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2017年03月08日

OUBLIETTE / Apparitions

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USのメロディック・ブラック・メタル・バンドの’14年1st。


女性ヴォーカルらしいのですが、聴いていてもあまりそれとは分からない気合の入った掠れデス声が実にカッコいいです。また、Tr.5ではクリーン歌唱も部分的に聴かせてくれます。メロディック・ブラックの中でも特殊なタイプで、正統派メタル、メロディック・デス的なメロディアスさではなく、ポスト・ブラック寄りな儚げなフレーズを主体としているのが特徴の、メランコリック・ブラックだとか、叙情ブラックだとか言いたくなる内容。


静と動の切り替わりのあるドラマティックに展開する練られた曲構成が素晴らしく、それでいて疾走パートも多めで疾走感もしっかりあるのが魅力的。どの曲も素晴らしいですが、特にFALLOCHの1stの曲にも匹敵するTr.4は凄まじい名曲。ゲストのDAYLIGHT DIESのヴォーカルの美声がいいスパイスになっています。儚いイントロのフレーズと叙情的で瑞々しいトレモロ・リフがたまらない1曲です。終盤のメロディアスなギター・ソロのインパクトも強烈。


大体6、7分と少々長めですが、とにかく儚く叙情的なフレーズに満ち溢れた名作。多くのポスト・ブラックほどフワフワしておらず、アグレッシヴさがしっかりとあるところが魅力的です。メロディック・ブラックの中でもクサメロ系、正統派メタル寄り系、メロデス寄り系とは一味違ったものが聴きたい方や、FENやFALLOCH辺りのポスト・ブラックが好きな方にもオススメです。
posted by メタルエリンギ at 18:23| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラック O〜Z | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月18日

VELM / Orkan

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ハンガリーのペイガン・ブラック・メタル・バンドの’15年2nd。


哀愁のリード・フレーズを随所で聴かせるギターが印象的なペイガン・ブラック。バックで薄らと流れるキーボードや、要所での朗唱も軽く叙情味をプラス。Tr.1のようにブラスト・パートがメインのアグレッシヴな曲もあれば、Tr.2のようにミドル・パートを主体に疾走パートを要所に入れたより叙情的な曲もあり。クサすぎず、しかしながらDRUDKHみたいな渋いバンドと比較するともうちょっとメロディアスといった感じのバランス。


トレモロ・リフはあまり使用しないので、トレモロ・リフ好きにはあまりオススメではないですが、郷愁を感じさせる渋みのあるペイガン・ブラックが基本でありつつ、疾走感と程よいメロディアスさがあるものが聴きたい方にオススメ。
タグ:ペイガン
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2016年05月14日

THY DARKENED SHADE / Eternvs Mos, Nex Ritvs

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ギリシャのブラック・メタル・バンドの’12年1st。


トレモロ・リフ、速弾き系、刻みと、多重録音された多彩なリフが複雑に絡み合うギターのバッキングが印象的なブラック・メタル。邪悪さ重視で叙情性は希薄で不穏なフレーズがメインであるところもポイント。バタバタしたブラスト・ビートをメインに疾走し、手数も足数も多いドラムもかなりアグレッシヴ。疾走メインにめまぐるしくビートが切り替わるTr.7が特にカッコよくて聴きどころ。アルバム全体の統一感にも優れた優良な1枚です。邪悪でありつつもサウンド・プロダクションは良好で、創り込まれたギターの響きもじっくり楽しめます。
posted by メタルエリンギ at 18:35| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラック O〜Z | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

THRONE OF KATARSIS / An Eternal Dark Horizon

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ノルウェーのブラック・メタル・バンドの’07年1st。この頃は2人組だった模様。


Tr.1から12:09、12:07、11:17、9:52、9:57と、全5曲ながら見事な大作主義。起伏のある掠れデス声を主体に、MAYHEMのAttilaを思わせるような地声混じりの低音ガナリ声も織り交ぜてくるヴォーカルが印象的。とにかくシャウト時の声がカッコいい!このヴォーカルのカッコよさは1級品です!リフそのものは邪悪さ重視でありつつもMAYHEMよりはメロディックで、やはりノルウェイジャンらしい寒々しさがあるのがポイント。サウンド・プロダクションもクリアで厚みがあって良好。


長尺でありつつ展開のあるサウンドもポイント。トレモロ・リフをメインに刻みを併用した多彩なリフに、不穏なアルペジオ、静のパートでのアコギ・プレイ、疾走とミドル/スローを切り替えるリズム面も聴き応えあり。静のパートは北欧の夜の森を思わせるような雰囲気があって、ULVERっぽくてGood。静のパートでの繊細で手数の多いドラムの金物の刻みも素晴らしいです。邪悪な王道のノルウェイジャン・ブラック路線を基本に、Tr.1の終盤のようにDISSECTIONのスロー・パートみたいなドラマティックさのあるパートもあるのが面白いところです。


キーボードは入っていないし尺も長いものの、プリミティヴ・ブラックを基本にしつつ計算された展開を持ったサウンドという点で、1stの頃のEMPERORが好きな方にオススメしたい作品。
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SATANIC BLOODSPRAYING / At the Mercy of Satan

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ボリビアの2人組ブラック・メタル・バンドの’12年1st。どっちが何をしているのかは不明のようです。


ボリビアって…どうなの?ってまず最初に思ってしまいますが、迫力あるグロウルがまずカッコいい!さらにサウンド・プロダクションも厚みがあってクリアで、ブラック・メタルの中では非常に良好な方。曲の尺も短めで、2〜3分程度で駆け抜けるものがメイン。ドラムはバタバタドカドカしたブラスト・ビートが主体ながら、以外にも演奏も非常にタイトで安定感があり、辺境感の全くないメジャー級サウンド。寒々しさとか叙情性というものは無く、邪悪なリフで疾走するタイプなので、TSJUDERとかそっち系のバンドが好きな方にオススメ。
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SICULICIDIUM / Utolso Vagta Az Univerzumban

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ルーマニアの2人組ブラック・メタル・バンドの’09年1st。WOLFSGREYなるバンドのメンバーによる別バンドのようです。ドラムはゲスト。


生気ゼロで起伏の無い汚い低音ガナリ声ヴォーカルがまず特徴的。また、ギター・リフもかなりノイジーで、ドラムもボコボコした篭った音でかなりRAW。その割には時折挿入される叙情的なアコギの音はクリアという変なバランスw どんよりしたコードや刻みによるミドル・パートを軸にした内容で、郷愁溢れるアコギ・メインのパートを効果的に配して、ペイガン臭もどことなく醸し出しているのがポイント。


基本的にはどんよりしているしヴォーカルは汚いものの、上記アコギ・パートの挿入など案外ギターのフレーズそのものは叙情性もあって、Tr.3の中盤のように叙情的なフレーズが前面に出てくるパートもあり、そのギャップはなかなかGood。そういう、邪悪で汚いサウンドながら、叙情性も醸し出している作品が好きな方にオススメ。ほんのり個性的なブラック・メタルです。
posted by メタルエリンギ at 18:21| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラック O〜Z | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

STINY PLAMENU / Odpadni Galerie

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下水道ジャケで知られる(?)チェコのブラック・メタル・バンドの’07年4th。


個性的な作風で、掠れ声絶叫ヴォーカルに、邪悪なトレモロ・リフを纏ったブラスト疾走パートによるプリミティヴ・ブラックを基本にしていながら、女性ソプラノ・ヴォーカルをフィーチュアした曲が数曲あったり、時折フォーキッシュなフレーズが入るのがこの作品の特徴。GRAVEWORMとかみたいに、オーケストレーションで壮大に彩ったりとか、美しいピアノの旋律でゴシカルさを醸し出したりするシンフォニック・ブラック路線とは違い、ブラック・メタル的な邪悪なパートと、'90年代ゴシック・メタル的なパートが切り替わったり、爆走パートにそのままソプラノ・コーラスが入ったりといった不思議な作風で面白いです。


トレモロ・リフも叙情的というよりは、結構キャッチーさがあるのが特徴で、刻みも併用した内容。メインのヴォーカルはひたすらブラック・メタルしているので、女性ソプラノ・ヴォーカルとのギャップがまたGoodです。また、ブラスト爆走パートがメインで、IMMORTALやTSUJDERみたいなハイテンションさがあってアグレッシヴさも十分。女性ヴォーカルが参加している曲はアルバムの前半に固まっています。


スローな展開をメインにしたゴシック色強めのTr.2、フォーキッシュな旋律も用いており、ゴシック/フォーク的な色合いが感じられる秀逸なペイガン・ブラック・ナンバーTr.3、まさにゴシック・パートと怒涛のブラック・パートが切り替わる好ナンバーTr.4、この曲は叙情的なトレモロ・リフが素晴らしいです。他にもパワー・メタリックなリフも印象的で、ブラスト爆走をバックにソプラノ・ヴォーカルのバック・コーラが入るTr.5、メロデスっぽいリフが聴けるTr.7、その他ブラック全開爆走ナンバーなどなど聴きどころはたくさん。


王道の汚くハイテンションなブラスト・ビート・メインのブラック・メタルを基盤にしつつ、ちょっと個性的な要素が入っていてリフにフックがありつつ、それでいて変にドラマティック過ぎない作品が聴いてみたい方にオススメ。コレ、他には無い絶妙なバランス感覚で仕上がった名盤です。
posted by メタルエリンギ at 14:26| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラック O〜Z | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

SETH / Divine-X

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フランスのブラック・メタル・バンドの’02年3rd。


ブラストしつつ変拍子もありの捻くれてテクニカルなリズムに、掠れデス声、唸るような歌唱を聴かせるヴォーカル、不穏なメロディでソロを決めるギターと、個性も実力もあるところが窺えるサウンド。Tr.1からその彼らの個性が存分に発揮されています。怒涛の高速ブラスト・ビートから一気に不穏なアルペジオの静のパートへと移る展開など、その曲構成も相当に練られており聴き応えは抜群。ブラスト・ビートのスピードもかなり速く、ブルータリティも十分な上に、展開が性急でテクニカルなところが魅力的。


フランス産というと、暗黒感を押し出したDEATHSPELL OMEGAみたいな音で、ちょっと狙いすぎな感じのバンドとかも結構いますが、このバンドはDEATHSPELL OMEGAとも違った独自のテクニカルなブラック・メタルを聴かせてくれるのが素晴らしいところ。緩急付いた展開が聴きどころのTr.2に、テクニカルなギター・フレーズも交えて全体的にもよりテクニカルに聴かせるTr.3、スラッシーなリフによる疾走パートがカッコいいTr.4、邪悪さの強いTr.7などが大きな聴きどころ。


ブルータルでありつつ、個性もあるブラック・メタル・バンドをお探しの方や、ブラック・メタルにもテクニカル要素があると嬉しいなんていう方にオススメ。コレは名盤です。
posted by メタルエリンギ at 14:22| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラック O〜Z | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

WOODS OF INFINITY / Hopplos Vantan

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スウェーデンの2人組ブラック・メタル・バンドの’08年EP。


か細く邪悪な掠れデス声ヴォーカルを軸にノーマル声の朗唱や、語るように叫ぶところもありの情緒不安定気味なヴォーカルが強烈なインパクトを残してきます。さらに特徴的なのが、悲しみ強めでキャッチーさもあるメロディが印象的なギター・リフ。キーボードがふわ〜っとメランコリックさを醸し出すところもあり、全体的には悲しみが強いブラック・メタル。疾走、スローと起伏の付いた展開もGood。


オルガン・サウンドを大々的にフィーチュアしたTr.2や3なども非常に個性的で、特に悲しくもキャッチーなオルガン・サウンドと強烈にがなりたてるヴォーカルがインパクト大のTr.3はシアトリカルさも醸し出した個性的な名曲。早口のヴォーカルとディプレッシヴ/ポスト・ブラック的などんよりした陰鬱サウンドが印象的なTr.4のインパクトも強力。アンビエントなTr.5、6、途中まで無音で3分くらいからRAWなプリブラになるTr.7などサウンド的な振れ幅は広めながら、全体的に陰鬱な空気が漂った作品。
posted by メタルエリンギ at 14:05| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラック O〜Z | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

RAATE / Halki Kuolleen Maan…

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フィンランドの2人組ブラック・メタル・バンドの’04年demoであるDemo Tに、Halki Kuolleen Maan...というタイトルをつけて'07年に再発されたものがコレ。


10分あるTr.1はテンポの若干速くなったBURZUMの「Det Som En Gang Var」っていう感じで、影響元の音丸出し具合がGreat。疾走パートが入ったりという違いがあるものの、ヴォーカルの死にそうな絶叫具合に、リフの陰湿さがもうBURZUM全開。BURZUM路線のディプレッシヴ・ブラックを主体に、フォーキッシュなインストであるTr.3もありのペイガン臭もする作品。BURZUMよりはノイズが強烈ではないため聴きやすく、リフも若干メロディックで種類も多め。でも随所で「あ〜、BURZUMのアレっぽいリフだね、リズムだね」っていう箇所が確認できます。とりあえずBURZUM系のディプレッシヴ・ブラックが好きな方は聴いてみてもいいかも。
posted by メタルエリンギ at 14:00| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラック O〜Z | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月06日

ZOFOS / Lore Unfolds

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ギリシャの独りブラックによる’07年1st。


薄ら叙情的なトレモロ・リフを纏ってブラスト疾走する薄メロ・プリミティヴ・ブラック路線の作品。氷をかち割るような質感の冷たい感触のドラムの音もあって、全体的に冷たい感触がGood。特にTr.2の冷たくメロディックなトレモロ・リフは非常に魅力的。Tr.3以降疾走感が落ちるのが難点ですが、Tr.3、5は少し長めで展開もあってじっくり聴ける曲に仕上がっています。Tr.1、2、6辺りは薄メロ・プリブラ好きにオススメですが、他がちょっとオススメしづらいのが難点の作品。
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ZAVORASH / Nihilistic Ascension & Spiritual Death

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スウェーデンのブラック・メタル・バンドによる’06年1stにして唯一のスタジオ・フル。


Tr.1はバタバタしたブラスト・ビートと不穏なリフによる邪悪なブラック・メタル・ナンバーですが、Tr.2は薄らと叙情的なトレモロ・リフを纏ってブラスト爆走する薄メロ・プリブラ系ナンバーと、曲により若干表情が違います。アンビエント・ナンバーもあり。ヴォーカルは掠れ声絶叫が主体ですが、Tr.3のようにダミ声で歌う場面もあり。やはり薄ら叙情的なトレモロ・リフを纏って爆走するTr.6辺りが聴きどころ。どれかといえば薄メロ・プリブラ好きにオススメの1枚。
posted by メタルエリンギ at 19:41| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラック O〜Z | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

WYRD/HAEIVE/KEHRAE / Wyrd/Haeive/Kehrae

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フィンランドのブラック・メタル3バンドによるSPLIT盤。


Tr.1、2はWYRD。フル・アルバムではフォーキッシュなメロディを交えたプリミティヴ・ブラックを聴かせたりしてくれますが、こちらも朗唱パートなどはありつつ、普通に悲しいメロディのメランコリックなブラック・メタルしてくれます。悲しさを感じさせるトレモロ・リフを纏って爆走する薄メロ・プリブラ系ナンバーTr.2が聴きどころ。


Tr.3〜5はHAIVE。悲しいメロディのリフと、リード・ギターによるスローなディプレッシヴ・ブラック。Tr.4、5はボヨンボヨン言う楽器の音が非常に印象的なちょっと脱力感のある曲ですが、こちらも悲しいメロディがGood。


Tr.6、7はKEHRA。どんよりしたリフを軸に、キーボードが軽く被さる薄曇ったサウンド。Tr.7は前半はアコースティック・インストで、フォーキッシュな雰囲気を醸し出しています。


いずれもプリミティヴ・ブラックを下地にしたサウンドで、薄らとメロディを感じさせるような内容のスプリット盤。
posted by メタルエリンギ at 19:36| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラック O〜Z | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

WYRD / Huldrafolk

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フィンランドの独りブラックの’02年2nd。


フォーキッシュなフレーズをプリミティヴ/ディプレッシヴ・ブラック系のサウンドに絡めたブラック・メタルといったところですが、とにかく独りで好き勝手作った!!という印象が強く、各曲によってその表情は随分と違ってきます。


Tr.1は郷愁溢れる渋い哀愁のフレーズひたすら反復し、ノイジーでスローなディプレッシヴ・ブラック・サウンドと絡む独特なスタイル。Tr.2はフォーキッシュなフレーズがひたすら反復し、朗唱までも聴かせるペイガン/フォーク的ナンバー。Tr.3はメロディックさが希薄で、バタバタしたブラスト・ビートで疾走するプリミティヴ・ブラック・ナンバー。Tr.4はフォーキッシュでクサいフレーズを纏いながら爆走するプリミティヴ・ペイガン・ブラック・ナンバー。Tr.5はアンビエンティッシュな静のパートと動のブラック・メタル・パートが切り替わる14分弱の大作、Tr.6はプリブラ系で後半にフォーキッシュでアトモスフェリックなパートが来るという展開。


このように、フォーキッシュならフォーキッシュでそれを大々的に押し出せばそっち系のファンに、フォーキッシュなサウンドをディプレッシヴ・サウンドに絡めた曲ならそういうサウンド…という風に紹介できるのですが、いかんせん振れ幅が広く統一感に欠けるので、どのファンにもオススメしづらい作品。とりあえず。フォーキッシュなメロディがプリブラと合わさったようなものが聴いてみたい方にオススメ。
posted by メタルエリンギ at 19:34| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラック O〜Z | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

WYKKED WYTCH / Angelic Vengeance

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UKのシンフォニック・ブラック・メタル・バンドの’01年2nd。


UK産シンフォニック・ブラックということでもしかして?と聴いてみると、Tr.1の冒頭でやっぱり来た!CRADLE OF FILTHのダニ系のシャウト(笑)!その後も、ダニに憧れてんなこの人というのがありありと分かる、金切声系のデス声でCOFからの影響が感じられるシンフォニック・ブラックを聴かせてくれます。ただ、本家ほど重厚なサウンドではなく、また、正統派メタル的な刻みも多用するCOFと比較すれば、ギターのアプローチはこちらの方がブラック・メタル的。


女性ソプラノ・ヴォーカルをフィーチュアしたスローなゴシック・メタル的パートも効果的に盛り込みつつ、疾走パート・メインの展開は素直にカッコいいと言えますし、トレモロ・リフのメロディのドラマティックさもなかなか。また、実はヴォーカルは女性であり、もしかしたらソプラノ歌唱もこの人か?と思うと、なかなかの実力者です。起伏の付いた曲の構成もよく練られているし、CRADLE OF FILTH系のサウンドが好きな方に試に聴いてみてほしい1枚。


posted by メタルエリンギ at 19:31| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラック O〜Z | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする