★メタルCD専門ネット通販ショップ「メタルの宮殿」★
新宮殿ロゴデフォルト2017年4月改訂(送料半額).JPG
メタルの宮殿はコチラ。

2013年02月25日

SEVENTH WONDERのススメ

KAMELOT来日決定!!


ということで盛り上がっていますが、そのKAMELOTに、ロイ・カーンの後任として加入、話題となっている(Vo)トミー・カレヴィック。


そのトミーがKAMELOT以前より在籍しているのが、SEVENTH WONDERというスウェーデンのテクニカル・メタル・バンドです。


トミーの歌唱は現在のシーンを見渡しても、これ以上ないというくらいにエモーショナルなのが特徴です。すなわち、KAMELOTの前任、ロイ・カーンの後任としてはまさにうってつけだったと言えます。


どうやらKAMELOTでの歌唱はそのロイを意識したものになっているそうですが、そう考えると、よりあるがままのトミーの歌唱を楽しめるのがこのSEVENTH WONDERと言えるでしょう。


そう、ロイを意識しなくてもこのトミーの歌唱は素晴らしいんです。


私はトミーがKAMELOTに加入したことで、SEVENTH WONDERにも注目が集まることを期待しましたが、現時点ではイマイチとしか言いようがありません。


KAMELOTを聴いた方もおそらくは、「おお、凄い新人がいたもんだ!」


と思ったのではないでしょうか?


そうではないのです。


SEVENTH WONDERという素晴らしいバンドで、素晴らしい歌唱をすでに聴かせてくれていたのです。


決してポッと出の新人ではないのです!


そんなわけで、トミーがどうにもKAMELOTの新人ヴォーカルくらいにしか思われていないのが切ないのでw、旧ブログに引き続き、またしてもSEVENTH WONDERの魅力を語ってしまおうと思います。


それくらい好きなんですこのバンド!


テクニカルでメロディックなバンドというと、CIRCUS MAXIMUSの人気がここ日本では先行していますが、CIRCUS MAXIMUSよりSEVENTH WONER!!というのがこの私ですw


さて、このバンドですが、トミーが加入したのは2ndの「Waiting in the Wings」からです。


で、先に1stを紹介しましょう。


1stはこの「Become」
seventhwonderbecome.jpg

です。


Becomeの頃のヴォーカルは、アンディ・クラヴリャーカ(とでも読むのか?)という人物で、後にSILENT CALLというテクニカル系のバンドで活躍していきます。


このアンディも伸びやかなハイトーン・ヴォーカルを聴かせる実力者ですが、特徴という意味ではやはりトミーには敵わないといっていいでしょう。


サウンドの方もこの頃は、SYMPHONY Xからの影響を感じさせるような、クラシカルなフレーズを主軸にしたテクニカル・メタルで、「うん、まぁ、なかなかいい新人が出てきたね!」程度のインパクトでした。


ただし、その当時からやはり演奏は非凡なものを感じさせ、特にこのバンドはベーシストのセンスが凄い!


ギター、キーボードとのユニゾン・プレイはもちろんですが、それ以上に物凄くメロディアスなソロの数々が凄いのです。なかなかここまでインパクトに残るベース・ソロを多数残しているベーシストはいませんぞ。


で、2nd「Waiting in the Wings」へと参ります。
seventhwonderwaitinginthewings.jpg

ここでトミー・カレヴィックが加入!


温かみある声質が魅力ですが、ハイトーンでは力の篭った熱いシャウトを聴かせるという側面もあり、とにかくエモーショナル。このアルバムではまだまだその才能の一端が開花したに過ぎないという印象で、曲の方もまだまだトミーの歌唱力を全部引き出しているとは言えません。


このアルバムはまだ難解さの方が先行している印象もあり、部分的にはよくても・・・ちょっと惜しいという部分があるのも事実。


しかし、そんななかにも名曲がすでにあります。


それが、この「The Edge of My Blade」


緩急付いた展開に、トリッキーなリズムの数々、そして独特かつドラマティックなサビメロが素晴らしい!


さらに間奏前のトミーの張り裂けんばかりにエモーショナルなシャウト、ラストの「Edge of my・・・・・・・・・・・・・・・Blaaaaaaaaaaaade!!!」っていう音程を意図的に外し気味にシャウトする部分とか最高にカッコいいです。



で、次に紹介するこの曲はSEVENTH WONDERの中では例外的に、1度聴けば分かるくらいにキャッチーな曲。変拍子入りでリズムは厄介であるものの、このクサメロはメロパワ好きでも聴けるレベルではないでしょうか?


メロディアスではあるものの、複雑なフレーズでのギター&キーボード&ベースの3者高速ユニゾンが炸裂しまくりで凄まじい曲です。インパクトあるので最初に聴くのにオススメ。


キャッチーなサビがたまらんです。




そして次が稀代の名盤、3rd「Mercy Falls」!
seventhwondermercyfalls.jpg

アルバム全体がストーリーになっているコンセプト・アルバムで、同じフレーズが何度か変奏形式で登場してきます。


正直、1度や2度聴いたくらいでは覚えられないくらいに複雑な曲構成、リズム面、メロディの数々で占められた作品ですが、コレが繰り返し聴いていくうちに、徐々にフレーズを覚えていくわけですね。


それらを全て覚えた時、それはそれはとてつもない感動に包まれます。


とにかく、全てのピースが凄まじいクウォリティを誇っているため、それらが完全に合致すれば、曲として当然凄まじいクウォリティになるわけです。


さらに、表現力を増したトミーの歌唱。そして、トミーの歌唱を最大限に活かすメロディー、加えて初期に感じられたクラシカルさがほとんど排除されて独自のフレーズが満載になったという点・・・


全てにおいてクウォリティが飛躍的にアップした1枚と言えます。


ついにその才能が開花したな!といったところ。


そんなわけで曲紹介。


この「Unbreakable」はもう全部素晴らしいですw最初から最後まで全部が聴きどころ!


私が歌メロを把握するまでには5回くらいは聴いたと思います。本当に一回じゃ覚えられんw


演奏面も、物凄くメロディアスかつ独創的なフレーズのギター・ソロ、物凄くエモーショナルなベース・ソロ、キャッチーじゃない歌メロに反してやたらとキャッチーなキーボードのフレーズ、手数多くもここだ!という聴かせどころを心得たドラム・・・


そして、トミーの歌唱ですよ。


コレを聴けば、並のヴォーカルじゃないことは分かっていただけると思います。コレぞトミー・カレヴィックの歌唱!


中間の静のパートでの、超絶エモーショナルなヴォーカルが絶品です。その歌唱から泣きのギターという流れはまさに反則!ラストのシャウトもまた最高にカッコいいのです。




このアルバム、全体的に素晴らしい曲が揃っていますが、個人的にオススメしたいのがラスト手前くらいに控えている「Hide and Seek!」


この曲も素晴らしいのです。疾走パートも含めた緩急付いたリズム展開に、爽やかなサビが素晴らしい。


で、この曲も実にギタリストのセンスが光っています。前半の歌うようなソロに、後半の切なげなソロ。この後半4:21からのソロがやばいです。同じようなフレーズを使いつつ、テクニカルに展開させて別なように聴かせていくというテクニック。素晴らしいセンスです。


その後の爽やかなベース・ソロ!なんですかコレは!といった感じ。さらに泣きのギター・ソロ、歌うようなキーボード・ソロ、トミーのエモーショナルな絶唱へと繋がりもう涙で目の前が見えませんw!


SEVENTH WONDER屈指の超名曲と言えましょう。




暑苦しく3rdを紹介したところで、その2年後2010年にリリースされた4th「The Great Escape」へと移りましょう・・・
seventhwonderthegreatescpae.jpg

私の最大の関心は・・・


果たしてあの超名盤、3rdを上回ることができるのか?


というところでした。


結果・・・


なんてこった・・・


あの超名盤をやすやすと上回ってしまうとは・・・!!


といったところですw


このバンドの特徴は、繰り返している通り、「メロディアスでありながらもキャッチーではない」といったところにあります。


なので、最初聴いた時は・・・


うん、やっぱり3rdの方がいいかな?


と思ったわけですよ。


だが、だがそこはさすがSEVENTH WONDER!


私の認識が遥かに甘かった。


繰り返し聴くうちにこの4thでまたいかに成長しているかというのが分かってしまう内容だったわけです。


エモーショナルさに加え、さらに安定感、そして艶をも得たトミーの歌唱。


より独特に展開するフレーズ、歌メロの数々、さらには30分の大作!!


圧倒されます。


1、2回、いや、3、4回聴いてもこの深さはなかなか理解できないと思います。


現に私がこのアルバム全体を気に入ったのは買ってしばらく経ってから。


とりあえずTr.3「The Angelmaker」にハマったものの、あとの曲は「む、難しい」といった感じでした。


が、このアルバムとにかく凄いのです。


壮大なイントロから何か期待してしまうTr.1「Wiseman」。最初に聴いた時は、「ん?なんかあっさりしてるな?」とか思いましたが、いやとんでもない。やはり彼ら独特のメロディーにやられました。こんな歌メロは彼らしか作れません。シンプルなようでいてやっぱり複雑なリズムも聴き応え抜群。


Tr.2「Alley Cat」は、どことなく80年代AORを思わせるような雰囲気を漂わせた曲で、後半にテクニカル・パートが待ち構えています。この曲も2ndの「Not an Angel」並にキャッチーで、彼らの中では例外的とも言える曲。実はこの曲はそこまで好きでは無かったりするw


そしてTr.3は個人的最強名曲「The Angelmaker」!!


未だにこの曲は、自分以外の人が「いい!!」と言っているのを見たことも聞いたこともありませんw


でも本っっっっっっ当に超名曲です!!


この曲ですら完全に気に入るまでは5周くらいかかりましたw 最初に聴いた時「お、コレなかなかいい!」とか思っていたものが、曲を把握して気に入ったあとはもう言葉にならないくらいに涙しまくりです。本当に涙なしには聴けない究極に美しい名曲!


イントロからめくるめく複雑なリズムが満載で、結構陰鬱な雰囲気の曲です。サビがまるで2段階あるんじゃないかと思わせるようなドラマティックな曲構成をしており、そのサビで毎周ごとに微妙に歌いまわしを変えながら歌唱するトミーがまた素晴らしいのです。


この曲では全体的にキーボードの活躍が大きく、バックをきらびやかに切なく彩ったり、直接的なメランコリーを紡ぎだしたり、素晴らしい活躍です。間奏ではまたしても、ギター&ベースによる複雑な速弾きフレーズによる超絶ユニゾンが待ち構えています。


これこそ超絶技巧があるからこそ成せる曲!!テクニカル・メタルの魅力はやはりこういうところにあると私は感じるわけです。


はい、長々語りましたがようやく曲です。たぶん一回聴いただけでは「なんとなくいいなぁ〜」程度で泣くほどではないと思います。ぜひ号泣できるほどまでに聴きこんでくださいw!


次のTr.4「King of Whitewater」も割とキャッチーな曲で、コレも複雑なリズムが印象的な佳曲。


で、次なるハイライトがTr.5「Long Way Home」!


きた、本格的なスロー・バラードです!


きらびやかで切なく美しいピアノの音色に、泣きのギター、そしてトミーのエモーショナルな歌唱(このフレーズ何回目だw)!トミーがバラードを歌ってしまうとこんなにも凄い!!といういい例。


ラストのサビで女性ヴォーカルがトミーとハモりだしますが、この演出は反則でしょう〜。聴き終わる頃には涙で目の前が見えませんw

個人的にはここ数年で聴いたバラードの中で最高の1曲。


でもコレを気に入ったのも意外と買ってから結構経った後だったんですよね。本当にいい曲ですよコレ。




そんな素晴らしいバラードの次にまたしても超名曲が!!


それがTr.6「Move on Through」!


コレもですね、SEVENTH WONDER節全開過ぎる、奇妙美しい歌メロが満載された曲です。ホントこのバンドの曲はバンド名通りWONDER過ぎます。素晴らしい。この曲は今ではTr.3「The Angelmaker」並に好きな曲。サビ前の12/8拍子(かな?)と、サビの3+4拍子とかたまらんw イントロと間奏にあるベース・ソロも素晴らしすぎる。



こんなに名曲だらけなのに、ラストに大物が待ち構えています・・・。


それが30分にも及ぶ大作「The Great Escape」!


どんどんと場面展開、転調を繰り返しまくる超絶複雑な組曲的な構成を持った曲です。ホントにコレは複雑で、曲をきちんと覚えたのは買ってから1年経った時でしたw


が、ハマってしまうと抜け出せないのです。


こういった大作というのは、インストゥルメンタル・パートに比重が置かれて、歌が少ないという曲も多いかと思いますが、この曲は実に歌が満載!!


まさにトミー・カレヴィックの歌唱を30分楽しめる曲!!


といっていい仕上がりなのです。


バラード調にエモーショナルに始まり・・・勇壮なパートへと展開し・・・その後もあれこれ。


この曲にトミー・カレヴィックの凄さというのが集約されているといっていいでしょう。多彩に変化する場面に合わせ、表情を変える彼の歌唱はシーン屈指のものです。


そして、その楽曲を構築する楽器部隊の活躍はもう言うまでも無し。全部が聴きどころです。


個人的には特に、17:18からの歌唱から泣きのギター・ソロへの流れと、最後の場面での歌唱が好きな部分。


まさに30分全部がクライマックス。超絶技巧と美しいメロディの宝庫といって良い名曲。このバンドだからこそできた名曲です。


まぁコレは長いので、時間ある時に適当にどうぞw



・・・・




ということで、長々と語ってしまいましたが、SEVENTH WONDERとはこんなバンドです。


個人的には'00年以降に出てきたバンドの中では最高に好きなバンド。


少しでも魅力が伝われば幸いにございます!


「The Angelmaker」気に入る方が出てくれれば最高に嬉しいですw


あれはもうあまりにも名曲すぎる。


ういじゃ〜!



posted by メタルエリンギ at 15:04| 千葉 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | SEVENTH WONDERのススメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする