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2018年01月19日

ECLIPTIC SUNSET / Of Torment and Grief

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アルゼンチンの個性派ブラック・メタル・バンドの’06年2nd。クリーン・ヴォーカル、ヴァイオリン、チェロなどのゲストを加えて制作。


薄っぺらくて篭ってモヤモヤした音質のブラック・メタルが下地になっているサウンドでありつつ、上空をキーボード・オーケストレーションがふわ〜っと舞い、要所でゲストのストリングスのメロディが響き渡るゴシカルでメランコリックなところが特徴的なブラック・メタル。さらに、音質に反して演奏面は充実しており、寒々しいトレモロ・リフとデス・メタリックな低音リフを聴かせるギターに、手数多くブラスト爆走しながら高速2バス連打も決め、多彩な2バス・ワークもカッコいいドラム等聴きごたえは十分。


また、テンポ・チェンジやリズム・チェンジのある展開に、ゴシカルな静とブラストの動を対比させた展開、さらに変拍子の使用と、これまた音質に反して曲の方もかなり凝っているのがポイント。爆走パートよりはスローなパートの方が多めですが、スローなパートでも高速2バス連打を聴かせるドラムがなかなか強烈。それでいて8〜9分の曲はTr.1と3のみで、曲の長さは5分程度と普通であるにも関わらず、展開が多めというのが特徴的です。


5分程度ながら起伏が激しく邪悪さ強めのTr.2や、アンビエンティッシュなキーボードっとストリングスの妖しいメロディがA FOREST OF STARS辺りを思わせるようなTr.6が聴きどころ。さらに、笛等が入ったメディエヴァル・フォーク的ナンバーTr.7や、キーボードによる悲しいインストTr.8のような曲も収録した作品。邪悪なパートとゴシカルでメランコリックで妖しげなパートを切り替えて巧みに聴かせる個性派のブラック・メタルが聴きたい方にオススメ。


ラベル:個性派メタル
posted by メタルの宮殿 at 23:10| 千葉 ☁| Comment(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

EARTH PLAGUE / Cult of Damnation

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ハンガリーのブラック・メタル・バンドの’13年1st。ex:SAMATH NAURのPatrikらによる二人組バンド。


ミドル・パートとブラスト・パートを切り替えながら、どんよりしたシンプルでノイジーな低音リフで進むブラック・メタル・ナンバーと、よりシンプルなリフと2ビートで疾走するブラック・スラッシュ、ブラッケンド・ハードコア系のナンバーが収録された作品。どんよりした雰囲気や掠れデス声はブラック・メタルそのものですが、とにかく本当にリフがシンプルなので、どれかといえばプリミティヴ・ブラックや、ブラッケンド・ハードコアなどが好きな方にオススメ。


posted by メタルの宮殿 at 23:05| 千葉 ☁| Comment(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

DRUNEMETON / Fullmoon Asbath

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ロシアのペイガン・ブラック・バンド、HERESIARCH SEMINARYが改名したバンドの’15年改名後1st。


叙情的で寒々しくメロディックなトレモロ・リフを纏ってブラスト爆走するメロディック・ブラック・メタル。そこに時折薄らキーボードを被せて冷たさをさらにプラスしてくるサウンド。掠れデス声もブラック・メタルらしくて最高です。曲の長さは7分台のものがメインで、10分の曲もありと少し長めですが、良く練られた構成にトレモロ・リフのメロディが魅力的で聴き応えは抜群。Tr.3はENSLAVEDのFrostに収録されている名曲「Fenris」のカヴァー!冷たい質感のこの曲も違和感無くハマっています。


トレモロ・リフ満載かつブラスト・ビートがメインなので、トレモロ & ブラスト大好きな方に激押しですし、冷たい質感も感じられるので寒々しいブラック・メタルが好きな方にもオススメ。刻みリフがほぼ無いのでメロデス、正統派メタル的な要素は希薄。ということで、プリミティヴ・ブラックが下地でメロデス臭を感じさせないメロブラが好きな方に是非とも聴いてほしい作品。叙情性は強いですが薄メロ・プリブラ好きにもオススメです。


一際叙情性と冷たさが強いTr.4は超名曲!強いて言うなら全7曲中、上記Tr.3と、Tr.7もGRAVELANDの「Barbarism Returns」のカヴァーなので、カヴァー曲が2曲というのが気になる方もいらっしゃるかと思いますが、他5曲がいずれも素晴らしいクウォリティですので是非とも聴いてみてほしいです。名盤!!


なお、改名前バンドのHERESIARCH SEMINARYも素晴らしい薄メロ・プリブラ作品を2作品残していますので、そちらもオススメです。改名後のこのバンドはよりメロディックであるところが違いと言えます。
ラベル:オススメタル
posted by メタルの宮殿 at 23:02| 千葉 ☁| Comment(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

DROHTNUNG / Drohtnung

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オーストラリアの独りディプレッシヴ・ブラックの’12年1st。のちにメンバーが集まるようですが、この作品は独りです。


ズゥゥゥゥ〜〜〜んとしたノイズ・ドローン・アンビエント・ドゥームTr.1から始まるこのアルバムは、とにかく光が届かない絶望感と閉塞感が充満したディプレッシヴ・ブラック。Tr.2、3、5と薄っぺらくモヤが大量にかかった不明瞭な音質の中を、非常に遅いドラムのリズムとシンプルでありつつ陰鬱なギターのメロディ、そして死にそうな絶叫が木霊する、病んだ空気全開のサウンドを聴かせてくれます。Tr.4もひたすら沈み込むように暗いアンビエント・ナンバーで、鐘のような音が不定期にゴーンと鳴るのがまた不気味。


ほとんど何をやっているのか聴きとれないような篭って不明瞭な音質ですが、ドラムがシンバルを多めにバシバシ叩くところがちょっと面白かったり、曲の中でも後半でちょっぴりスピード・アップしたりといった展開もあります。ただ、疾走することは一切無く基本的には遅く暗くジメジメしたディプレッシヴ・ブラックです。自殺系と言われるようなタイプの希望が遮断されたディプレッシヴ・ブラックが好きな方にオススメ。ただ、全5曲で30分弱とボリュームは少々少なめです。
posted by メタルの宮殿 at 17:59| 千葉 ☁| Comment(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

DORMIN / Psykhe Comatose Disorder

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イタリアの個性派ブラック・メタル・バンドの’13年1st。


ブラック・メタルが基本でありながらも曲によってその表情が異なり、メランコリックな単音リフとクリーン歌唱のパートに、邪悪なリフとグロウルでのブラック・メタルらしい疾走パートを交えたTr.2、暗黒感の強いスロー・パートからテンポアップして狂気的な地声シャウトを聴かせるTr.3、心音やインダストリアル・ノイズを交えつつ進んでいく神秘的な雰囲気のアンビエント・ナンバーTr.4、疾走主体に起伏のある展開で聴かせるTr.5、不穏で気持ち悪いトレモロ・リフが印象的でこれまた起伏のあるアルバム最長12分半のTr.6、低音の歌唱とメランコリックなギターによる静かなTr.7と、ただのブラック・メタルとは言い切れないサウンド。


かといって、ドゥーム要素やゴシック要素、デス要素があるかと言われればそうでもないので、ドゥーム・ブラックとかゴシック・ブラックとか言うのもなんだか違う。ダークなパートもあるものの決してディプレッシヴ・ブラックとも言えない。といった感じの、個性的なブラック・メタル・サウンドです。不穏で暗黒なリフやブラスト等でブラック・メタル感を存分に出しつつ、変わった展開で聴かせるものが聴きたい方にオススメ。

ラベル:個性派メタル
posted by メタルの宮殿 at 17:54| 千葉 ☁| Comment(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

DOR FEAFAROTH / Истребление духовной проказы

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ロシアのシンフォニック・ブラック・メタル・バンドの’14年1st。


やかましく喚き散らすのをメインに時折グロウルも聴かせ、渋い朗唱までも聴かせるヴォーカルと、邪悪でありつつなかなか派手なストリングス主体のオーケストレーションを聴かせるキーボードが印象的なシンフォニック・ブラック路線の作品。音質こそ軽く、曲の長さも4分程度と普通ながらも曲の構成はかなり凝っているし、変拍子を使ったり、小節数にひねりを持たせたり、テンポが急に切り替わったりするひねくれたところもまた印象的な作品。


そうでありつつ、ブラスト爆走パートも多めで暴虐性もあり、ギターも前面に出てくる場面は少ないながらも寒々しく悲しげなトレモロ・リフを軸に速弾きフレーズも駆使したりしてしっかりと世界観を構築しています。オペラチックな朗唱を聴かせるTr.2に、非常にハイテンションに喚き散らすTr.4等、やはりヴォーカルにかなりクセがあるので聴く人を選ぶ作風ではあります。割とギター主導のTr.5のようにメロブラっぽい曲もあります。スローなパートと派手なオーケストレーションを纏った爆走パートを対比させたラストTr.7はアルバム中最もドラマティックな曲で大きな聴きどころ。


薄い音質でありつつ、曲や演奏がかなり凝っている邪悪なシンフォニック・ブラックが聴きたい方にオススメ。トータルで33分半とボリュームはコンパクトですが、中身はなかなかに濃い聴きごたえのある1枚です。

posted by メタルの宮殿 at 17:49| 千葉 ☁| Comment(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

DIVINE CODEX / Ante Matter

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イタリアの二人組ブラック・メタル・バンドの’10年1st。片方が(G,B)、片方が(Key,Ds)とバランス良く担当。ヴォーカルはゲストが参加。SETHERIALのMysteriisに、ex:SETHERIALのM.Svavelが主にアグレッシヴな掠れデス声を聴かせ、MAYHEMのAttila Csiharが持ち前の喉をすり潰すような気持ち悪いデス声を披露してきます。


そのAttilaの参加が非常に活かされている、まさにMAYHEMのDe Mysteriis Dom Sathanasのような殺気と冷気が充満した寒々しい怒涛のファスト・パートと呪術的で不気味なスロー・パートとの切り替わりで聴かせるブラック・メタル・サウンドで、そこにこれまた冷気と呪術的空気を運んでくるフワ〜っとしたキーボードが薄らと被さるのが特徴的。爆走主体の曲を中心に、ノイズと呪詛的な声の1分のTr.4や、アンビエントに不気味な声が木霊する呪術的な曲Tr.7のような曲を収録した内容。


もうAttilaのファンには是非とも聴いてみてほしい作品で、聴いていて「あ、Attilaやっぱりすげぇwww」ってなることうけあいな作品。上記のTr.4、7の不気味な声はやはり彼のものでしょうし、低音で唸るような気持ち悪いデス声もやはり彼ならでは。上記MAYHEMのDe Mysteriis Dom Sathanaの持つ地下室的な密閉された空気感と呪術性、儀式的雰囲気、寒々しさ、さらに怒涛の破壊的サウンドを見事に継承したような作品。


そもそもブラック・メタル臭すら漂ってこないジャケットからは地下室的な雰囲気など微塵も感じられませんが、中身はMAYHEMのDe Mysteriis Dom Sathanasのような実に強烈な内容!各楽器の音の分離はいいですが、薄らモヤがかかったような綺麗すぎない音がまたGood。全9曲で2分以下の小曲3曲のトータル32分半とボリュームは少な目ですが、それでも中身が濃くて充実している1枚です。タイトかつ手数の多い高速ドラム、決してメロディックにならない寒々しいギターも素晴らしく、文句の付けどころのない名盤!
ラベル:オススメタル
posted by メタルの宮殿 at 17:45| 千葉 ☁| Comment(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

DISTERROR / Catharsis

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メキシコのハードコアン・ブラック・バンドの'15年1st。


ハードコアン・ブラックってなんじゃい?って感じですが、いわゆるブラック/スラッシュとは違った感じの音なのです。というのも、ブラック/スラッシュはスラッシュ・メタル的な刻みリフを汚く邪悪に高速で刻み込みつつ爆走するスタイルですが、この作品の面白いところは、ハードコア的なシンプルなコード・ストロークを駆使しつつ、そのコード進行がとてもブラック・メタル的で、トレモロ・リフを使った時と同じような寒々しさを醸し出すことに成功しているところ。コレは案外いない音です。


その音はブラック・メタルが基本で、そこにハードコア要素が加わった感じなので、ブラック・メタル色のあるハードコアというブラッケンド・ハードコアとも、スラッシュ・メタルがブラック・メタル寄りに邪悪になったようなブラック/スラッシュとも違った感じなので、ハードコアン・ブラックかなといった感じw ハードコアとブラック・メタルの融合スタイルの中でも割と新鮮な音です。


それでいてトレモロ・リフを使った悲しげでメロディックなリフも素晴らしく、ただただハードコア色があるだけではなくブラック・メタルらしいところがしっかりとあるのが魅力的。ちょっぴりモヤっとした広がりのある音質に、邪悪なグロウル、不穏なリフによって全体的に寒々しさが強いのも特徴的。そこに1分の爆走ハードコアTr.4や、叙情リフが出てくる悲しげなメロデス的ミドル・ナンバーTr.6などを加えた内容。Tr.4こそ1分ですが他の曲は5〜6分あり、Tr.5に至っては8分、ラストTr.7は7分弱と結構長めでしっかりと展開もあって曲が練られているのもポイント。


トレモロ & 2ビートで寒々しく爆走するパートが超カッコいいTr.5、悲しい静のパートも交え、その後の悲しげなトレモロ・リフが素晴らしいTr.7の長尺曲2曲が大きな聴きどころ。ハードコア色があってもしっかりと寒々しく要所でメロディックな要素が炸裂するため、ブラック・メタル好きには幅広くオススメできるサウンド。疾走感があって寒々しいブラック・メタルが好きな方に非常にオススメの名盤です。
ラベル:オススメタル
posted by メタルの宮殿 at 17:39| 千葉 ☁| Comment(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月16日

DISHARMONIC / The Black Dance of Evil Spirits

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イタリアのブラック・メタル・バンドの'03年1st。


篭ったノイジーな音質の中を低音で唸るような地声ヴォーカルを軸に、突然叫んできたりする、MAYHEMのAttilaのような起伏が合って呪詛が篭ったような狂気的なヴォーカルがとても不気味で印象的なブラック・メタル。寒々しいトレモロ・リフの疾走パートに、呪術的なキーボードを取り入れた不穏なスロー・パートを交えた展開で聴かせるサウンド。疾走パートが主体でドカドカと邪悪に突っ走る曲もあれば、陰鬱なスロー・パートがあるTr.5や、変なリズムで鳴る音が不気味なアンビエントTr.6のような曲もあり、とにかく呪術的で不気味で気持ち悪いブラック・メタルが聴きたい方にとてもオススメ。
ラベル:オススメタル
posted by メタルの宮殿 at 20:31| 千葉 ☁| Comment(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

DISGUISE / Second Coming

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イタリアのプログレッシヴ・ブラック・メタル・バンドの’12年3rd。


ジャケットから漂ってくる「ただのブラック・メタルじゃないぞ」感は当たりで、ブラスト爆走と2ビート疾走、ミドル/スロー・パートを頻繁に切り替える起伏の多い展開が特徴的なブラック・メタル・サウンド。さらに特徴的なのがヴォーカルで、地声で低音で語るように唸ったり、ガナリ声でシャウトしたり、さらにはグロウルやガテラル・ヴォイスも聴かせる多彩なヴォーカル・スタイルがとても印象的です。そのヴォーカルと展開の多さからなかなかの個性的な音であり、プログレッシヴ・ブラックと言っていい音かなといったところ。


Tr.1こそドロドロしたリフを中心にブラスト爆走するのでデス・メタルっぽい感じがしてきますが、その後はブラック・メタルらしい薄らメロディック、あるいは邪悪なメロディのトレモロ・リフを纏った爆走パートや、薄暗い雰囲気のリフや暗黒感の強いスロー・パートがメインとなり、やはり中心にあるのはブラック・メタルです。また、ふわ〜っとした音で冷たく不穏なメロディで周囲を覆うような感じで初期のENSLAVEDを思わせるようなTr.4や、シンフォニックなキーボードが印象的なTr.6、7、エレクトロなキーボードが印象的なTr.8などキーボードが印象的な曲も多いです。


ブラック・メタルらしい暗黒感とトレモロ・リフやブラスト爆走を駆使した疾走感と邪悪さを軸に、起伏の多い展開で聴かせる幾分個性派なブラック・メタルが聴いてみたい方にオススメ。コレは聴いていて面白いかなりの力作です。
ラベル:オススメタル
posted by メタルの宮殿 at 20:29| 千葉 ☁| Comment(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

DIMONSIUM CHAOTIC / Labyrinthum Nebulae

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スロヴァキアのメロディック・ブラック・メタル・バンドの’12年1st。(Ds,B,Key)のPioと、(G,Vo)のDemoの二人組。


叙情的なトレモロ・リフとメロディックな刻みリフを併用するギター、薄らかぶさる冷たい質感のキーボードが印象的なメロディック・ブラック。音質は少々モヤっとして薄っぺらいですが、掠れデス声絶叫はエコーがかかったように邪悪に響き渡り、寒々しさと幻想性を増した感じに聴こえる感じで、むしろこの音質がイイ感じに働いています。ジャケットはモダンなテクニカル・デスか何かっぽそうな雰囲気ですが、実際は青っぽいジャケットがとても似合いそうな叙情メロディック・ブラックです。


ミドル・パートがメインの曲もありつつも、ブラスト疾走パートが中心で疾走感も強いところがまた魅力的。特にトレモロ・リフやギター・ソロのメロディック度が高く神秘的なキーボードも印象的なTr.4、幻想的でアトモスフェリックで美麗なインストTr.5が聴きどころ。全8曲で34分とボリュームは多少少な目ながら、どの曲もドラマティックに仕上がっていてGoodな作品。冷たさのあるメロディック・ブラックが好きな方にとてもオススメな力作


posted by メタルの宮殿 at 20:27| 千葉 ☁| Comment(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

DIAMATREGON / The Satanic Devotion

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フランスのプリミティヴ・ブラック・メタル・バンドの’00年1st。


薄っぺらい音質の中でピーピーいいながら時折薄ら叙情的なフレーズを聴かせるノイジーなギター、フランス産らしく妙に動きが多くメロディックなベース、軽い音ながらも前面に出てパタパタと疾走するドラムによるプリミティヴ・ブラック・メタル。ミドル/スロー・パートとブラスト疾走パートを切り替える起伏のある展開を持った曲がほとんどで、6分半のTr.4や6分弱のTr.6等アルバムでも少し長めの曲は展開も少し多めです。


また、絞り出すように喚き散らす絶叫ヴォーカルや、ディプレッシヴ・ブラック的な死にそうな絶叫、地声での悲しそうな絶叫に呪術的な低音朗唱も聴かせるヴォーカルがなかなかに印象的。曲そのものはMUTIILATIONとかCELESTIAみたいな悲壮感はそんなに漂っていませんが、ヴォーカルがなかなかに起伏のある叫びを聴かせてくれます。ただ、ヴォーカルは二人が担当しているので、一人でやっているわけではなさそうです。


プリミティヴ・ブラックの中でも展開があるものが好きな方にオススメ。演奏もタイトではなくかなり粗いです。


ラベル:プリミティヴ
posted by メタルの宮殿 at 20:23| 千葉 ☁| Comment(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

DIAGOR / Hatred of All the Living(Ненависть к живому)

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ウクライナのブラック・メタル・バンドの’16年1st。


モヤモヤした広がりのある質感の音質の中で響き渡るトレモロ・リフと掠れデス声、時にふわ〜っと時にキラキラとした冷たい質感のキーボードによる寒々しい雰囲気のブラック・メタル。邪悪ながらもほどほどにメロディックさのあるリフやソロ、キーボードを効果的に要所で聴かせるサウンドで、疾走パートとミドル/スロー・パートの切り替わりのある展開もあって、昔ながらのブラック・メタル的な音ながらもなかなかにドラマティックなところが特徴。


ギターのトレモロ・リフよりも冷たいキーボードがかなり重要な役割を果たしているのがポイントで、所々LIMBONIC ARTや初期のEMPERORを思わせる部分もあります。邪悪さと不穏さ重視で冷たい質感ながらもほどほどにドラマティックなブラック・メタルが聴きたい方にオススメ。
posted by メタルの宮殿 at 01:41| 千葉 ☀| Comment(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

DIABOLICON / Infernal Prophecy

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ポーランドのブラック・メタル・バンドの’16年2nd。UNDERDARKの(Ds)Kamil、ex:BESATTのFulmineusによる二人バンド。


イントロダクションTr.1を経てTr.2から早速高速ブラストが炸裂するのが象徴するように、ミドル・パートも効果的に織り込みつつもブラスト爆走と2ビート爆走がメインのハイテンションなブラック・メタル。また、ヴォーカルがデス声ではなく地声でのシャウトであるところも特徴的で、演奏は完全にブラック・メタルでありつつヴォーカルだけはスラッシュ・メタル的というのが大きな特徴。


タイトなブラストと2ビートはもちろん、連打もかなりの高速で、タム回しや2バスなどの連打もかなりカッコいいです。また、ギターのリフは高速で動き回り邪悪でありつつもメロディックさも感じられるのが特徴的。リフの質感は1349やMYRKSKOGとかを思わせるような感じ。上記の通り終始爆走というわけではないものの、爆走パート中心でファストな作風であることには変わらないので、どれかといえばファスト・ブラック好きにオススメ。
ラベル:ファスト
posted by メタルの宮殿 at 01:39| 千葉 ☀| Comment(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

DIABOLICAL PRINCIPLES / The Final Step Before the Dawn

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ギリシャのブラック・メタル・バンドの’15年3rd。


曲の尺が6〜9分程度と結構長めながらも、リフがシンプルでそれが反復する時間が長めなところが特徴的なブラック・メタル。前作はミドル/スロー・パートが多めで寒々しいサウンドはFOLKVANG辺りに通じるものがありましたが、今作も疾走パートとミドル/スロー・パートを切り替えつつ突き進むサウンドながら、前作にあったような寒々しさは控えめ。音がまずクリアになっていますし、トレモロ・リフも不穏なものが多いのが特徴。


また、Tr.3以降顕著になるのがふわ〜としたキーボードを使用するところ。疾走パートでもスロー・パートでもキーボードが入っており、特に9分のスロー・ナンバーTr.9ではキーボードが前面に出ていてアトモスフェリックなパートがメインとなっています。一方で、沈み込むような陰鬱なスロー・ナンバーTr.5等は前作の面影を感じさせるところではあります。ガテラル・ヴォーカルも交えて掠れデス声を聴かせるヴォーカルも特徴的。シンプルで少し陰鬱なリフを反復させるブラック・メタルが好きな方向け。


posted by メタルの宮殿 at 01:37| 千葉 ☀| Comment(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする