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2015年11月25日

CAIRO / Cairo


CAIRO  Cairo.jpg
USのプログレッシヴ・ロック・バンドの’94年1st。


SHADOW GALLERY、MAGELLANなどと同じMAGNA CARTAレーベルからのリリースということで、ハード・ロック寄りのサウンド。SHADOW GALLERYほどメタルっぽくなくて、ドラムが生な分MAGELLANよりはハード・ロック寄り。リズムの方は比較的ストレートですが、程よく捻くれたリズムを盛り込んできます。


そして、このバンドの最大の魅力はギター。クリアかつ艶やかなトーンで泣くギターが実に爽快。また、速弾きというよりは、むしろアーミングなどの小技で聴かせるタイプで、スリリングな速弾きはむしろキーボードが多め。Tr.4での全編に亘る活躍ぶりは見事なものです。さらにキーボードは全編にわたってきらびやかさをプラスしてきてこれがまた美しく、時にギターとキーボードが絡む様も実に美しいです。ヴォーカルの声はジェイムズ・ラブリエに近いです。


EL&Pの「Tarkus」みたいな出だしで、ヴォーカル・メロディーはYESっぽいTr.6は23分のシンフォニックな大作!起伏に富んだ名曲です。70年代のプログレッシヴ・ロックの音を継承しつつ、ハード・ロックな勢いを上手く加えることに成功している作品です。


posted by メタルエリンギ at 02:07| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | プログレ/フュージョン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月10日

MALICORNE / Maliconre

MALICORNEMaliconre.jpg
フランスのプログレッシヴ・フォーク・バンドの'75年3rd。


中世的で薄暗い雰囲気を醸し出すフォーク・サウンドと、渋い低音ヴォーカルが魅力的な作品。エレクトリック/アコースティック・ギターや、ベースなどのバンド楽器が主体ながら、ストリングスの使用も所々あり、実に美しいです。神秘的な雰囲気に浸れます。フランスでありながら、Tr.4のようにケルティックな曲もあり。FOREST(ブラック・メタルのじゃないですよ(笑)!)とか好きな方にオススメ。
ラベル:フォーク
posted by メタルエリンギ at 11:05| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | プログレ/フュージョン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月22日

TCP / Way

TCP  Way.jpg
USのシンフォニック・ロック・バンドの'09年1st。


変拍子を適度に盛り込んだ、歌重視のシンフォニック・ロック。キーボードのドラマティックな響きに、静と動起伏のある展開は、まさにYES、GENESISからの影響を存分に感じさせるもので、ヴォーカルの声もピーター・ゲイブリエルに近め。新世代らしくギター・ソロには速弾きがあるものの、速弾きと泣きを織り交ぜたメロディアスなギター・ソロは聴きごたえ十分です。


ういじゃ〜!
posted by メタルエリンギ at 21:36| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | プログレ/フュージョン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月22日

DULCAMARA / The Sea's Stones Collection

DULCAMARA The Sea's Stones Collection.jpg
どこのバンドかは不明ですが、バンド名から察するに恐らくラテン系の国のどこかのプログレッシヴ・ロック・バンド。


出身国はラテンぽくても、そのサウンドは全然ラテンのソレではありません。情熱的でもなければ、シンフォニックでもない。この作品から滲み出ているのはインド的な空気。シタールが使われているとかそういうことではなく、使われているスケールがまさにインドの音階のような感じで、インド音楽のような瞑想的でスピリチュアルな雰囲気が漂っています。


そこに、部分的にスパニッシュっぽい速弾きギター・ソロや、変拍子が入ったりする感じ。Tr.6のように、PINK FLOYD的なアトモスフェリックさ、淋しげに響くギターをフィーチュアした曲もあります。


彼らの音楽的特徴がよく現れている、一際ドリーミーでスピリチュアルな雰囲気の「Red Lament」、静・動起伏のある10分程度の大作「Hello My Face」は大きな聴きどころ。また、曲に溶けこむような歌唱を聴かせるヴォーカルも、ドリーミーな雰囲気を醸し出していて面白いです。


決してムードだけに終わらず、演奏的な聴きどころも押さえた作品であるところも個人的にポイントの高いところ。個性的な音楽が好きな方や、スピリチュアルでドリーミーなモノが好きな方にオススメ。


YOU TUBEなどで音源が何一つ見当たりませんw


ういじゃ〜!


posted by メタルエリンギ at 15:00| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | プログレ/フュージョン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月21日

CACTUS PEYOTES / Cactus Peyotes

Cactus Peyote.jpg
ブラジルのテクニカル・フュージョン/プログレッシヴ・ロック・バンドによる'01年作。


ファンキーな曲があったり、透明感あるフュージョン的な曲があったり、はたまた途中で一瞬レゲェ化するような曲もありですが、全体的に変拍子を主体としつつも取っ付き易いフレーズの数々で聴かせるテクニカル・サウンドです。緩急ついた展開でありつつも、不思議と聴きづらさが少なめなのが特徴。ヴォーカル入りで、マイルドなヴォーカルが歌うちょっぴり風変わりなメロディーも面白いです。


演奏面は全員テクニカルで、ギターとキーボードの速弾きソロに、スラッピングも交えたベースも実にカッコ良し!Tr.2ではクリス・スクワイアを彷彿とさせるような音で楽しませてくれます。


曲ごとにみても実に聴きどころが多く、変拍子だらけのテクニカル・インスト・ナンバーTr.3、笛やシタールが入って穏やかでメロディアスなTr.4、スピーディな変拍子ナンバーTr.5、明るく爽やかだけれども変拍子で惑わせてくれたり、一瞬レゲェ化するのが面白いTr.7、7拍子主体に割とハードなTr.8も聴きどころ。


ファンキーなギターに、AOR的なキーボードが絡むスリリングな曲Tr.9は、変拍子のアグレッシヴなパートに、ドリーミーなパートもある展開の多い曲でこれまた聴き応え十分。


それでいて曲の方は全体的に3〜5分とコンパクトなのもポイント。コンパクトな中でスリリングな展開や速弾き、多彩なリズムで聴かせるスタイル。長いのは苦手だけれども、テクニカルでコンパクトなのは好き!という方には実にオススメの1枚。あとはインストは苦手という方にも馴染みやすいでしょう。


ちょっと前に紹介したBAD DOG Uはフュージョンフュージョンしていますが、こちらはあちらよりは割とハード・ロック寄りなハードさもあって、メタラーでも楽しめるんじゃないかと思える1枚です。コレは実に素晴らしかった。





ういじゃ〜!

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ラベル:テクニカル
posted by メタルエリンギ at 13:46| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | プログレ/フュージョン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月20日

BAD DOG U / Bad Dog U

BAD DOG U  Bad Dog U.jpg
RICHARD MARX、AIRTO MOREIRA等のライヴ・メンバーとして参加したり、その他セッション・ミュージシャンとしても活躍しているアーニー・デノヴを中心とするカナダのテクニカル・プログレッシヴ・ロック/フュージョン・バンドの'04年1st。


全体的にフュージョン系のサウンドで、透明感のあるクリアなサウンド・プロダクションと、さらには耳辺りの良いフレーズがたくさんあるのが素晴らしい1枚。変拍子は多く、速弾きフレーズも満載でテクニカルでありつつも、とにかく聴きやすいフレーズ/メロディーが満載されているため、全くもって聴きづらさは無し!ラリー・カールトンとか好きな方なら気に入りそうな感じです。


アーニーのギターの素晴らしさもさることながら、キーボードの演奏も素晴らしく、時にジャジィなでメロウな演奏をきめ、時にキャッチーに歌うようなフレーズを奏で、時にTOTOを思わせるような音使いと、多彩なプレイで楽しませてくれます。


快活なTr.1から実に素晴らしいのですが、続くスロー/ミドル・テンポのTr.2でも耳馴染みの良い穏やかなフレーズが満載!メロウなピアノで始まるメロディアスなTr.3もジャジィで繊細なドラムに、艶やかに泣くギターが絶品ですし、中間以降の変拍子&速弾きギターでスリリングさも兼ね備えた名曲です。


耳辺りの良いメロディー満載のフュージョン・ナンバーTr.4や、ジャジィなピアノ・ソロがかっこ良くテクニックを押し出したスリリングなTr.8では、手数の多いリズム隊のプレイも光ります。とくにドラムはカッコいい!


テクニックを押し出したナンバーがある一方で、ストレートなリズムの聴きやすいライトなインスト・バラード的なナンバーTr.6や、ラストのTr.9では艶やかに泣くギターが実に素晴らしいです。


というわけで、テクニカル・フュージョン系で、さらに耳辺りの良いフレーズが満載されたものが好きな方には実にオススメの1枚。アルバム全体の統一感が高いのに対し、曲にはそれぞれ個性があって、同じように聴こえないのも魅力。コレはクウォリティ高いですぞ〜。





ういじゃ〜!

ラベル:テクニカル
posted by メタルエリンギ at 23:54| 千葉 | Comment(0) | TrackBack(0) | プログレ/フュージョン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

BUBU / Anabelas

BUBU  Anabelus.jpg
アルゼンチンのプログレッシヴ・ロック・バンドの'78年作!


優れた演奏技術と、巧みな楽曲構成術を持っていながらもコレが唯一の作品なのだそうです。特徴的なのは、サックスや笛などが暴れるジャズ的な要素がありつつも、シンフォニックでドラマティックな構成をした楽曲です。要はジャズ・ロック的な部分もあれば、シンフォニック・ロック的な部分もあるという感じで、コレがまた素晴らしい内容。


Tr.1から19分という、アナログ時代であればA面まるごとという見事な大作ですが、B面に当たるTr.2、3も各々約10分と大作主義な1枚。全体的に緩急自在で緊張感ある曲展開がカッコよく、伸びやかにサックスや笛、ストリングスが歌うパートもあれば、リズム楽器と共に速弾き(吹き)フレーズで大暴れする部分もあるといった感じ。


メロディーはキャッチーではなく、曲構成もかなり複雑なため、何度か聴かないと中々曲の良さが染み付いてこないですが、コレは繰り返し聴くことで「あぁ、すげぇなぁ」と思えるタイトルです。ギターの使いどころがウマいのも特徴で、数多くの楽器が活躍する中、ほんの少しだけ見せ場を作るギター・ソロのフレーズがカッコよくて実に印象に残ります。勇壮なメロディーを奏でるTr.2のソロに、Tr.1の終盤の速弾きギターが特に素晴らしい。


曲ごとに聴きどころを押さえてみると、ゆったりしたメロディーのスロー・パートと、急激なテンポ・アップをするパートでのアグレッシヴな笛、サックスの暴れ具合が素晴らしいTr.1。こういった部分ではベースの動きもかなり激しくカッコいいです。緊張感ある中に突如鳴らされるホイッスルなど、遊び心も効いた名曲。前述の通り、ギターの使いドコロが巧く、場面場面で効果的にヘヴィさを加えています。


なお、この曲は「あ〜〜」など、バック・コーラスは入るものの、ヴォーカル・パートは無しのインストになっております。Tr.1だけでなく、全体的にもインストゥルメンタル・パート重視で、ヴォーカルは少なめです。


続くTr.2では、KING CRIMSONのIslands的な雰囲気が感じられる曲で、どの楽器にも見せ場があって素晴らしい。Tr.3は静と動の対比が素晴らしい曲で、テンポを落としたところでの優雅なフレーズから、速弾き乱舞へと流れる展開が特に激アツ。後半に他の2曲より長めのヴォーカル・パートがあり、ここがまた感動的。そして終盤にクリムゾン的なカオティックなパートへ突入するという展開も印象的です。


このように、アルバム全体的にも非常に聴きどころの多い1枚。40分弱の中に非常に多くの情報が盛り込まれています。前述の通り、なかなか1回2回聴いただけではとっつきづらさもある作品ですが、南米プログレを代表する名盤の1つであることは疑いようが無いです。


Tr.3



ういじゃ〜!

posted by メタルエリンギ at 18:05| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | プログレ/フュージョン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月18日

CURVED AIR / Second Album

CURVED AIR Second Album.jpg
UKのプログレッシヴ・ロック・バンドによる'71年2nd!


女性ヴォーカル、ソーニャ・クリスティーナが在籍していることで知られるバンドで、バンドのもう1つの目玉がダリル・ウェイによる流麗なヴァイオリン。クラシックやフォークの要素を取り入れた作風ですが、そのフレーズは実に個性的で、一聴してCURVED AIRだ。と分かるサウンドになっています。


次作3rd、Phantasmagoriaと比較すると、統一感のあるタイトルで、彼らの技巧とメロディー・センスが炸裂しています。Tr.1から緩急付いた展開と美麗なヴァイオリンの旋律でコレぞCURVED AIR!ヴァイオリンと共にサウンドの鍵になっているのがキーボードで、スペイシーな変な音のキーボードも効果的に働いています。


Tr.6のキーボードとヴァイオリンの速弾きユニゾン、Tr.8の長めのキーボード・ソロに、スペイシーな速弾きキーボード・フレーズで神秘的に終わるところなど、キーボードの活躍の場も多め。


また、歌メロが奇妙だけれどもキャッチーなものが多く、それと同時にリフもキャッチーなものが多いのがポイント。Tr.2のちょっと妖しい響きだけれどもキャッチーなリフや、Tr.4のように歪んだギターとオルガンによる妖しくキャッチーなリフ、Tr.5のようにアンニュイな歌メロが反復する曲と、至る所でそういった要素が見られます。それを歌うソーニャの歌唱は、囁くように歌うところもあれば、力強く歌うところもあり硬軟自在の歌唱が印象的。


曲によっては変拍子でかなり攻める曲もあり、そういった曲ではドラマーが大活躍!このタイトルではドラム周りが力強いサウンド・プロダクションになっており、手数多くパワフルなプレイが楽しめます。特に冒頭のTr.1や、Tr.8では変拍子が満載ですし、Tr.6では特に力強いプレイが聴けます。


と、このように、キャッチーなリフ、歌メロがありつつも、それらが個性的で印象に残り、かつ演奏自体もテクニカルさがあって聴き応え十分の作品に仕上がっています。次作3rd、Phantasmagoriaはバラエティに富んだ内容となっており、こちらほど技巧を押し出した内容ではありませんので、スリリングな演奏を聴きたい方にはこの2ndがオススメ。





ういじゃ〜!


posted by メタルエリンギ at 20:31| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | プログレ/フュージョン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月06日

DOCTOR NERVE / Beta 14 OK

DOCTOR NERVE Beta 14 OK.jpg
ニック・ディドコフスキー氏による、アヴァンギャルド・ジャズ・ロック・バンドの'91年作。


ジョン・ゾーンのマサダなどで知られる、デイヴ・ダグラスが参加。なんでも、ディドコフスキー氏が開発したコンピューター・プログラムによって作られた曲らしいのですが、とにっかくカオティック!!


複雑怪奇な変拍子にポリリズムの嵐、わけの分からない不気味なフレーズの数々が、テクニカルであると同時にアヴァンギャルドさも全開で実にスリリング!トランペット、サックス、クラリネット、ピアノ、ヴィブラフォンなど、用いられる楽器は実にジャズ的ですが、ドカッとアタックの強いハードなドラムはもはやハード・ロック級。でも手数はやっぱりジャズ/フュージョン的な繊細さがあります。


Tr.17からTr.60までの44曲はほとんどのトラックが4秒程度という奇妙な構成。奇怪なフレーズが一瞬流れるだけで終わり、それが44曲続くというアヴァンギャルドさw 


ジョン・ゾーンをはじめ、変態的なジャズ、テクニカルなジャズ・ロックなどが好きな方にオススメなタイトル。


Tr.17以降は単にテクニカルなのが好きという方には合わなそうですが、Tr.17より前は単にテクニカルなのが好きという方でも十分楽しめるでしょうし、Tr.17以降はノイズ好きにオススメ。


ういじゃ〜!

こちらのタイトルの中古CDを、METAL ERINGIの宮殿に出品しております。
ラベル:テクニカル
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2013年03月04日

THE ENID / The Seed and the Sower

THE ENIDThe Seed and the Sower.jpg
UKのプログレッシヴ・ロック・バンドの'88年作。THE ENIDというバンド名は使わず、ゴドフリー&スチュワート名義でのリリースとなったオリジナル・ENIDの最終作とのこと。どうやらジャケットは複数あるようで、私が入手したものは「THE ENID」と、バンド名の表記があります。


元々、クラシック音楽からの影響が色濃いドラマティックでメロディアスなシンフォニック・ロックを披露していた彼らですが、この作品は「ロック」とは言えないものです。まず、リズム楽器の使用がほぼ無いという点で、ロック感が希薄。


どのような感じかというと、言ってみれば映画のサントラとか、現代音楽的な要素が強いタイトルです。さらに、ヴォーカル・パートもほぼ無く、インストゥルメンタル・メインの作品。


シンセサイザーによる広がりのあるサウンドがメインで、アンビエント的な雰囲気もかなり強め。しかし、やはり彼ら特有のドラマティックなシンフォニック・サウンドというものは健在であり、Tr.2以降その要素は色濃くなります。


どうもアルバム全体が繋がっている印象で、動のパートと呼べるようなものは少ないながらも、部分的にドラマティックな盛り上がりを見せる起伏のあるサウンド。


また、Tr.4の後半には、QUEENのブライアン・メイを思わせるようなハーモニー・ギターによる、強力な泣きまくり叙情ギター・ソロが入っており、そこは泣きギター好き必聴と言える部分。


アルバム全体的には前述の通り、サウンド・トラック的な側面が強く、あるいは近代クラシックの交響曲にエレキ・ギターが入ったというような印象も。Tr.1は今で言うところのポスト・ロック的な浮遊感も感じさせますし、Tr.2〜5でひと通りシンフォニックなサウンドで聴かせたあとは、ラストの18分の大作Tr.6はアンビエント的な非常に静かな音で幕を閉じます。


ドラマティックな要素はありつつも、むしろエレクトロ/アンビエントなどが好きな方が意外と気に入るかもしれないサウンドです。逆に、シンフォニック「ロック」といった感じのものを期待すると、「あれ〜?エレキ・ギターくらいしかロックっぽい要素無いじゃん!」という感じになると思いますのでご注意を。


シンフォニックで叙情度高めの「静」がメインの美しいサウンド。


ういじゃ〜!

こちらのタイトルの中古CDを、METAL ERINGIの宮殿に出品しております。
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2013年03月03日

SEMENTE / Semente

SEMENTESemente.jpg
ブラジルのプログレッシヴ・ロック・バンドによる'99年作。


PINK FLOYDに動的テクニカルさと、適度なハードさを盛り込んだような叙情プログレを披露しています。ほぼ全編で、「Echoes」、「Shine on You Crazy Diamond」のような泣きのギターが聴け、そういったPINK FLOYD的アトモスフェリックさをメインにしつつも、変拍子を盛り込んだ手数の多い展開も盛り込んで巧みに起伏を付けたサウンドはなかなかのカッコよさ。変拍子入りの部分はGENESISを思わせるところもあります。


フルートやメロトロンを盛り込んだ優しい響きのサウンドが実に心地良いです。Tr.1の冒頭のフルートからかなりのインパクトがありますが、このTr.1はフルートと泣きのギターが印象的な泣きのスロー・ナンバーで、インストです。


ヴォーカル入りの曲はそれぞれ2人のヴォーカルが担当。Tr.2、4、5を担当するマルシア・コシンスキーは、RUSHのゲディ・リーが中音域で歌っている時のようなマイルドな歌唱で魅了してくれます。11:37のアルバム1の大作Tr.3のみ、メロトロンなどを操るペドロ・コシンスキーが担当。こちらはダンディな歌唱で、マルシアとはまた違った魅力を発揮しています。


なお、ギタリストはアレクサンドル・コシンスキーとなっておりますので、詳細は不明ですが、もしかしたら3兄弟がメインとなっているバンドということなのかもしれません。


全5曲入りですが、6:50、6:30、11:37、8:12、8:35と尺は長めで聴き応えは十分。曲ごとに見ても、同じような雰囲気を持ちつつもそれぞれに個性があるのが魅力的。


変拍子入りで緊張感の高いダークな曲Tr.2は、途中で泣きのパートに突入。ギルモア的泣きのギターが絶品で、終盤の泣きのギターを残しつつ変拍子パートに入る展開もカッコいいです。前述の大作Tr.3は、途中まではPINK FLOYD的なサイケデリックかつアトモスフェリックな感じで、終盤にはやはり泣きのパートが登場。反復するキーボード・フレーズがどことなくKING CRIMSONを思わせます。


Tr.5では浮遊感のあるベースと笛の美旋律が印象的。後半の動のパートでは拍手とか歓声が入っていて、ライヴっぽい演出がされています。ということで、PINK FLOYD的な泣きの要素が強い叙情プログレですが、USのASTRA辺りと比較すると、こちらの方が展開が多めの印象で、あちらほどのサイケ感はありません。


こちらの魅力はむしろ、その泣きのパートと変拍子などのテクニカル・パートの切り替わり。泣きだけでは物足りないというリスナーにもオススメできる内容です。





ういじゃ〜!
posted by メタルエリンギ at 13:41| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | プログレ/フュージョン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

FUXAN OS VENTO / Noutrora

FUXAN OS VENTO Noutrora.jpg
スペインのフォーク・バンド(フォーク・メタルじゃないですよ)による'85年たぶん4th。


さすがスペイン産と思わせるような、スペイン語全開の歌唱は、スパニッシュ・フォークが好きな方にはたまらないものがあるでしょう。サウンド的にも、フィドル、ハーディ・ガーディ、アコーディオン、バグパイプ系の楽器、マンドリン、笛など民族音楽がガンガン登場してきます。


ヴォーカルは本格派の合唱隊といった感じでw パワフルな男性ヴォーカルに、声楽感バリバリの女性ソプラノ・ヴォーカルがインパクトに残ります。いや、プロだわ〜って思いますw


曲ごとに見ると、明るいフォーク・ナンバーTr.1、陽気なインスト・ナンバーTr.6などがあれば、郷愁全開のTr.2、哀愁のアップ・テンポ・フォークTr.9など、実にスペイン産だなぁと思わせる曲ももちろんあり。中近東的妖しい雰囲気のTr.4や、ヴァイオリンと笛が美しく悲しいメロディーのバラード系Tr.5、優しいメロディーと美しい歌唱が素晴らしいTr.8も聴きどころ。


全編フォーキッシュで分かりやすいメロディーがありますので、フォーク・サウンドが好きな方はぜひ。普段フォーク・メタルを聴いている方も、純粋なフォークってどんなもんだろう?と思ったら、是非ともこういう作品を聴いてみてください。


ういじゃ〜!
posted by メタルエリンギ at 00:17| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | プログレ/フュージョン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月02日

THE SAVAGE ROSE / Dodens Triumf

THE SAVAGE ROSE Dodens Triumf.jpg
デンマークのプログレッシヴ・ロック・バンドの'72年7th(と思われる)。


このバンドというと、女性ヴォーカル、アニセット嬢の可憐な声質でありつつも存分にソウルフルな歌唱を軸にしたサウンドが特徴的だったわけですが、この作品はなんとインストゥルメンタル作品。アニセット嬢は在籍しているっぽいのですが、その歌唱はTr.6のバックでのコーラスや、Tr.9以外は出番無しという「あれ?どうしたの?」と思ってしまう内容。


そしてその変化はサウンド面にも如実に現れており、以前の「ソウルを基本にしたちょっと違うもの」という印象はもはや無くなっております。今作で顕著になっているのが、全体に漂う浮遊感。やたらとふわふわしたサウンドが印象的です。アルバム全体も繋がっている印象で、もしかしたらコンセプト・アルバムかもしれません。


さて、大きく変わったサウンドですが、物足りないかといったらそうでもなく、むしろ新たな魅力に満ち溢れたタイトルになっております。


Tr.1からして、キーボード&オルガンと3連系のリズム、パーカッションによる哀愁と異国情緒漂う、幻想的な雰囲気と情熱が入り混じったようなインスト・ナンバーで、名曲と言っていいレベル。終盤の泣きのギターもカッコいいです。Tr.6で再度この曲のフレーズが流れますが、言ってみればこの2曲は現実的な雰囲気の感じられる曲です。


あとの曲は浮遊感と幻惑感に満ち溢れた、まさに幻想的なイメージの曲となっているのが特徴。ハーモニカやアコーディオンがドリーミーな旋律を奏でて舞う中を、ハイハットなどがカシャカシャと鳴るTr.2は実に幻想的で美しく、KING CRIMSONの「Moon Child」を思わせるような感じ。完全に夢の世界といった感じで、お花畑が見えそうなくらいですw 


これまたイントロからふわふわキラキラしたキーボードが幻惑感を醸し出し、オルガンによる可愛らしいメロディーが印象的なTr.3、ピアノの優しい音色が響くライトでメロディアスで、やっぱりふわふわした曲であるTr.4と、夢心地な曲が続きます。


哀愁全開の怪しいワルツといった感じのTr.5はアコーディオン主体で、スパニッシュな雰囲気が感じられます。まるで人形が踊り出しそうな美しくも妖しいメロディーと雰囲気がGood!Tr.8はピアノ入りのR&R風味のパートもあることで、今までのバンドのサウンドを思わせるところがありますが、やはりコレも展開が多くプログレッシヴ風味が強く出ています。



と、このように、今までの作品と比較すると完全にプログレッシヴな内容になったなと思わせます。オルガン、キーボードが主体という部分こそ変わっていませんが、バンドの新たなサウンドが楽しめる1枚です。


Tr.1「Byen Vagner」のライヴ映像。元々は6分くらいある曲です。渋くてカッコいいですよ。



ういじゃ〜!
posted by メタルエリンギ at 19:56| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | プログレ/フュージョン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

THE SAVAGE ROSE / The Savage Rose

THE SAVAGE ROSE The Savage Rose.jpg
デンマークのプログレッシヴ・ロック・バンドの'71年4th!


相変わらず女性ヴォーカルのソウルフルな歌唱を軸にしたサウンドながらも、ちょっと変わったソウルといった感じだった前作と比較すると、かなりプログレッシヴ・ロック然とした内容へとシフトしています。


前作には無かったようなちょっと邪悪な歌いまわしと呪術的なパーカッション、オルガン、さらに不気味に反復する歌メロなどが聴けるTr.2から「お?なんか前作と違うぞ。」と早速思わせてくれます。Tr.4は男性ヴォーカルがメインになっており、柔らかい声質の男性ヴォーカルと、艶やかに歌い上げる女性ヴォーカルがどちらもGoodな仕上がり。


ボサ・ノヴァっぽいリズムを持ったメロディアスな曲であるTr.5も前作には無かった感じで、もの悲しいベース・ラインと感動的なサビメロが印象に残ります。他にも、ふわふわしたヴォーカル・パートと、ジャジィなリズムに笛が乗っかる展開の切り替わりが面白いTr.7、ダークなジャズといった感じのTr.8なども聴きどころ。


前作のようなドリーミーなナンバーも相変わらず残しつつ、やはり全体的には変化が感じ取れる1枚。R&R的なノリや、ブルーズ的なノリはほぼ無くなり、幻惑感が増してきている印象。今後の作品でさらに大きな変化をしますので、まさに前作と、今後の中間のような音とも言える1枚です。


呪術的な雰囲気のあるTr.2。



ういじゃ〜!
posted by メタルエリンギ at 16:54| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | プログレ/フュージョン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

THE SAVAGE ROSE / Refugee

THE SAVAGE ROSE Refugee.jpg
デンマークのプログレッシヴ・ロック・バンドによる'71年発表3rd!


このタイトルはプログレッシヴ・ロックというよりは、ソウルっぽい内容です。それを印象づけるのが、可憐な声質でありつつも非常にソウルフルで力強い歌唱を聴かせるアニセット嬢の存在。アフロ・ヘアというスタイルからしても、そのソウル加減が窺えます。


で、そのソウルフルな歌唱を活かした文字通りソウルっぽい曲もあれば、Tr.1のようにピアノとオルガン入りのR&Rナンバーや、アトモスフェリックに響くオルガンが印象的なドリーミーなナンバーなど、ただのソウルというにはちょいと違うといった感じの音楽性。パーカッシヴなドラムに、ロック色の強いブルージーなギター・ソロも聴きどころ。


このバンドの特徴としてもう一つ目立つものが、オルガンです。Tr.2やTr.3、Tr.4など、ドリーミーな雰囲気を醸しだす曲が多く、その演出に一役も二役も買っています。ドリーミーな雰囲気と、軽快さが入り混じったライトな曲であるTr.4は、後半にドラムやギターの手数が増えて天空に昇っていくような盛り上がりを見せるため、URIAH HEEPを思わせる部分があります。


というわけで、とにかくソウルフルなヴォーカルと、オルガンの活躍が目立つタイトル。ハードなサウンドではないですが、ハード・ロッカー的には、やはりURIAH HEEP辺りが好きな方にはピンとくるものがあるのではないかと思います。


ういじゃ〜!
posted by メタルエリンギ at 01:50| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | プログレ/フュージョン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする