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2018年01月19日

DORMIN / Psykhe Comatose Disorder

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イタリアの個性派ブラック・メタル・バンドの’13年1st。


ブラック・メタルが基本でありながらも曲によってその表情が異なり、メランコリックな単音リフとクリーン歌唱のパートに、邪悪なリフとグロウルでのブラック・メタルらしい疾走パートを交えたTr.2、暗黒感の強いスロー・パートからテンポアップして狂気的な地声シャウトを聴かせるTr.3、心音やインダストリアル・ノイズを交えつつ進んでいく神秘的な雰囲気のアンビエント・ナンバーTr.4、疾走主体に起伏のある展開で聴かせるTr.5、不穏で気持ち悪いトレモロ・リフが印象的でこれまた起伏のあるアルバム最長12分半のTr.6、低音の歌唱とメランコリックなギターによる静かなTr.7と、ただのブラック・メタルとは言い切れないサウンド。


かといって、ドゥーム要素やゴシック要素、デス要素があるかと言われればそうでもないので、ドゥーム・ブラックとかゴシック・ブラックとか言うのもなんだか違う。ダークなパートもあるものの決してディプレッシヴ・ブラックとも言えない。といった感じの、個性的なブラック・メタル・サウンドです。不穏で暗黒なリフやブラスト等でブラック・メタル感を存分に出しつつ、変わった展開で聴かせるものが聴きたい方にオススメ。

ラベル:個性派メタル
posted by メタルの宮殿 at 17:54| 千葉 ☁| Comment(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

DOR FEAFAROTH / Истребление духовной проказы

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ロシアのシンフォニック・ブラック・メタル・バンドの’14年1st。


やかましく喚き散らすのをメインに時折グロウルも聴かせ、渋い朗唱までも聴かせるヴォーカルと、邪悪でありつつなかなか派手なストリングス主体のオーケストレーションを聴かせるキーボードが印象的なシンフォニック・ブラック路線の作品。音質こそ軽く、曲の長さも4分程度と普通ながらも曲の構成はかなり凝っているし、変拍子を使ったり、小節数にひねりを持たせたり、テンポが急に切り替わったりするひねくれたところもまた印象的な作品。


そうでありつつ、ブラスト爆走パートも多めで暴虐性もあり、ギターも前面に出てくる場面は少ないながらも寒々しく悲しげなトレモロ・リフを軸に速弾きフレーズも駆使したりしてしっかりと世界観を構築しています。オペラチックな朗唱を聴かせるTr.2に、非常にハイテンションに喚き散らすTr.4等、やはりヴォーカルにかなりクセがあるので聴く人を選ぶ作風ではあります。割とギター主導のTr.5のようにメロブラっぽい曲もあります。スローなパートと派手なオーケストレーションを纏った爆走パートを対比させたラストTr.7はアルバム中最もドラマティックな曲で大きな聴きどころ。


薄い音質でありつつ、曲や演奏がかなり凝っている邪悪なシンフォニック・ブラックが聴きたい方にオススメ。トータルで33分半とボリュームはコンパクトですが、中身はなかなかに濃い聴きごたえのある1枚です。

posted by メタルの宮殿 at 17:49| 千葉 ☁| Comment(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

DIVINE CODEX / Ante Matter

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イタリアの二人組ブラック・メタル・バンドの’10年1st。片方が(G,B)、片方が(Key,Ds)とバランス良く担当。ヴォーカルはゲストが参加。SETHERIALのMysteriisに、ex:SETHERIALのM.Svavelが主にアグレッシヴな掠れデス声を聴かせ、MAYHEMのAttila Csiharが持ち前の喉をすり潰すような気持ち悪いデス声を披露してきます。


そのAttilaの参加が非常に活かされている、まさにMAYHEMのDe Mysteriis Dom Sathanasのような殺気と冷気が充満した寒々しい怒涛のファスト・パートと呪術的で不気味なスロー・パートとの切り替わりで聴かせるブラック・メタル・サウンドで、そこにこれまた冷気と呪術的空気を運んでくるフワ〜っとしたキーボードが薄らと被さるのが特徴的。爆走主体の曲を中心に、ノイズと呪詛的な声の1分のTr.4や、アンビエントに不気味な声が木霊する呪術的な曲Tr.7のような曲を収録した内容。


もうAttilaのファンには是非とも聴いてみてほしい作品で、聴いていて「あ、Attilaやっぱりすげぇwww」ってなることうけあいな作品。上記のTr.4、7の不気味な声はやはり彼のものでしょうし、低音で唸るような気持ち悪いデス声もやはり彼ならでは。上記MAYHEMのDe Mysteriis Dom Sathanaの持つ地下室的な密閉された空気感と呪術性、儀式的雰囲気、寒々しさ、さらに怒涛の破壊的サウンドを見事に継承したような作品。


そもそもブラック・メタル臭すら漂ってこないジャケットからは地下室的な雰囲気など微塵も感じられませんが、中身はMAYHEMのDe Mysteriis Dom Sathanasのような実に強烈な内容!各楽器の音の分離はいいですが、薄らモヤがかかったような綺麗すぎない音がまたGood。全9曲で2分以下の小曲3曲のトータル32分半とボリュームは少な目ですが、それでも中身が濃くて充実している1枚です。タイトかつ手数の多い高速ドラム、決してメロディックにならない寒々しいギターも素晴らしく、文句の付けどころのない名盤!
ラベル:オススメタル
posted by メタルの宮殿 at 17:45| 千葉 ☁| Comment(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

DISTERROR / Catharsis

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メキシコのハードコアン・ブラック・バンドの'15年1st。


ハードコアン・ブラックってなんじゃい?って感じですが、いわゆるブラック/スラッシュとは違った感じの音なのです。というのも、ブラック/スラッシュはスラッシュ・メタル的な刻みリフを汚く邪悪に高速で刻み込みつつ爆走するスタイルですが、この作品の面白いところは、ハードコア的なシンプルなコード・ストロークを駆使しつつ、そのコード進行がとてもブラック・メタル的で、トレモロ・リフを使った時と同じような寒々しさを醸し出すことに成功しているところ。コレは案外いない音です。


その音はブラック・メタルが基本で、そこにハードコア要素が加わった感じなので、ブラック・メタル色のあるハードコアというブラッケンド・ハードコアとも、スラッシュ・メタルがブラック・メタル寄りに邪悪になったようなブラック/スラッシュとも違った感じなので、ハードコアン・ブラックかなといった感じw ハードコアとブラック・メタルの融合スタイルの中でも割と新鮮な音です。


それでいてトレモロ・リフを使った悲しげでメロディックなリフも素晴らしく、ただただハードコア色があるだけではなくブラック・メタルらしいところがしっかりとあるのが魅力的。ちょっぴりモヤっとした広がりのある音質に、邪悪なグロウル、不穏なリフによって全体的に寒々しさが強いのも特徴的。そこに1分の爆走ハードコアTr.4や、叙情リフが出てくる悲しげなメロデス的ミドル・ナンバーTr.6などを加えた内容。Tr.4こそ1分ですが他の曲は5〜6分あり、Tr.5に至っては8分、ラストTr.7は7分弱と結構長めでしっかりと展開もあって曲が練られているのもポイント。


トレモロ & 2ビートで寒々しく爆走するパートが超カッコいいTr.5、悲しい静のパートも交え、その後の悲しげなトレモロ・リフが素晴らしいTr.7の長尺曲2曲が大きな聴きどころ。ハードコア色があってもしっかりと寒々しく要所でメロディックな要素が炸裂するため、ブラック・メタル好きには幅広くオススメできるサウンド。疾走感があって寒々しいブラック・メタルが好きな方に非常にオススメの名盤です。
ラベル:オススメタル
posted by メタルの宮殿 at 17:39| 千葉 ☁| Comment(0) | ブラック A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ECLIPSE / Divine

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ウクライナのデス・メタル・バンドの’16年3rd。活動そのものは'95年からしているらしいものの、1stフルのリリースは'09年と時間がかかったようです。


2ビートとブラスト・ビートの疾走パートを軸に、閉塞感のある重厚なスロー・パートも交えた展開で聴かせるデス・メタル。SCREAMING FORESTにも在籍している(Vo)Volodymyr Deyevは、それらしい掠れデス声と、ガテラル・ヴォーカルを併用したスタイルで実に邪悪。デス・メタルらしい低音リフに、妖しいメロディを感じさせるトレモロ・リフや動きが速いテクニカルな中音域のリフを駆使するなかなかテクニカルなギターが印象的。狂気的な速弾きギター・ソロも聴かせてくれます。ドラムも非常にタイト。


音がクリアで音圧も十分で、ほどほどにテクニカルさもあるデス・メタルが好きな方にオススメ。ギターの動きの激しさと比較して、ブルータル・デスというにはドラムの手数と速度があと一歩感がありますが、どれかといえばブルデスが好きな方にオススメです。

ラベル:デス・メタル
posted by メタルの宮殿 at 17:34| 千葉 ☁| Comment(0) | デス/メタルコア A〜N | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする