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2017年03月12日

◆DODHEIMSGARD / 666 International

DODHEIMSGARD  666 International.jpg
ノルウェーのアヴァンギャルド・インダストリアル・ブラック・メタル・バンドの'99年3rd。


金属音的で機械的なリズムの音が冷徹な雰囲気を醸し出し、ドロドロしたギターとモワモワしたキーボードのフレーズがゴシカルかつ不気味な雰囲気を醸し出す個性的なインダストリアル・サウンド。変拍子を用いたり、ガナりながら歌詞を叫び散らすヴォーカルもあって総合的にかなり不気味なサウンド。Tr.1はかなりゴシック・メタル色が強いですが、打ち込みブラストとトレモロ・リフで爆走するTr.2のようなインダストリアル・ブラック・ナンバー、インダストリアル全開で無機的なTr.9等も収録。


しかしTr.2のような曲にもシュワシュワしたサウンドや、不穏なピアノ、エレクトロ・サウンドが絡みついたりしてきてサイバーでサイコな雰囲気が充満している作品。さらに今作は9分、10分、7分半、6分半と尺が長めの曲も収録されていて、特にTr.4は緩急ついた目まぐるしい展開と不気味なサウンドで圧倒してくる名曲。長尺なTr.1、4、7、9などの曲は奇妙な展開が多くプログレッシヴ色もかなり強いので変態的なサウンドが好きな方にもとてもオススメ。


そしてTr.10〜65まで長々と無音部が続きますが、その後のサイコなテクノ・ナンバーTr.67、インダストリアルかつ耽美で展開も多い9分のインストTr.68と、シークレット・トラックに至るまで聴きどころは満載の名盤です。インダストリアル・ブラックを基本に、ゴシック要素も加味させつつ、展開も多めのダークかつプログレッシヴ或いはアヴァンギャルドな作品が聴いてみたい方にとてもオススメ。


posted by メタルエリンギ at 12:28| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月05日

MALVEILLANCE / Just Fuck Off

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カナダの独りブラッケンド・ハードコアによる’06年3rd。


1:30程度の短い尺で、2ビートで疾走するハードコア的作風。シンプルなコードをかきならすスタイルもハードコア風ですが、ヴォーカルの掠れ声絶叫と、RAWなサウンド・プロダクションはブラック・メタル的な、ブラッケンド・ハードコア。22曲入りですが、気持ちいいくらいにほとんどの曲が2ビートで疾走という統一感が見事な1枚。HELLHAMMERなどが好きな方にオススメ。


posted by メタルエリンギ at 23:47| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

LOST INSIDE / Cold Days

lostinsidecolddays.jpg
USのディプレッシヴ・ブラック・メタルの’10年1st。


冒頭からモヤモヤした不明瞭なサウンドの中を死にそうなヴォーカルが轟き、虚無感溢れるリフとスローなリズムによる無機的なディプレッシヴ・サウンドが炸裂。特徴的なのがあまり絶望感や陰鬱さを主張してこないトレモロ・リフ。ラストTr.8はノイズ成分がほとんどないスッキリしたサウンド・プロダクションのポスト・ロック的インストになっていますが、実は他の曲もこのTr.8のようにポスト・ロック的なフワフワしたサウンドが基本になっているのが分かります。


そこにノイズのフィルターが被さり、死にそうな絶叫ヴォーカルが響き渡ると一気に虚無感溢れるサウンドになるといったところ。Tr.2こそ悲しみも滲み出てくる曲に仕上がっていますが、Tr.4などはリフが妙に明るくちょっぴり切ない気分にさせてくる曲に仕上がっています。コード進行的には明るく浮遊感のある雰囲気でも、覆いかぶさる鬱屈したフィルターと悲痛なヴォーカルが決して明るく思わせないそんなディプレッシヴ・ブラック。


リフ自体は絶望的でも悲しいわけでなくとも、虚無感や悲壮感を漂わせるディプレッシヴ・ブラックが聴いてみたい方にオススメ。


posted by メタルエリンギ at 23:43| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

HORDE OF HEL / Blodskam

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スウェーデンのブラック・メタル・バンドの'09年1st。


不穏なリフ主体のギター、掠れデス声で喚き散らすヴォーカル、少しモヤモヤした広がりのあるサウンド・プロダクションが印象的なブラック・メタル。スローで不気味なブラック・メタル・ナンバーを中心に、これまた不気味で時に荘厳なアンビエント・ナンバーを要所に収録した内容。疾走感や叙情性は皆無なので、スローで邪悪で不気味なブラック・メタルが好きな方にオススメ。ディプレッシヴ・ブラックみたいな陰鬱さもありません。


posted by メタルエリンギ at 19:20| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

HEXENHAMMER'S FLAME / Ad Fines Nivis Aeternae

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ロシアの薄メロ・プリミティヴ・ブラック・メタル・バンドの’14年1st。全楽器とヴォーカルのHexenHammer氏と、ヴォーカルのWaldgeist氏による二人組。


地声成分強めのシャウトが主体ながら、要所でディプレッシヴ・ブラック的な死にそうな甲高い悲痛な絶叫も聴かせるヴォーカル、シンプルでありながらも寒々しく悲しげなトレモロ・リフを纏ってブラスト疾走する薄メロ・プリミティヴ・ブラックといった感じの内容。トレモロ・リフのメロディが分かりやすい上に、Tr.2の終盤にはクサいツインのハモり・フレーズがあったり、Tr.3のトレモロ・リフは非常に叙情的だったりするなど、薄メロ・プリブラの中でもメロブラ寄りな作品。演奏に安定感があるのもポイント。


メロブラ寄りなところがありつつもサウンド・プロダクションは少々薄っぺらく奥に引っ込んでおり、そこはプリブラ的。さらに上記の通り死にそうなヴォーカルもあるのでディプレッシヴ・ブラック要素もあるのがポイント。悲壮感を湛えた分かりやすくメロディックなトレモロ・リフを纏いつつ疾走パート主体で寒々しく駆け抜ける、薄メロ・プリブラが好きな方にオススメ。あちらの方がもっと死にそうですが、ディプレッシヴ要素がありながらもリフがメロディックなNYKTALGIA辺りに通じるものがある名作!


正直、「薄メロ・プリブラ…?いや、やっぱりメロブラでいいかな?…やっぱり薄メロ・プリブラかな…?う〜む」と、かなり迷うメロディアスさですが、でもそんな細かいことはいいのだ!内容がとにかくいいのでぜひ聴いてみてくださいw


posted by メタルエリンギ at 19:16| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

HACAVITZ / Metztli Obscura

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メキシコのブラック・メタル・バンドの’10年3rd。DISGORGEの(Vo)Antimo氏と、DEMONIZED他色々なバンドで活躍の実力派(Ds)Oscar Garcia氏によるバンドです。


Antimoの迫力のある汚いグロウルに、非常にタイトかつ高速なOscarのドラムはやはり素晴らしいの一言。また、Antimoはギターも担当。ノイジーな質感の邪悪な低音リフは実にカッコいいです。トレモロ・リフはあまり使わないものの、デス・メタル的なドロドロ感よりもブラック・メタル的な邪悪なメロディを感じさせるリフが多いところが特徴。不穏なアルペジオもブラック・メタル的です。少しモヤモヤして広がるようなサウンド・プロダクションがブラック・メタルらしくてGood。


ミドル・パートが主体の曲もありますが、ブルータルかつファストなブラスト・パートが主体なので、1349のようなファスト・ブラックが好きな方にとてもオススメ。Tr.2、5などの高速ブラスト・ビートは実にかっこいいです。名盤!


posted by メタルエリンギ at 19:13| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

GOSFORTH / Hornlust

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現BLACK OATHのメンバーらによるイタリアのブラック・メタル・バンドの’06年2nd。


甲高い掠れデス声で絶叫するスタイルのヴォーカルに、悲壮感を滲ませたノイジーなトレモロ・リフ主体のギター、バタバタしたブラスト・ビート主体になかなか手数のあるドラムによるプリミティヴ・ブラック。しかしながらTr.2の後半のように死にそうな声で絶叫する場面もあるなど、ディプレッシヴ・ブラック的な要素もあるのが特徴的。音質面もプリブラらしくノイジーで薄っぺらいながら、演奏も程よくちゃんと聴こえ、逆にそういった音が好きな方にはたまらない音質と言えます。


また、プリブラの中でもかなり計算された曲構成をしているのも特徴的なので、展開のあるプリミティヴ・ブラックが好きな方にとてもオススメ。メランコリックなアルペジオ主体のスロー・ナンバーであるラストTr.7も聴きごたえがあります。


posted by メタルエリンギ at 19:04| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

FUCK OFF AND DIE! / Sociopathic Regression

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リトアニアのブラック・スラッシュ・バンドの’12年3rd。Kommander L.氏の独りプロジェクトで、ドラムにはFROSTMOON ECIPSE等多数のバンドに参加していることで知られる名ドラマー、Gionata PotentiがThornsの名でゲスト参加。


ノイジーで荒々しいサウンドの中をドカドカと手数全開で暴れまわるドラムに、ハードコア寄りなシンプルかつ邪悪なリフやぐちゃぐちゃした速弾きソロを聴かせるギター、掠れデス声で叫び散らしつつ地声でのガナりシャウトも聴かせるヴォーカルによる粗暴なブラック・スラッシュ。時折薄ら叙情的なトレモロ・リフを聴かせるところがちょっぴりニクイところ。


1分半〜3分くらいの曲が多めですが長さはマチマチで、5、6分ある曲も数曲収録。Tr.5のようにハードコア色が強い曲もあれば、Tr.6のようにブラック・メタル色の方が強い曲もありといった感じの内容。やはりThornsのタイトで高速なハイテク・ドラムが作品のクウォリティを上げていることは間違いなく、ただの粗暴なブラック・スラッシュに終わらない作品に仕上がっています。


基本的にはプリミティヴ・ブラック下地のメロディックさがほぼ無いモノが好きな方にオススメ。また、ブラック・メタル要素のあるハードコア・パンクが好きな方にもオススメです。


posted by メタルエリンギ at 15:53| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

FINNR'S CANE / Wanderlust

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カナダのブラック・メタル・バンドの’10年1st。


陰鬱で不穏なアルペジオを駆使したTr.2などはディプレッシヴ・ブラック的な印象もありますが、ヴォーカルが朗唱スタイルであるところが特徴的で、薄らと聴こえてくる朗唱がGRAVELANDみたいな神秘的な雰囲気を醸し出してくるのがポイント。また、ポスト・ブラック的なエコーするクリーン・トーンのギター・フレーズも特徴的。薄ら叙情的で寂しげなトレモロ・リフが寒々しさも内包しているところも魅力的。


この作品は全体的には疾走感は低めですが、Tr.3のようにブラスト・ビートを駆使した曲もあり。歌メロが他より叙情的なTr.4辺りが聴きどころ。後の作品と比較するとメロディ面の輪郭はおぼろげでヴォーカルも後ろに引っ込んでいるため、全体的なメロディックさや叙情性も低め。プリミティヴ/ディプレッシヴ・ブラック的な陰鬱さ、寂しさを基本としつつ、ポスト・ブラック的な要素もあるものが聴きたい方にオススメ。


posted by メタルエリンギ at 15:48| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ECLIPSE / The Act Of Degradation

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ポーランドのシンフォニック・ブラック・メタルの’02年1st。


ARCTURUSからの影響が感じられるような、クウォリティ重視かつテクニカルな要素の強いシンフォニック・ブラック。ブラック・メタルらしい邪悪なリフや、トレモロ・リフの使用もありつつ、速弾きフレーズを要所に入れてきたり、変拍子の使用があったり、展開も多めで聴き応えは抜群!比較的ストレートな曲では高速のブラスト・ビートでの突進が熱いですし、アグレッシヴ&テクニカル&メロディアスで全体的に非常にハイクウォリティな作品です。


激クサとはいかないまでもドラマティックなフレーズも多く、シンフォニック・ブラック好きであれば是非とも聴いてみてほしい作品。


posted by メタルエリンギ at 15:46| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

DRUDKH / Forgotten Legends

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ウクライナのペイガン・ブラック・メタル・バンドの’03年1st。


ペイガン・ブラックというと、フォーキッシュでクッサクサなメロディをぶちまけながら爆走するようなものという認識が恐らく強いものと思われますが、このバンドはリフにはフォーキッシュなメロディがあるものの、決してクサいといった感じではなく、あくまでダークで微かに郷愁が滲み出るところが特徴的な、渋いペイガン・ブラックの代表的なバンド。そして曲が長いw Tr.1から15:57、8:55、11:44と長い曲が3曲続き、アウトロ的に3分弱のTr.4があるといった構成。


悲痛さのある掠れデス声で絶叫するヴォーカル、フォーキッシュさを纏いつつもシンプルなトレモロ・リフを反復させるギター、ミドルとブラストを切り替えて突き進むドラムとこのバンドらしさはこの1stからもう全開。少し薄っぺらくてノイジーなサウンドもまた薄暗く曇った雰囲気に拍車をかけていてGood。メロディックさはほぼ無いですが、Tr.2では薄ら叙情的なリフも聴かせてくれます。プリブラを下地にほんのり郷愁を醸し出すダークで渋いペイガン・ブラックが好きな方にオススメ。


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DRAGONLORD / Rapture

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TESTAMENTのEric Petersonらによるシンフォニック・ブラック・メタル・バンドの’01年1st。


(Ds)Jon Allen、(B)Steve DiGiorgioというSADUSの実力派リズム隊に、元NEVERMORE他の(G)Steve Smythが参加という豪華なメンツ。他のメンバーと比較すると無名ですが、(Key)のLyle Livingstonの活躍も著しく、Tr.1から壮大にそして妖しく楽曲を彩ってきます。そのキーボード・オーケストレーションを活かした邪悪なシンフォニック・ブラック・メタルで、Ericの気合の入った掠れデス声もまさに本格的なブラック・メタルのソレ。


分厚いサウンド・プロダクションに、刻みリフ・メインのこれまた分厚い低音ギター・リフ、さらにメロディアスなギター・ソロと、非の打ちどころの無い強烈なサウンドを聴かせてくれます。Jonのドカドカした図太いドラム・サウンドも大迫力。本職はスラッシュ・メタル系ドラマーでありながら、タイトなブラストも見事です。ギター・リフが刻みメインでトレモロ・リフじゃないところで好みが分かれそうですが、CRADLE OF FILTHなどの1線級のシンフォニック・ブラック・バンドも刻みリフが多いので、それらが好きな方なら違和感はほぼ無いでしょう。


キーボードがこれだけ前面に出ていながら、これだけブルータルなサウンドに仕上がっているのは、やはりツイン・ギターによる図太い低音刻みリフと、2ビートとブラスト・メインのアグレッシヴなドラム・サウンドのクウォリティが高いからと言えるでしょう。そういった点ではメンバーのキャリアはやはり伊達じゃないなと実感させてくれます。Tr.6はトレモロ・リフがメインなので、ブラック・メタルといえばトレモロ・リフでしょ!という方にも存分にオススメできる曲。しかもドラムの爆走ぶりも強烈な名曲。


Ericらしいスラッシュ・メタル的な刻みリフを、暴虐的シンフォニック・ブラック・メタル・サウンドと見事に融合させた作品。マイナーなブラック・メタルを漁る前に、先に聴いてみてほしい名盤です。


posted by メタルエリンギ at 15:40| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月04日

DODSFERD / Spitting with Hatred the Insignificance of Life

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ギリシャのプリミティヴ・ブラック・メタル・バンドの’11年6th。


5分弱〜7分程度のTr.1、3、4と、10分超えの大作Tr.2、5、6を収録した作品。曲ごとに少しずつその表情は違いますが、いずれもプリミティヴ・ブラックが下地になっているのが特徴。寒々しく薄ら叙情的なリフを纏ってひたすら爆走するTr.1、4のような薄メロ・プリブラナンバーもあれば、ひたすら邪悪かつシンプルリフで爆走するブラック/スラッシュ系ナンバーTr.3もあり。そして大作ではそういった疾走パートの要素とディプレッシヴな空気のスローなパートを切り替えるのが特徴になっています。


ヴォーカルは掠れデス声絶叫が主体ながら、スローなパートではディプレッシヴ・ブラック系の悲痛な絶叫や、地声での悲しげなシャウトを聴かせたりするなど表現力豊かなところがポイント。大作の構成もよく練られており、総合的なクウォリティは高いです。音源の波形を見ると完全に振り切っていて音がつぶれたような感じになっていますが、そういった思い切りの良い暴力的な音も魅力的。


そしてドラムの爆走時のタイトさと手数全開のブルータルさも実に素晴らしい作品で、スローな曲もあるものの全体的な疾走感は高く、プリミティヴ・ブラック下地のファスト・ブラックが好きな方にもオススメな1枚。5分弱爆走し続けるTr.1は薄メロ・プリブラ好き必聴の名曲です。


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CRYOGENIC / Parsifal 21

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ドイツのシンフォニック・ブラック・メタル・バンドの’03年2nd。(Vo)はABSURDのUnhold。他にはDIES ATERの(Ds)Impurusらが参加。


刻みリフがメインのギターと、ストリングス系のふわ〜っとしたサウンドや、ゴシカルなピアノの音でバックを彩るキーボードが印象的なシンフォニック・ブラック。5分半〜7分程度の少し長めの尺で、ミドル/スロー・パートを中心にブラスト・パートと切り替える起伏のある展開で聴かせるスタイルを取っており、ブラスト・パートでの時に邪悪に、時にドラマティックでメロディックなギターのトレモロ・リフとキーボードのバッキングが聴きどころ。そして展開に合わせて狂気的な掠れデス声と沈み込むような低音歌唱を聴かせるヴォーカルも聴きどころ。


全体的には疾走パートは少な目ですが、ミドル/スロー・パートでも手数多いドラムは聴きごたえ十分。また、メロディ面は直接的にクサみを発散する場面はあまり無いですが、キーボード等から悲しみが滲み出るようなサウンドであるところがポイント。疾走感やメロディアスさはほどほどに、邪悪さの中にゴシカルな儚さや悲しみが滲み出てくるようなシンフォニック・ブラックが聴きたい方にオススメ。オーボエ入りの美麗でアトモスフェリックなインストTr.7が何気にGood。
posted by メタルエリンギ at 22:57| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

BEYOND YE GRAVE / Ester Panim

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ロシアのブラック・メタル・バンドの’12年3rd。2015年からBEYOND THE GRAVEに名前を変更した模様。


ブラスト・ビート、2ビートによる高速パートを軸に、効果的にアルペジオを駆使した静のパートや叙情的なミドル・パートを挿んだ展開がよくできているブラック・メタル。リフはそんなに叙情的ではなく、いくらかメロディックでありながらも邪悪さが主体の2ndまでのEMPEROR辺りを思わせるくらいのメロディックさ。掠れデス声を主体にグロウルも使用し起伏をつけるヴォーカルもGood。


ギターはトレモロ・リフが主体ですが、刻みリフも併用し、メロデス色の強いTr.4のような曲もあります。邪悪にブラスト爆走するパートがカッコいいTr.3、ドカドカしたブラストと2ビートによる高速ナンバーで、叙情的なリフのミドル・パートとの対比が見事なTr.6、タイトなブラストと邪悪なトレモロ・リフで爆走し、悲しいアルペジオの静のパートを効果的に配したTr.7等聴きどころは満載。


サウンド・プロダクションもしっかりとしており、B級臭も一切無しのとてもクウォリティの高い作品。プリブラのように音質が悪くなく、かといってメロブラのように叙情的すぎないそんなバランスのブラック・メタルが聴きたい方にとてもオススメの名盤。


posted by メタルエリンギ at 21:17| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする