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2019年09月15日

DIAMATREGON / Crossroad

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フランスのプリミティヴ・ブラック・メタル・バンドの’09年3rd。

トゲトゲしくノイジーな音質、シンプルかつ非常に不穏なリフ、手数は多いもののノイジーさが強くて聴き取りづらいドラム、地声の悲痛な絶叫に唸るような掠れデス声を聴かせるヴォーカルによるブラック・メタル。部分的に叙情的なトレモロ・リフを聴かせる辺りがフランス産らしく巧み。メンバーは3名ですが3名全員がヴォーカルもやっているらしく、多重人格的に聴こえるヴォーカルは複数人で分けているからかもしれません。

やはりプリブラを下地にディプレッシヴ要素を感じさせる、MUTIILATIONのようなフレンチ・ブラック・サウンドが好きな方にオススメ。ただ、音質の朧げさやペラペラ感はMUTIILATIONほどではないですし、所々初期のBURZUMっぽさも感じられるのが特徴です。徐々に展開していく10分のアルバム表題曲Tr.6が聴きどころ。

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2019年09月13日

AGAINST THE PLAGUES / Decoding the Mainframe

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USのシンフォニック・ブラック・メタル・バンドの’10年2nd。LOST HORIZONのWojtek Lisicki(G,Vo)が在籍しています。


ブラスト・ビートに2バス連打による疾走感あるアグレッシヴなドラム、荘厳さがありつつ冷たい質感のキーボード・オーケストレーション、骨太な刻みリフを軸にメロディアスなフレーズやトレモロ・リフを混ぜたギター、掠れデス声主体のヴォーカルによるシンフォニック・ブラック。刻みリフ主体かつアグレッシヴでドラマティックさのあるサウンドはTESTAMENTのEric PetersonらによるDRAGONLORDに通じるところがあります


ギターのノイズ成分は少なめの綺麗なサウンドをしているので、あまりブラック・メタルブラック・メタルしていない聴きやすいシンフォニック・ブラックが好きな方にオススメ。場面によっては綺麗になった2nd、3rdの頃のEMPERORといった趣も感じさせます。また、LOST HORIZON時代と変わらないWojtekの流麗なギター・ソロはさすがの一言。さらに、ソロ等にメロディアスさはあるものの、メロパワ臭はせずあくまで邪悪さや不穏さを煽るメロディなところが大きなポイント。叙情性もほとんどないのでメロデス臭もほとんどしません。


怒涛の高速ブラストと邪悪なトレモロ・リフが炸裂するTr.3、同じくブラスト・パートが主体でありつつギター・ソロがハモリで実にドラマティックかつメロディアスなギャップがカッコいいTr.6、DIMMU BORGIRばりに荘厳なオーケストレーションが聴けるTr.8等が大きな聴きどころです。前作同様聴きどころの多い名盤。

posted by メタルの小屋 at 14:41| 千葉 ☁| Comment(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月12日

ALASTOR / Demon Attack

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ポルトガルのブラッケンド・スラッシュ・バンドの’11年4th。

汚いダミ声でシャウトするヴォーカル、シンプルかつ不穏な低音刻みリフ、ガシャガシャした質感の2ビート高速疾走ドラムによるブラッケンド・スラッシュ・サウンド。結成時期は1988年ということでその頃の音をそのまま持ってきてしまったかのようなカビ臭さを放っています。しかしながら活動歴の長さからか2ビートの長時間の疾走にしてもギター・ソロにしても演奏自体は安定感があるのがポイント。ヴォーカルは恐らくポルトガル語です。

爽やかなギター・ソロが炸裂するTr.3、非常にクサい哀愁のツイン・リードが炸裂するTr.8等、ギター・ソロだけメロディアスでパワー・メタル色があるギャップが凄い曲も出てくるのが面白いところです。Tr.10はMOTLEY CRUEの「Red Hot」のカヴァーで、エコーする掠れデス声で見事にブラッケンド・スラッシュなカヴァーに仕上がっています。

また、Tracks 12-19はボーナス・トラックですが、どうやらバンドにとっては幻の1stアルバムのようである1996年のGates of Darknessの曲が収録されています。2ビート主体の爆走スラッシュ・サウンドに違いは無いですが、よりノイジーでトゲトゲしく地下臭のする音質で初期KREATORや初期SODOM等を思わせる非常に邪悪なブラッケンド・スラッシュがカッコいいです。

ヴォーカルにエコーがかかっていたり、ノイジーさがあったりして決して綺麗とは言えないサウンドですが、演奏が分からない程に汚い音質でもないのがポイント。綺麗すぎずしかし安定感はある疾走感抜群のブラッケンド・スラッシュが聴きたい方にオススメ。

ラベル:疾走感強し
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2019年09月11日

MARTYR / A Malicious Odyssey

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オランダのメロディック・ブラック・メタル・バンドの’04年1stにして唯一のスタジオ・フル。

アグレッシヴな掠れデス声絶叫、メロディックな叙情トレモロ・リフと寒々しくシンプルなトレモロ・リフを聴かせるギター、かなりの高速ブラストや連打を決め手数も多いドラムによるメロディック・ブラック。Tr.1、2辺りはブラスト・パートが主体でDARK FUNERALを幾分メロディックにしたような印象で、叙情的なミドル・パートとの起伏のあるTr.3、4はDISSECTION辺りを思わせるサウンドになっています。Tr.5はむしろ1st、2ndの頃のGATES OF ISHTARっぽさがあります。

寒々しさと薄ら悲しみを湛えたトレモロ・リフを軸に、ブラスト・パート多めで疾走感のある'90年代的なメロディック・ブラックが聴きたい方にオススメの名盤。思わず2nd以降も出してほしかった!と感じてしまう内容です。

posted by メタルの小屋 at 12:26| 千葉 🌁| Comment(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月03日

THE ELYSIAN FIELDS / 12 Ablaze

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ギリシャのメロディック・ブラック・メタル・バンドの’01年3rd。

ブラスト・ビート多めのアグレッシヴなリズムに、キーボード・オーケストレーションがバックで優雅に響き渡るメロディック・ブラック・メタル。儚げなピアノに、ゲストのヴァイオリン、チェロの耽美な響きもGood。ギターはメロデス的な叙情刻みリフと、ブラック・メタル的な叙情トレモロ・リフを併用したスタイルで、ヴォーカルは邪悪な掠れデス声でありつつ全体的な叙情性は強め。

疾走感溢れるTr.1、5のような曲はもちろんのこと、スローなパート主体にヴァイオリンが儚く響くTr.2のような曲もGood。ピアノが煌くミドル・パートが印象的なTr.3をはじめ、ゴシック・ブラック的な質感が強いのも大きな特徴です。オーケストラがド派手にガンガン響くようなシンフォニック・ブラックが好きな方には物足りないかと思いますが、ゴシカルに優雅に響くようなタイプのシンフォニック・ブラックや、ゴシック・ブラック系が好きな方、メロデスとメロブラの中間のものが好きな方にオススメの名作。

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2019年03月23日

NECROPLASMA / My Hearse, My Redemption

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スウェーデンのブラック・メタル・バンドの’02年1st。

ドカドカガシャガシャしたやかましいドラムと、潰れた質感の不穏なトレモロ・リフ、掠れデス声絶叫によるピュアなブラック・メタル。尺が5分前後あり、疾走中心にビートを切り替えるドラムに、時折少しスロー・ダウンしたりと展開もあるのがポイント。DARKTHRONEよりはメロディがありつつも、決して叙情的ではなく不穏なタイプのトレモロ・リフを纏ってドカドカ疾走するプリミティヴ・ブラックが好きな方にオススメ。アルバム全体の統一感もあってGoodです。

ラベル:プリブラ
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NECROMASS / Abyss Calls Life

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イタリアのメロディック・ブラック・メタル・バンドの’96年2nd。

悲しみを帯びたトレモロ・リフ主体にアコギも聴かせるメロディックなギター、ミドル・パート中心に場面が切り替わるような展開、起伏のあるデス声を聴かせるエモーショナルなヴォーカル、高音部を駆使したフレーズも聴かせる結構メロディックなベースによる、陰鬱でありつつもかなりドラマティックなメロディック・ブラック。8分半のTr.2は非常にドラマティックな1曲。Tr.7序盤の幻惑感に中盤のギター・ソロも特筆モノです。

ドラマティックで多彩な展開から'90年代前半の実験的だった初期のゴシック・メタルやメロディック・デス等が好きな方や、メロデスとメロブラの中間的なサウンドが好きな方にオススメですが、そういったサウンドと比較すると雑多な要素は少なくあくまで割とシンプルなトレモロ・リフ主体の叙情的でメロディックなブラック・メタルに仕上がっているのが印象的な1枚。

ブラック・メタルにしては疾走感の低い1枚ですが、陰鬱でありつつも叙情的でドラマティックなメロディック・ブラックはかなり個性的であると言えますし、トレモロ・リフ好きやプログレッシヴな作品が好きな方にもオススメしたい内容です。今聴いても聴きごたえのある完成度の高い名作。

posted by メタルの小屋 at 12:32| 千葉 ☔| Comment(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

NATTEFROST / Blood & Vomit

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ノルウェーのブラック・メタル・バンドCARPATHIAN FORESTのメンバーNattefrostによるバンドの’04年1st。

ノイジーで少し篭った地下臭のするサウンド・プロダクション、どんよりしていてシンプルな低音リフ、ドカドカしたブラスト・ビートとスラッシュ/ハードコア的な疾走を混ぜたリズム、掠れデス声のまさにプリミティヴ・ブラックといった内容。DARKTHRONEが好きな方にオススメですが、DARKTHRONEにブラック/スラッシュ色を加えた感じ。叙情性やメロディックさのカケラも無い激ピュア・ブラック・メタルです。

ラベル:プリブラ
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2019年03月22日

MARFIK / Devotum Lucifer

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イタリアのディプレッシヴ/アンビエント・ブラック・メタル。

メロディが割とハッキリしている悲しく儚いアンビエント・サウンドと、ノイズ塗れのディプレッシヴ・ブラック・サウンドを聴かせてくれる作品で、アンビエント→ディプレッシヴ・ブラック・メタル・ナンバーと交互に聴かせるアルバム構成。Tr.1は前半がアンビエント、後半でディプレッシヴ・ブラックに展開する曲ですが、他の曲は完全にアンビエントか完全にディプレッシヴ・ブラックです。

アンビエント・ナンバーは、基本的には静かに悲しいフレーズが流れるものがメインですが、笛やアコギなどをフィーチュアしたフォーキッシュな郷愁を感じさせるTr.5のような曲もあり。ディプレッシヴ・ブラック系ナンバーでは、ヴォーカルはノイズの奥の方から薄らと絶叫が聴こえてくるので、ヴォーカルも一種の楽器のような扱いです。ひたすら悲しく寒々しいノイズ塗れのトレモロ・リフが聴けるTr.6、メロディが割とハッキリしていやっぱり凄く悲しいTr.8が聴きどころ。

全体的にRAWでノイジーでモヤモヤしたサウンド・プロダクションですが、むしろこのサウンドにはこれくらいが合っていて、全体のモノクロ感、儚さを助長する仕上がりになっています。死にそうな感じというよりは、じわじわと悲しみを積み上げていくようなアンビエント/ディプレッシヴ・ブラックが好きな方にオススメ。

posted by メタルの小屋 at 09:40| 千葉 ☁| Comment(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

LUGER / Lugersnacht Faktion Tyranei

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フランスの独りブラック・メタルの’06年2nd。

不明瞭な籠りまくりの音質とノイズまみれのとげとげしいリフにドカドカしたドラム、前面に出た図太いガテラル・ヴォイスによる初期BEHERITやBLASPHEMYを思わせるような非常に汚いRawブラック・メタル。およそフランス産とは思えない汚さが強烈ですが、薄ら聴こえてくるリフから感じられるメロディの陰鬱さ加減はどことなくフランス産かなと思わせるポイント。2分半〜3分程度のコンパクトな曲が多いので、ひたすら汚く邪悪にドカドカと突っ走るものが好きな方にオススメ。

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KRUK / Endkampf

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ベラルーシのブラック・メタル・バンドの’08年1st。

まずジャケットがブラック・メタルっぽくないwww しかしサウンドは紛れもないプリミティヴ・ブラック・メタル。妖しいイントロTr.1から続くTr.2でバタバタしたブラストと掠れデス声、メロディックさの薄いトレモロ・リフによるプリミティヴ・ブラック・サウンドを聴かせてくれます。シャリシャリした質感であるものの音圧はあります。邪悪さ全開のブラスト・パートと、ほんのり叙情味を醸し出すミドル/スロー・パートを挿んだ展開がポイント。あくまでMAYHEM、DARKTHRONEタイプのプリミティヴ系ですが、そこにほんのり叙情味を挿入したようなサウンドが好きな方にオススメ。ドカバタしたブラスト・パートのカッコ良さはかなりのものです。

ラベル:プリブラ
posted by メタルの小屋 at 09:35| 千葉 ☁| Comment(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月20日

MISTGUIDE / Misery Thorns

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フィンランドの独りディプレッシヴ・ブラックの’11年2nd。

絶望的で悲痛な絶叫、ノイジーなリフと悲しいフレーズのトレモロ・リフ、消え入りそうなスローなリズムによるディプレッシヴ・ブラック。ラストに悲しいトレモロ・リフを纏ってブラスト疾走するTr.2などドラマティックな展開をした曲もあり。とにかくバックを流れるギターのメロディが悲しく、朧げな空間を創出するサウンド・プロダクションと相まって非常に陰鬱な作品。自殺系と言われるタイプのディプレッシヴ・ブラックが好きな方に非常にオススメな力作です。

曲により若干音質が異なる面もありますが、音量はそこまで変わらないのでそういった面での聴きづらさは無いです。極端な大作主義でもなく、単調なフレーズがずっと反復するでもない、程よい長さで展開も幾らかあるディプレッシヴ・ブラックが聴きたい方はぜひ。

posted by メタルの小屋 at 10:13| 千葉 ☀| Comment(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月16日

KADOTUS / Vaienneet Temppelit

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フィンランドのブラック・メタル・バンドの’11年2nd。

以前よりもサウンド・プロダクションは少しクリアになりましたが、MAYHEMの1stみたいな地下臭、密室臭のするサウンド・プロダクションで、曲そのものもMAYHEMや初期BURZUM的な感触があります。フィンランド産というよりはノルウェイジャン・ブラックに近い内容で、やはりDARKTHRONE、MAYHEM、初期BURZUMなどが好きな方にオススメしたい作品。曲によってはキーボードが要所で入る曲もあり、それらの呪術的、儀式的雰囲気もGood。昔ながらのピュアなブラック・メタル・アルバム。

ラベル:プリブラ
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IPSISSIMUS / The Way of Descent

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USのブラック・メタル・バンドの’11年1st。

ブラスト・パートを軸に、ミドル・パートも効果的に織り交ぜた切り替えた起伏のついた展開をした曲が特徴で、怒涛の手数のブラスト・パートがかなりのインパクトを持つブラック・メタル。パターンそのものもかなり豊富で、このドラマーは相当な実力者です。邪悪でほどよくノイジーでありつつ微かな叙情性を持ったトレモロ・リフも魅力的で、展開と相まってドラマティックさを醸し出します。不穏なアルペジオをバックに爆走するところもかなりカッコ良くて聴きどころ。Tr.2のように泣きのギター・ソロがある曲も。掠れ声で喚き散らすヴォーカルもブラック・メタルらしくてGood。

フレンチ・ブラック的な暗黒感を醸し出すパートもありますが、それもあくまで一要素でDEATHSPELL OMEGAフォロワーといったところまではいってない印象。テクニカルなリズムのパートもあるTr.4はDEATHSPELL OMEGA色が強めです。微かに叙情的なトレモロ・リフを纏ったブラスト・パート中心で、サウンド・プロダクションも良好かつ曲も良く練られているクウォリティの高いブラック・メタルが聴きたい方にオススメ。尺は6〜9分と若干長めですが、全くダレることなく聴けます。アルバム全体に統一感もあってコレは見事な内容!傑作です。

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IMPERIAL VENGEANCE / At The Going Down Of The Sun

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UKのシンフォニック・ブラック・メタル・バンドの’09年1st。

CRADLE OF FILTHからの影響が感じられる割と正統派メタル寄りなシンフォニック・ブラック・メタル。ただ、音の重厚さなどはCOFほどではなく、ILLNATH辺りが近い印象です。テクニカルでメロディアスなギター・ソロや、キャッチーなギター・リフが多めなので、普段エクストリーム系を聴かない方であっても比較的聴きやすい内容と言えます。また、メロディック・デスは聴いたことがあるし好きだけど、シンフォニック・ブラックはまだ聴いたことが無いなぁという方の入りにも適した1枚。メロデス寄りなフレーズも多めなので、違和感無く入れるでしょう。

疾走時もブルータルなブラスト・ビートではなく、高速の2ビートが主体なので、メロスピが好きな方もアツくなれる内容です。オーケストラで壮大にバックを彩る一方で、部分的に電子音的なキーボード・フレーズが入るので、そこは「いらない」と思う方も多いかもしれません。そんなに気になるほどの量ではないですが。ともあれ、サウンド・プロダクションも演奏力も曲の構築力も一級品ですので、聴きやすいシンフォニック・ブラックとしては高品質な作品です。

posted by メタルの小屋 at 14:49| 千葉 ☁| Comment(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする