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2017年03月08日

NOCTURNAL RITES / Tales of Mystery and Imagination(エンド・オヴ・ザ・ワールド)

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スウェーデンのメロディック・パワー・メタル・バンドの'97年2nd。


日本盤には収録曲、「End of the World」からエンド・オヴ・ザ・ワールドという放題がアルバム自体につけられており、かつジャケットも違うため、Tales of Mystery and Imaginationとは全くの別物に見えてしまいますが、同じタイトルですのですでに持っている方はご注意ください。
※というのも私がかつてダブり買いしてしまったからです(笑)。


この頃のヴォーカルは日本人的にはインパクト絶大な名前のアンダース・ザックリソン。パワーこそ特筆すべきところはないものの、アンダースのマイルドでエモーショナルなクリア・ハイトーン・ヴォーカルはなかなかに魅力的。ニルス・ノーベリのテクニカルで構築感のあるフレーズの速弾きソロ魅力的。また、余計なイントロダクションが無くTr.1からいきなりクサ疾走曲というのも魅力的です。


また、後の作品では正統派メタル寄りになって疾走感が控えめになっていく彼らですが(それでもメロディは充実していますが)、このアルバムは疾走感がとにかく強く、それでいてメロパワ感も非常に強いです。全12曲中、Tr.1、4、5、8、9、10、12と実に7曲が疾走ナンバーで、HELLOWEEN的な明るいものもあれば、ネオクラ寄りなシリアスなものに、正統派寄りなものとバラエティに富んでいます。中でも明るい疾走曲でサビがキャッチーなTr.10はメロパワ・ファン必聴のキラー・チューンです。


そして他に、IRON MAIDEN丸出しな3連アップ・テンポ・ナンバーTr.2、アンダースのエモーショナルなヴォーカルが絶品な哀愁のミドルTr.3、HELLOWEENぽい明るい3連ナンバーTr.6などなどをバランス良く配置した素晴らしいメロディック・パワー・メタル作品。強いていうなら音質が多少薄っぺらいと感じるところもありますが、それでも総合的にはメロパワ・ファンであれば1度は聴いておきたいと言える充実の内容です。
posted by メタルエリンギ at 18:31| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | HM/HR K、L、M、N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

MINSTREL(吟游家) / Departure for Daydream Orbit

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台湾のメロディック・パワー・メタル・バンドの’13年1st。


全体的にとにかく日本のメロパワ・バンド、GALNERYUSのYAMA-B時代のサウンドを意識しているのがよく分かるサウンド。Syuのようにワウを効かせつつ泣かせまくり、かつ流麗な速弾きもガンガン決めるギター、YAMA-Bっぽい歌いまわしのヴォーカル、Yuhkiっぽい音色のキーボード、さらには歌メロはもちろんのこと、疾走しつつテクニカルなリズムを随所にぶちこみたがるところまで見事にGALNERYUSフォロワーなサウンドです。


ただ、音質が薄っぺらいのが難点。メロディのクサさやギター、キーボードのソロの音、ソロのクサさを伝える分には全く問題の無いクリアな音ですが、弱々しく軽いドラムや刻みリフの音はメタル的アグレッシヴさやハードさが全く伝わってこないレベルです。さらに、ヴォーカルも低〜中音域はYAMA-Bとそんなに変わらない感じで歌えていても、高音域になると一気にか細くそれこそファビオ・ドッゾみたいになってしまうのが残念なところw 高さも中途半端です。安定感十分のギターやキーボードに比べ、ドラムが少し不安定な個所があるのも難点。


曲はもうGALNERYUS好きならば「いいねぇ〜、YAMA-B時代のガルネリみたいな音出すバンドが出てきたか!」と楽しめるか、「いやいや、ガルネリの劣化コピーでしょ。」と拒否反応を示すか二つに一つでしょう。実際、Tr.5は「Shining Moment」みたいな歌メロで、展開やフレーズが「Everlasting」といった感じだし、Tr.8も「The Awakening」を思わせるような展開をします。また、起伏のある展開の曲がほとんどで、終始疾走している曲が無く、部分疾走がほとんどなところも好みが分かれるでしょう。


そんな中、インストTr.7はクサメタラー必聴なほどの激クサなギターが大炸裂する曲で、もしかしたらコレがハイライトかも…と思える内容。スロー・パートが主体ながらも疾走ありの起伏のある展開は実にドラマティックですし、高音で哀愁全開のメロディで泣きまくるギターはとにかく強烈。全9曲でTr.1がイントロ、Tr.9がアウトロですが、それぞれの曲がそれなりに長いのでボリューム不足感はあまりないところは魅力的。


とにかくB級なGALNERYUSといった感じで粗削りなクサメタルですが、クサいのが好きな方は聴いてみて損の無い内容ですし、ギターやキーボードは十分なレベルと言えます。GALNERYUSみたいな激クサなメタルが聴きたい方にはオススメ。
posted by メタルエリンギ at 18:28| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | HM/HR K、L、M、N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ANGELO PERLEPES' MYSTERY / Mystery

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ギリシャのネオクラシカル・メタル・バンドの’91年1st。(G)Angelo Perlepesが率いるバンドです。


Tr.1はRIOTみたいな哀愁の正統派メタル疾走ナンバーで、ソロにクラシカルなフレーズが出てくる程度で、Tr.2は分かりやすいメロディの叙情的なミドル・ナンバーですが、ネオクラシカル・メタル調の3連ミドルTr.3からはネオクラシカル・メタル色が一気に強まります。ソロは一層クラシカルなフレーズがメインとなり、インギーのスロー・ナンバーみたいなTr.6、クラシカルなフレーズが満載のインストのラストTr.7などは完全にネオクラシカル・メタル。


ギタリストのスタイルはネオクラシカル・スタイルで、曲そのもののクラシカル色が薄い曲でも豪快な高速ピッキングにスウィープを交えたクラシカルなフレーズのソロをガンガン決めてきます。しかもソロは長めですw 曲数は7曲と少なめですが、疾走、ミドル、アップ・テンポ、スロー、インストとバランス良く収録されていて、アナログ盤時代であればこんなボリュームだろうなと思える内容です。


難点は歌メロの弱さ。サビが、「え?今のサビ?」といった感じのインパクトに残りづらいものが大半。また、ヴォーカルはドゥギー・ホワイトを思わせるような感じで、シャウトこそパワフルだけれどもなんだか今一つパワーが足りないところもドゥギーっぽいため、可もなく不可もなしといったところです。音質面も少々薄っぺらいですが、この当時であればこんなもんかなと思ったりも。


ネオクラシカルなギターが好きな方は、豪快な速弾きにメロディアスな泣きも交えたソロで十分に楽しめるでしょうし、Tr.1やTr.7は王道でありつつも素直にカッコいいと言える仕上がりです。ネオクラシカル・メタル好きにオススメ。
タグ:クラシカル
posted by メタルエリンギ at 18:25| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | テクニカル/プログレッシヴ&ソロ・プレイヤー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

OUBLIETTE / Apparitions

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USのメロディック・ブラック・メタル・バンドの’14年1st。


女性ヴォーカルらしいのですが、聴いていてもあまりそれとは分からない気合の入った掠れデス声が実にカッコいいです。また、Tr.5ではクリーン歌唱も部分的に聴かせてくれます。メロディック・ブラックの中でも特殊なタイプで、正統派メタル、メロディック・デス的なメロディアスさではなく、ポスト・ブラック寄りな儚げなフレーズを主体としているのが特徴の、メランコリック・ブラックだとか、叙情ブラックだとか言いたくなる内容。


静と動の切り替わりのあるドラマティックに展開する練られた曲構成が素晴らしく、それでいて疾走パートも多めで疾走感もしっかりあるのが魅力的。どの曲も素晴らしいですが、特にFALLOCHの1stの曲にも匹敵するTr.4は凄まじい名曲。ゲストのDAYLIGHT DIESのヴォーカルの美声がいいスパイスになっています。儚いイントロのフレーズと叙情的で瑞々しいトレモロ・リフがたまらない1曲です。終盤のメロディアスなギター・ソロのインパクトも強烈。


大体6、7分と少々長めですが、とにかく儚く叙情的なフレーズに満ち溢れた名作。多くのポスト・ブラックほどフワフワしておらず、アグレッシヴさがしっかりとあるところが魅力的です。メロディック・ブラックの中でもクサメロ系、正統派メタル寄り系、メロデス寄り系とは一味違ったものが聴きたい方や、FENやFALLOCH辺りのポスト・ブラックが好きな方にもオススメです。
posted by メタルエリンギ at 18:23| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ブラック O〜Z | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

MUTALA / Carnivorous Disposition

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イタリアのテクニカル・デス・メタル・バンドの’01年1st。


2ビートとブラスト・ビートの高速疾走パートを主体に、曲中で頻繁に切り替わるビートに、変拍子も交えたテクニカルなリズム、そして多めの展開に、メロディアスさを抑えつつスウィープやタッピングなどのテクニカル・プレイを聴かせる流麗なギター・ソロによるテクニカル・デス・メタル。ヴォーカルは邪悪なガテラル・ヴォーカルで、リフは動きが多くテクニカルであるものの、要所でメロディックさなフレーズを使うくらいで全体的には邪悪さが強いサウンド。


テクニカル・デスというと、よくメロディック・デスみたいなサウンドのものもありますが、この作品は初期のPESTILENCE辺りを思わせるようなあくまでデス/スラッシュ・メタルが下地のメロディックさは控えめのテクニカル・デスであるところがポイントです。また、展開が多いのが特徴であるものの複雑すぎないのもポイントで、「次はブラスト・パート、次は変拍子〜」とカッチリとした構成をしているのが特徴です。


5〜7分程度の少し長めの曲がメインで、多彩に展開しつつも疾走感とブルータリティがきちんとあるのがやはり魅力的。3分程度のTr.7のような曲も聴きどころで、キラキラ星で始まったかと思ったら1分手前くらいでいきなり爆走し、変拍子パートも挿む展開が面白いです。他にもアルバムの真ん中にあたるTr.5はインストで、不気味なアンビエント・サウンドから荘厳に展開し、その後叙情的なアコギが加わる耽美なナンバーでGoodです。


音質面は多少薄っぺらく、演奏面もそんなにカッチリしておらず荒々しいですが、疾走感があってテクニカルな展開満載のテクニカル・デスが好きな方に非常にオススメ。また、メロディアスになるギリギリ手前くらいの感じでテクニカルなソロを決めるギタリストのセンスにも注目です。
posted by メタルエリンギ at 18:20| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | デス/メタルコア A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする