月14日

AVALON / Eurasia

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ドイツのテクニカル・メタル・バンドの’00年5th。


ヴォーカルには引き続き、後にFIREWINDやPOWER QUESTに参加する実力派のChity Somapalaが参加。今作も伸びやかな歌唱を聴かせてくれます。曲の方はというと、4、5分程度のコンパクトな尺で捻りのあるリズムや展開で聴かせる内容は同じでありつつも、ジャケットの雰囲気をそのまま表現したようなシタールなどを駆使したインドっぽい儀式的なTr.1が象徴するかのようにテクニカル・メタルというよりはプログレッシヴな色合いが強めになっています。


ヘヴィなリフと変拍子によるTr.2は実に彼ららしいと言えつつ、間奏ではTr.1を引き継いでシタールが入ってインド風になったりします。非常にグルーヴィなベースとドラムから始まるTr.3や、変拍子アリの王道のテクニカル・メタルTr.7は前作の延長上と言えますが、スローで叙情的なTr.4、穏やかで明るいパートを中心に少し悲しげなパートへの展開が印象的な7分と少し長めのTr.5、やはり明るく穏やかなメロディとアコギ、パーカッシヴなリズムでANGRAのHoly Land辺りを思わせるTr.6…


さらには神秘的なコーラスやシタール、パーカッシヴなリズムでやはり異国情緒溢れるアルバム表題曲Tr.8、アコースティックで穏やかなTr.10、明るくキャッチーなサビとストレートな構成が印象的なメロディアスハード的ナンバーTr.11といった具合に、穏やかで柔らかな質感の曲が多めなところが大きな特徴です。アルバム表題曲から切れ目なくつながるTr.9も比較的ストレートなリズムや構成のミドル・ナンバーになっています。


前作のようにほとんどの曲で変拍子を駆使したスリリングな場面があったり…といった作風ではないですが、そういった変拍子や速弾きソロのスリリングな場面も残しつつ、より美しく叙情的でメロディアスな場面が多いのがポイントと言えます。テクニカルさはほどほどに穏やかで美しい曲が好きな方にオススメ。Chityのエモーショナルな歌唱が聴きたい方には前作以上にオススメといえる1枚。


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AVALON / Vision Eden

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ドイツのテクニカル・メタル・バンドの’98年4th。


後にPOWER QUESTやFIREWINDにも参加する実力派ハイトーン・ヴォーカリスト、Chity Somapalaが参加。このChityのヴォーカルが確実に楽曲に質を高めており、時にパワフルに時にエモーショナルに歌い上げる安定感抜群でしっかりと芯のある歌唱は実に見事。基本的には硬質なリフのミドル・パートを主体にしつつ、ウマく変拍子や疾走パートを絡めたり、テンポが切り替わる展開を持たせるなどして変化を持たせてじっくりと聴かせてくれる内容。


歌メロのキャッチーさはそれほど高く無いですが、シリアス過ぎずクサすぎずの程よい哀愁と叙情性で、まさにテクニカル・メタルだなぁと思わせてくれる作品です。メロディアスなプレイを軸にアグレッシヴな速弾きを聴かせるギターやキーボードのソロに、スラッピングを交えたプレイも聴かせるベース、随所で手数多い高速プレイを聴かせるスリリングなドラムと演奏面の聴きごたえも抜群!そこに上記Chityのパワフルなヴォーカルが加わるので全体的な質も実に高いです。


5分程度の程よい尺で上記のような変化を持たせた展開やリズムで聴かせるコンパクトなテクニカル/プログレッシヴ・メタルが好きな方にとてもオススメな1枚です。音質面的にもB級臭は一切無しの高品質な隠れた名作。所々変拍子を盛り込んだトリッキーな疾走曲Tr.2や、ワイルドな雰囲気の変拍子リフがカッコいいTr.5、ひと際リズム面がテクニカルなTr.8等が大きな聴きどころです。


ラベル:オススメタル
posted by メタルの宮殿 at 21:28| 千葉 ☀| Comment(0) | テクニカル/プログレッシヴ&ソロ・プレイヤー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月17日

DREAMHUNTER / Roll Back

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イタリアのメロディック・メタル・バンドの’11年2nd。


前作は英国ハード・ロックを基本にしたような哀愁のメロディック・メタルに、ところどころ変拍子やひねりのあるリズム、かる〜くテンポ・チェンジなどを取り入れた「プログレッシヴ/テクニカル系というにはちと物足りないな〜」といった内容でしたが、今作はそのテクニカル要素を押し出して明確にテクニカル・メタル化した作品!全編ゴリッゴリに変拍子や速弾きだらけ、ユニゾンだらけみたいなバカテク路線ではないですが、明らかに多めになった変拍子の量に、テンポ・チェンジ等のギミック、英国っぽさも残しつつ、いかにもイタリア産らしい陰が感じられるメロディの数々が印象的な作品へと進化。


そして前作でも素晴らしかったパワフルなクリア・ハイトーン・ヴォーカルは今作も当然素晴らしく、さらによりエモーショナルになっていますし、歌心の感じられるメロディ重視のギター・ソロも健在。速弾き連発、スウィープやタッピングだらけみたいなのを期待してはちょっと違いますが、メロディアスな泣き系のソロが好きな方にはとてもオススメです。曲によってはちょっと爽やかな感じのソロも聴かせてくれるのがまたGood。


叙情的な静のパートではアルペジオやメロディックなベース、金物の高速刻み等を聴かせるドラム、そして動のパートではへヴィなリフを聴かせるギターとスネアやシンバルを連打するドラムと、楽器隊全員の押し引きを心得たプレイも素晴らしく、曲の起伏やドラマティックさをしっかりと表現してくれています。曲の長さは6分前後と少々長めですが、極端に長いのも無くて聴きづらさも無しです。


ヴォーカルや歌メロ、安定感ある楽器隊のプレイと前作も良いところは多かったものの、ただ曲の路線だけが中途半端な印象がありました。今作はそういった中途半端さを大幅に払拭した叙情テクニカル・メタルの佳作!テクニカルすぎずメロディがしっかりとしたテクニカル・メタルが聴きたい方にオススメ。


ラベル:オススメタル
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DREAMHUNTER / The Hunt Is On

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イタリアのちょいテク・メロディック・メタル・バンドの’06年1st。


DREAMとつくバンドはなんとな〜くプログレッシヴなイメージが湧きますが、このバンドもTr.1の冒頭から変拍子が出てくるので「お、そっち系か?」と思わせますが、実際のところはそういう要素はそんなに無い基本的には分かりやすいサウンド。英国ハード・ロックからの影響を感じさせるような哀愁のメロディに、パワフルでキリッとしたクリア・ハイトーン・ヴォーカル、そして歌心のあるギター・ソロが素晴らしい作品。


Tr.3のように展開多めで7分弱のプログレ・ハード的なナンバーもありますが、他はミドルと疾走がちょっぴり切り替わったり、少しだけひねりのあるリズムが出てきたりという程度で、ほんのりテクニカルな演奏を交えつつあくまでメロディ重視で聴かせてくれる作品です。起伏のある7分のラストTr.8は歌メロもカッコよくて素晴らしい1曲。音質は少々薄いですが、確かな演奏力と優れた歌唱力によるほんのりテクニカルな哀愁のハード・ロック/メタルが聴きたい方にオススメ。なお、次作ではテクニカルな側面を強め、ハッキリとテクニカル・メタル化します。


posted by メタルの宮殿 at 23:14| 千葉 ☁| Comment(0) | テクニカル/プログレッシヴ&ソロ・プレイヤー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月11日

VARGTON PROJEKT / Progxyprimetal

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スウェーデンのテクニカル・フュージョン/メタル・バンドの’11年1st。


MATS / MORGAN BAND、KAIPAの(Ds)Morgan Agren、BFHの(G)Mats Hedberg、TEARS OF ANGER、ex:BEYOND TWILIGHT、RIDE THE SKY他の(Vo)Bjorn Janssonによるバンド。ベースやキーボードはゲストがプレイ。Lars Eric Mattssonもゲスト参加し、数曲でリード・ギターを披露しています。


Tr.1からとんでもなくテクニカルな高速速弾きソロや高速ユニゾンが大炸裂し、変拍子だらけの非常にテクニカルな曲が楽しめます。MatsのシタールやEbowを駆使したプレイも大きな聴きどころとなっており、テクニカルな演奏に異国情緒を感じさせるようなフレーズを混ぜてくるのが特徴的なフュージョン・メタル・サウンドです。メンバー的にはプログレ界隈な感じですが、へヴィなリフも出てくるし速弾きソロも強烈なのでむしろメタラー向け。Bjornのエモーショナルな熱唱もやはり素晴らしく、変拍子の上を舞うちょっぴり不思議な歌メロも印象的。


Tr.1、3のような5〜8分の曲と、超絶なシタールが聴けるTr.4、パーカッションとへヴィなリフ、妖しげなスキャットが印象的なTr.5等のような3分未満の異国情緒溢れる小曲を織り交ぜたアルバム構成も特徴的で、どの曲も超絶技巧や妖しげな雰囲気が大炸裂しており聴きごたえは抜群。特に手数全開変拍子ドラムと超絶な速弾きが大量に聴ける9分弱のTr.7、とんでもない手数のドラムが凄すぎるTr.11はテクニカル派必聴の曲!


また、ハイテンションなテクニカル・ナンバーがメインですが、Tr.8のように瑞々しいアコギとピアノで聴かせる穏やかな曲や、歌心溢れる叙情的な泣きのギターが素晴らしい、STEVE VAIのギター・バラード系ナンバーを思わせるようなほぼインストのTr.9、爽やかな朝を思わせるようなアコギ主体の明るいナンバーTr.10のような曲などなど多彩に収録されており、それらの曲でもやはり要所で鋭いテクニックが炸裂していて聴きごたえ抜群。


さらに、歌心あるギター・フレーズと超絶技巧なドラムが合わさったフュージョン・メタル・インスト・ナンバーTr.15のような曲もあります。そして全18曲75分半のCD1枚ギリギリの超ボリュームもインパクトあります。アルバム中の8割は変拍子なんじゃないかというくらい変拍子ばかりの作品なので、変拍子好きにとてもオススメ。また、ヴォーカルはいるものの楽器演奏重視な作風なので、インスト好きにも十分オススメできる内容です。テクニカル派必聴の大名盤!!


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TONY HERNANDO / Actual Events

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スペインのテクニカル・ギタリストの’09年4th。(B)にはSARATOGAのNiko del Hierro、(Ds)には前作に引き続きMike Terranaが参加。(Key)も前作と同様Victor Diezなる人物が参加。


前作はギターが伸びやかに歌うのをメインに、ソロでテクニカルなプレイを聴かせる哀愁のミドル・ナンバーがメインの内容でした。また、クラシカルなフレーズを駆使しつつも曲自体はそこまでクラシカルさは無く、普通に哀愁のメタルといった感じが特徴でした。今作はそういった路線の曲が相変わらず多めでありつつも、もっとクラシカルさと速弾きを押し出したYngwie Malmsteenみたいな曲が増えているのが特徴。前作が好きな方にも十分オススメできる内容ですが、Tr.1、2の冒頭がクラシカル弾きまくり系なので聴き始めは「ん?」と思うかもしれません。


やはり全体的にはギターが伸びやかに哀愁のメロディを歌う系の、Tony MacAlpineやVinnie Mooreのようなギタリストのソロ作品が好きな方にオススメ。Mike Terranaは相変わらずいい働きをしています。


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TONY HERNANDO / III

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スペインのテクニカル・ギタリストの’04年3rd。(Ds)にはMike Terranaが参加。


ギターが伸びやかに歌う哀愁のミドル・ナンバーが中心となっており、歌うようなメロディアスなパートとソロ・パートがハッキリと分かれていてとても分かりやすい作風。なかなかクサみのあるメロディもGoodで、そういったところからもTony MacAlpineのソロを思わせるような質感が強いです。ソロ・プレイに関してはTony MacAlpineとは全然違った感じですし、泣きに関しては強烈さは無いですが、フル・ピッキングのソロを主体にレガート系も織り交ぜたテクニカルかつメロディアスなソロでじっくり聴かせてくれます。


哀愁のミドル・ナンバー、泣きのナンバーがメインとなる一方で、落ち着いたトーンで聴かせる叙情的な静と、骨太なリフで聴かせる動の展開があるドラマティックなTr.3、珍しくフュージョン・タッチの明るい曲Tr.8、アルバム中最長の9:31の尺で展開も変拍子も多い緊張感の高いリフ・メインのプログレッシヴ・メタル的ナンバーTr.9のような曲も収録しており聴きどころは満載。また、Tr.8では極一時期BARON ROJOやOBUS、MEDINA AZAHARAに在籍していたらしいPepe Baoという人物がベースで参加しており、スラッピングも交えた非常にグルーヴィなベースを聴かせてくれます。とてもウマい人物です。


また、全体的に手数多く、ここぞというところで印象的なリズム・パターンを繰り出すMikeのドラミングはさすがの一言。Tony MacAlpineのソロ作でもよく叩いていましたが、ああいった感じのドラミングを今作でも楽しめます。ということで、哀愁の分かりやすいメロディをギターが歌うのをメインに、メロディアスな速弾きソロも聴かせるタイプのインストが好きな方にススメ。Tony MacAlpineのEvolution辺りが好きな方にオススメです。


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THORBJORN ENGLUND / Influences

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STAR QUEENやWINTERLONGで知られるスウェーデンのマルチ・プレイヤーによる’06年1st。一時期SABATONにも参加していました。今作は全ての楽器を本人が担当したインスト作品で、見事なマルチ・プレイぶりを発揮しています。


WINTERLONGでも聴かせてくれたようなクラシカルで流麗なギターが入った哀愁のメタル・ナンバーを主体に、ドラムレスのロック色の無い静かで厳かな雰囲気の曲も収録。ギターもキーボードも非常に流麗ですし、Tr.4ではベースの高速ソロまでも披露。ただし2分程度の曲がメインで、1分程度の小曲も挿んだ内容で、曲自体があっさり終わってしまうという欠点があります。あれ、盛り上がってきたのにソロ・パートとか無しで終わりっすか?みたいなアッサリ感です。長くても3〜5分程度です。


クラシカルでテクニカル、それでいてメロディアスな高速ソロ・プレイが堪能できつつ、曲が2分程度でコンパクトなものが聴きたい方にオススメ。あっさりしていますけど、そのあっさり感が逆にイイという方もいるかもしれません。16曲収録していますが、上記の通り曲があっさりと短い曲中心なのでボリューム感は普通です。また、ドラムが入っていないロック色の無い静かなインスト曲も7曲くらい収録されています。メロディやギター・プレイがいいだけにもっと1曲を長く聴かせてほしかったな〜と思わせる1枚。


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STRINGS 24 / Strings 24

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ARACHNESのFranco Caruso、TIME MACHINE、ex:ARKHE'のGianluca Ferro、Stefano Xottaの3人のギタリストが8弦ギターを使ったイタリアのプロジェクトの'09年1st。8かける3で、ストリングス24です。(Ds)にはイタリアのTHE CAGEのRoberto Gualdi、(Key)にEDGE OF FOREVER他のAlessandro Del Vecchioが参加。(B)にはゲストとしてVARGTON PROJECT、BFH等のLorenzo Feliciatiが参加。


各人のソロや8弦ギターを活かしたへヴィ・リフはもちろん、ギタリストが複数いることを活かしたハモり等もガンガン取り入れて聴かせる分厚いサウンドのインスト。さてそう言われると、「え?へヴィなのはちょっと…」と思われるかもしれませんが、実際のところ必要以上にガッシリ、ズッシリとへヴィにはなっておらず、全く聴きづらさの無い程よいへヴィさです。いってみればTony MacAlpineの近年の作品みたいなへヴィさです。


そしてリフのへヴィさよりもギターのメロディに重きが置かれているサウンドで、ドラマティックなハモりで聴かせるアップ・テンポなTr.2のような曲、歌うようなフレーズで叙情的に聴かせるMarty Freedmanがやりそうな非常にメロディアスなミドル・ナンバーTr.3のような曲、疾走パートありの緩急付いたTr.4、激泣きスロー・ナンバーTr.5等々いずれも非常に魅力的。メロディの面では明るく爽やか、ちょっぴり切ないといったものが中心。


硬質でメタルらしいリフのカッコよさも光っていますし、ソロもトリッキーなタッピング等で十分にテクニカルでありつつもフレージングに歌心が感じられて、決してテクニック偏重な弾きまくりソロに終始していないのが素晴らしいです。総合的にはギターがメロディアスに歌う構築感に溢れるタイプのギター・インストが好きな方にオススメ。メロディの良さとテクニカルなソロのバランスが非常に良いギター・インストの名盤です。


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SIMONE FIORLETTA / When Reality Is Nothing

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イタリアのテクニカル・メタル・バンド、MOONLIGHT COMEDYのギタリストの’09年4th。(key)には後にNO GRAVITYで共演し、SHADOWS OF STEELでも知られるAndrea de Paoliが参加。(Ds)にもNO GRAVITYに参加することになるMarco Aielloが参加。


爽やかで明るい曲を下地にSimoneのギターが存分に暴れまわるインスト。歌うようなフレーズも出てくるものの、基本的にはアドリブと高速のソロで形成されている作品で、メロディアスで爽やかな泣きのフレーズと、スウィープやタッピング、フル・ピッキングでド派手に弾きまくるソロが堪能できます。全8曲ながらもどの曲もとにかく爽やか!その中で、アトモスフェリックなパートが印象的なTr.1、アップ・テンポなTr.2、4、明るくも切なげなTr.5等々、少しずつ違った表情の曲で楽しませてくれます。


爽やかな曲に合わせてテクニックをフル稼働して弾きまくるTr.3や、爆走しながらスウィープ等の速弾きを連発するカントリー風味のぶっ飛んだナンバーTr.7のように、より派手に弾きまくる曲もあります。伸びやかで爽やかな泣きのフレーズは多くのリスナーに素直にオススメできるものの、ソロでの手数全開で弾きまくるスタイルはやはり好みが分かれると言わざるを得ないです。その点は彼が所属するバンド、MOONLIGHT COMEDYでのプレイと同じ傾向であると言えます。派手ではあるものの、フレージングのバリエーションやキャッチーさに欠ける点があるので、あまり弾きまくるのはちょっと…という方にはオススメできません。


とにかく全体的に湿った空気が全くなく、爽やかなところがウリなので、爽やかでありつつテクニカルな速弾きもガンガン連発するようなインストが聴きたい方にオススメ。


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PATRIK CARLSSON / Melodic Travel

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スウェーデンのテクニカル・ギタリスト。


ギター・プレイそのものはメロディアスでありつつも、構築感のあるギターが歌うようなスタイルではなく、あくまでもインプロヴィゼーション主体のギター・インスト。リフやドラムのリズムにもハード・ロック的な重さはほぼなく、ロック/フュージョン的な内容のインストです。しかしながら随所で炸裂するタッピング等のハイテクなソロはメタル・ギター好きにも十分アピールできるレベルなので、メタル的なハイテク・ギターでありつつ、バックはハード・ロック/メタルじゃないようなインストが聴きたい方にオススメ。


どんよりしてちょっぴりサイケな前半から明るくメロディックな後半に展開するTr.1、山の上の遺跡みたいな雰囲気の幾分民族的な雰囲気なTr.2、穏やかでメロディアスなTr.3、ひたすらトリッキーな速弾きを聴かせるTr.4、泣きのTr.5、ポップなTr.6、10、フラメンコ系Tr.7、都会的雰囲気のAOR的曲Tr.8、ファンキーなTr.9、ファンシーでポップなTr.13、クラシカルなTr.15と、全16曲の大ボリュームでありつつ非常にカラフルにバラエティに富んだ内容になっています。


曲の雰囲気はいずれも落ち着いたものになっており、曲のジャンルは違えどもあまり違和感無くアルバムに溶け込んでいるのが特徴。ジャンルが絞れていない作品が苦手な方にはオススメできませんが、一つのアルバムで多彩な曲を聴かせてくれるインストが聴きたい方にはオススメ。そういう幅広さも含めて「フュージョン・ギター・インスト」といった感じです。アルバム・タイトル通り、多彩な音の旅に出るような作品です。


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MILAN POLAK / Murphy's Law

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オーストリアのテクニカル・ギタリストの’09年作。


'03年のDreamscapesではメロディアスなインストを、'07年のStraightではヴォーカル入りのアメリカン・ハード・ロック/メロハー的な曲を披露してきたMilan。今作はStaright同様にパワフルなヴォーカル入りでありながら、ダウン・チューニングのへヴィな曲がズラリと並んでいて、よりメタル然とした内容になっているのが特徴。とにかくガッシリズッシリとしたリフのミドル/スロー・ナンバーばかりですが、そのリフのアグレッシヴさが象徴するかのように、ソロも前作よりも派手に弾きまくっているのが特徴です。


へヴィでグルーヴィな曲を中心としつつも歌メロはほんのりアンニュイで分かりやすいので、特別聴きづらさは無いです。また、へヴィでありつつメランコリックで変拍子パートもあるTr.4や、へヴィなリフで疾走するTr.7、珍しくへヴィさ控えめで前作に通じるところがある、泣きのソロも聴かせる穏やかなバラード系Tr.8、ちょっとした展開のある6分半と他の曲より少し長めのTr.11と様々な曲を収録。


Dreamscapesが好きな方や、Straightが好きな方に必ずしもオススメとは言えない作風なので、単純にテクニカルなソロが入ったへヴィなリフのグルーヴィなメタルが好きな方向けの作品。


posted by メタルの宮殿 at 15:09| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | テクニカル/プログレッシヴ&ソロ・プレイヤー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする